美ヶ原スカイラインは、長野県松本市三才山・美鈴湖より武石峠・県道62号線合流地点に至る、延長約12kmの林道美ヶ原線の通称である。
元有料道路だったが、ビーナスラインの無料開放に合わせて2002年4月20日より無料化されている。
美ヶ原高原道路は、長野県松本市三才山武石峠・美ヶ原スカイライン終点より同市大字入山辺・美ヶ原自然保護センターに至る、延長約5kmの県道62号・美ヶ原公園沖線の通称である。
おそらくは、ただ単に美ヶ原自然保護センターまでのアクセス道としての開通であると思われるが、独特の景観を持つ絶景のドライブロードとなっている。
高原を縫って走る清々しさと景観美は、鉢伏高原スカイラインとよく似た趣を持つ。
概要
美ヶ原スカイラインは松本から美ヶ原高原へ向かうメインルートとなるが、元有料道路とはいえ、標高を上げるまでは展望の良い区間は少なく、観光道路というよりもアクセスルートといった趣である。
道中には”袴越しレンゲツツジ群生地”や大パノラマが広がる展望台などの見所もある。
初夏に「ツールド美ヶ原」という自転車のヒルクライム競技が行われるのでも有名で、そのせいかサイクリストに頻繁に遭遇する。
美ヶ原スカイラインと、これに接続する美ヶ原高原道路は、ビーナスラインとともに美ヶ原高原へのアクセスロードとなっている。
美ヶ原高原へのドライブは、一般的にはビーナスラインを使って車山~霧ヶ峰を経由し、美ヶ原高原美術館が終点となるが、そこからは王ヶ鼻、王ヶ頭まではかなりの距離がある。
※ちなみに、松本~扉峠を結ぶ、アザミアザレアライン(よもぎこば林道)もあるが・・・
王ヶ鼻や王ヶ頭からの絶景を楽しむには、美ヶ原スカイライン~美ヶ原高原道路を経由して、美ヶ原自然保護センターの駐車場より王ヶ鼻、王ヶ頭へと向かって散策する方が、徒歩による距離は短くなる。
標高2000mの美ヶ原高原は夏の涼風や高山植物、また広々とした風景は心が洗われる爽やかな高原だ。
一般的には美ヶ原高原を散策するためのアクセスロードとしての認識のほうが高いのかもしれないが、特に美ヶ原高原道路は抜群の景観の中を走り抜ける絶景ロードである。
思い出の丘からの眺めも壮大で素晴らしい。
松本市・浅間温泉や国道254号線から案内に従い美鈴湖へ向かう。
美鈴湖までの区間は道幅も十分あり、「走り屋」たちが夜な夜な暴れているようで、道路にはブラックマークも多数見受けられる。
尚、何本かある美鈴湖までのアクセス道には、二輪車通行止めの区間もあるので要注意。
美鈴湖から先が、美ヶ原スカイラインとなる。
山岳道路らしく、勾配はキツイしヘアピンも多い。
前半は道幅も十分で、路面状況は良いとまでは言わないが、悪いわけでもなく、可もなく不可もなくといったところか。
森の中を駆け抜ける感じだ。
標高が高くなるにつれ1.5~2車線といった感じでやや狭くなってくるが、すれ違いに気を使うほどでもない。
(観光バスも走っているらしく、年々、改良により広くなっているようだ)
視界が広がる区間もボチボチ出てくるため、開放感を感じながらのドライブとなって気持ち良い。
途中にある展望台からは、眼下には松本市街、遠くには北アルプスを眺望できる。
武石峠まで来れば美ヶ原スカイラインも終点となり、 武石峠茶屋跡(石垣だけが残る)や女鳥羽川源流の湧水がある。
武石峠から、県道62号・林道美ヶ原公園沖線を美ヶ原自然保護センターへと向かうピストンロードが美ヶ原高原道路だ。
少し走ると視界が開け、まずは駐車場から徒歩で数分程度の思い出の丘へ立ち寄りたい。
中央アルプスから北アルプスにかけての眺めは絶品だ。
走りながら車窓からの眺めは、左前方に景色が広がる往路のほうが観やすいだろう。
1.5~2車線で、やや狭い区間もあるが、そんなこと吹き飛ばすぐらいの絶景ロードだ。
後半は、高原牧草地の合間を走り抜ける快走路となり、これがまた気持ちいい。
美ヶ原自然保護センター・美ヶ原高原駐車場〈天狗の露路〉にて終点となるわずか5kmほどのピストンロードは、”鉢伏高原スカイライン”とまったく成り立ちが一緒という奇遇ぶりだが、どちらも大変素晴らしい景観を誇っている。
美ヶ原スカイラインの情報
美ヶ原高原ドライブの旅-信州の旅.com
利用案内
冬期は閉鎖 ⇒ 林道規制情報-松本市公式ホームページ
交通規制情報 松本建設事務所-長野県Web site信州 上田建設事務所-長野県Web site信州
住所・地図
美ヶ原スカイライン:長野県松本市三才山・美鈴湖~武石峠
美ヶ原高原道路:長野県松本市三才山武石峠~同市大字入山辺・美ヶ原自然保護センター
美鈴湖まで行き、その先のルートがわからずにアザレアライン~ビーナスラインにあがりました。事前にこのサイトにアクセスしていたら……もっと素敵なドライブができたでしょうね! あいにく美鈴湖で出会った人に聞いても どなたもご存知なく 残念でした。九州から訪問しました。
lapisさん、コメントありがとうございます。
いやいや、それはそれでいいと思いますよ。
私も基本的にはあまりリサーチをせず、現地で案内表示を見ながらフラフラ寄り道したりしています。
予定なんて狂ってばかりですが、それはそれで楽しいものですよ♪