日本絶景街道を走る!

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紀伊半島・熊野街道 後編

紀伊半島・熊野街道 前編からの続き

部屋のエアコンの効きが悪くてイマイチ熟睡できなかった・・・ 起きてすぐに風呂に向かう。
湯船から眺める水平線から上る朝日がこれまた格別で、「う~っ、写真撮りたい!」

一汗かいてスッキリ♪ 日の出を撮れず悶々とした後は朝食。
悶々はルンルンへ♪
旅館の朝飯ってなんでこんなに美味いんやろ・・・ ご飯おかわり!

 

チェックアウト後、まずは宿のすぐ近くにある「くじらの博物館」から。
「どうせ1時間も居れば十分だろう」と思っていたのだが、1000点以上に及ぶ生態資料や捕鯨資料などの展示を見ていると、けっこう時間が経っていく。
しかし、昔の人は数人乗りの小さな手漕ぎボートでよくもまぁ”クジラ”を捕りに行こうなんて考えたものだ。
下手すりゃ、引きずりこまれて・・・ って、思うのが普通じゃろに。

場内では”イルカやクジラのショー”なんかもやっているのだが、博物館の閲覧に予想以上の時間が掛かり、この後の予定を考えるととても観ている余裕は無い。
他にもちょっとした水族館や、イルカが泳ぐ水槽、自然の入り江を利用した飼育プールがあり、ふれあいの浜やふれあい桟橋ではイルカやクジラに触ったり、餌やり体験もできる。
くじら博物館 くじら博物館

水族館を観て、ぼちぼち出ようかと歩いていたら、ちょうど餌やり体験をやっていた。
くじら博物館

小さな子供なんか喜びそう、子供連れで来たら1日楽しめそうな所だ。
もちろん、カップルでもどうぞ♪

国道42号線に出て串本に向かう。

 

紀伊半島・熊野街道

和歌山県東牟婁郡太地町から西牟婁郡白浜町に至る、延長約88kmの区間。

今回は走っていないが、西牟婁郡白浜町から和歌山市紀三井寺に至る、延長約97kmの区間はこちら。

ここからは昨日からの続きだ・・・ といっても、串本までは昨日行っているので、「橋杭岩」や「潮岬」、「串本海中公園センター」はすでに訪れている。
「紀伊大島」だけが時間切れだったため、今日はまずそこから♪

橋杭岩を横目に、串本町で県道41号線へ折れるとすぐに見えてくるループ橋。
くしもと大橋
少し行き過ぎた先の別角度から
くしもと大橋

 

 

 

 

 

 

 

 

ループ橋~苗我島~くしもと大橋
くしもと大橋

紀伊大島」に渡ったところで小休止・・・ と、野良猫がニャアニャア鳴いている。
近づいても逃げようとはしない。
野良猫
野良猫たぶん腹減ってるんやろうけど、生憎食べ物は何も持ち合わせていない・・・

スマンのう(+_+)

 

 

 

 

樫野崎灯台」までは、紀伊大島に上陸して7kmほど。
駐車場からは歩いて10分ほどかな。
樫野埼灯台

 

 

 

 

 

 

 

樫野埼灯台

 

 

 

 

 

 

 

 

キレイなもんや・・・
樫野埼灯台
”岬”ってなんか好きやな♪
樫野埼灯台

 

 

 

 

 

 

 

 

本州へ!?戻る途中に「海金剛」なる看板が。
せっかく来たんやし、寄っていくか。海金剛
遊歩道を歩いて行くと・・・

 

 

 

 

 

ほぉ~、なかなかの景勝地「海金剛
海金剛
海金剛

 

 

 

 

 

 

 

 

ここもまた素晴らしい景観で、断崖絶壁や荒々しい奇岩群を観ることができる。
全く知らなかったが、意外な穴場を発見♪

どうせなら潮岬方向に行って昨日と同じく半島を一周したいところだが、ここでも予想以上に時間を喰ったので、素直に来た道を戻り国道42号線へ出て白浜へ向かう。

この熊野街道、熊野から新宮辺りまでは砂浜沿いの真っ直ぐな道が多かったが、太地から白浜までは海岸沿いのほとんど直線の無いワインディングロードが延々続く素晴らしいドライブコース。
もちろん途中には街中を走る部分もあり、地元の人にとってはこれが生活道路なのだが、なんとも羨ましい。

オシッコタイムを一回はさみ、富田川に架かる冨田橋を渡り県道34号線へ。

 

まずはアドベンチャーワールドが右手に現れ、すぐに南紀白浜空港。
よくもまあこんな所に空港を造ったものだ・・・ 空港を過ぎれば海岸線へと出る。

しばらく走ると、一つ目の景勝地「三段壁だ。
駐車場から数分も歩けば展望台!?展望所!?が二つほどある。
三段壁
三段壁

 

 

 

 

 

 

 

 

ここら付近から観ている限りでは、「なんか意外と”小ぶり”だなあ」という印象だったのだが、足元の悪い中、行ける所まで行ってみようと歩き出す。
断崖の際にはロープが張ってあり、「これより先には入るな」の看板。
三段壁

 

 

 

 

三段壁

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく歩いて行くと、印象はまったく違ったものに。
先の方まで行くと自然のままの造形美と断崖絶壁が素晴らしい!
絶壁から平気で身を乗り出すおネーちゃんも・・・ ええ度胸や♡ 好っきやなぁ♡
三段壁
三段壁

 

 

 

 

 

 

 

 

平日だというのに観光客も意外に多い。
あまりの暑さにソフトクリームでも食べようと店先に入ったら、そこにはとんでもない誘惑の文字が!

「生ビール、キンキンに冷えてます」「サザエのつぼ焼き」・・・  ぐううっ(*_*;

 

次は、クルマで数分走って「千畳敷
千畳敷
千畳敷

 

 

 

 

 

 

 

 

写真を撮ってたら、ファインダーに入ってきた爺さん。
さっきの三段壁で、絶壁の際に座って何か食べてた爺さんや!
視線を変えると、三段壁の奥の方で見かけたカップルの二人や十数人で来ていたグループも!!
みんな行動は同じやな・・・
千畳敷
千畳敷

 

 

 

 

 

 

 

 

三段壁よりもさらに多い観光客!なんだか人がうじゃうじゃ歩いている。
ここでも誘惑の文字が手招いていた・・・ (-_-;)

 

千畳敷から少し走れば
静岡県「熱海温泉」、大分県「別府温泉」と並ぶ、日本三大温泉の一つ、「白浜温泉だ。
ちょっと変わった日帰り入浴施設などもあるようだが、この後は「龍神温泉」に向かうので、残念ながら今回は素通り・・・ いずれまた訪れるとしよう。

そして「円月島
円月島

カメラの逆光補正モードで撮ったら、あらら・・・ 今回はこれに結構泣かされた(+_+)
さあ、後は龍神温泉に向かうだけ。

 

”とれとれ市場”などにも寄り道したかったが、日が暮れる前に着き、露天風呂から日暮れを観たい。
というわけで、県道34~31号線から国道42号線に戻り北上、すぐに国道311号線へ。
冨田川に沿って気分良く走る。

中辺路町から国道371号線を使うが、ここから先は地図を見る限り林道レベルだろう・・・
トンネルや2車線の区間もあり、最近整備されてきている感もあるが、旧道部分は1~1.5車線で路面も悪い。
さらに落石がゴロゴロしている所もあり、車高の低い車は腹をこすってしまう。

そこそこの距離を走ってぶつかるのが県道735号線。
去年、高野龍神スカイラインを走った後、国道425号線が通行止めだったので仕方なく使った延長約40km以上の酷道、いや林道!?だ。

少し走って再び国道371号線。
この区間は国道371号線が途切れている区間なのか・・・
そのまま十数分北上すれば龍神温泉だが、その少し手前で交差する国道425号線は・・・ ま~た通行止め!
っていうか、去年からまだ開通していないの!?
帰りに使う予定だったのに・・・

ちなみに中辺路で国道371号線を走り出してからここまで、対向車無し!
帰りのルートは風呂に浸かりながら考えるとしよう。

 

日本三大美人の湯

日暮れまではあと少し、いいタイミングで到着したようだ。
ということで 「龍神温泉元湯」
龍神温泉湯元 龍神温泉湯元

露天風呂のすぐ横には日高川が流れ、山間にある落ち着いた温泉だ。

島根県「湯の川温泉」、群馬県「川中温泉」と並ぶ日本三大美人の湯の一つ。
龍神温泉

泉質は無色透明でナトリウム炭酸水素塩泉(重層泉)で日本一!
龍神村で唯一の源泉掛け流し。

段々と日が傾き、山の稜線と空のスカイラインもコントラストが低くなっていく。
気ん持ちいい~♪  小1時間湯船に浸かって、たっぷりと汗を流す。

風呂から出ると完全に日は暮れていた。龍神温泉湯元

 

 

 

 

帰り道だが、去年使った県道735号線、ここまで来るのに使った国道371号線共に、日が暮れてから走る道ではない。道狭い、落石多い、灯り無し、対向車無し・・・ なんかあったらどうすんの!?

高野龍神スカイラインも、昼間はチェーン規制で通行できるようだが、夜間は通行止め。
仕方ないので、国道425~424号線で阪和自動車道・有田ICを目指すことに。
大阪経由で帰るしかあるまい ・・・っていうか、時間的には一番早いだろう。
上に乗ってしまえば2時間強ぐらいで家に着くはずだ。

お腹もすいたし、食べ物屋を探しながら有田ICを目指すが、何も無い・・・
道の駅がいくつかあったが、早くも店閉まいしてるし。
なんぼなんでも早すぎるやろ!

言うてる間に1時間ほどで有田IC到着。
結局、紀ノ川SAで和歌山ラーメンを啜り、
21:30帰宅

走行距離 2日で840㎞

 

紀ノ川SAで買ってきた「ふぐの塩辛」「くじらの大和煮」「かまぼこ」などを肴にビールを煽る。
至福の時♪

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