中国の紅葉の名所の一つ、広島県廿日市市「安芸の宮島」。
安芸の宮島には過去にも訪れてはいるのだが、紅葉の時期にあらためて来てみたいと常々思っていて今日がその日となった次第。なんせ前回訪問後のひと月後に始まった大鳥居の改修工事が3年半も続いたからね・・・
宮島へ渡るフェリーの始発に合わせて家を出発。
夜明け前に廿日市のフェリー乗り場に到着したが、始発ではちょっと早すぎるので次の便で渡ることにする。
宮島の背後には朝焼けが ♡
まさか、フェリーの乗船待ち時間にこんな光景が拝めるとは・・・ なんだかイイ日になりそうな予感!?
大鳥居だが、この時点で記憶にある色とは違う気がするナ・・・
家に帰ってから、以前撮った写真と見比べたらハッキリするだろう ♪
2019年6月より始まった大鳥居の改修工事が2022/12/18、3年半振りに終了したのだ (^o^)
約1年ほど経過しているが、改修工事終了後、最初の紅葉シーズンというところかな ♡
厳島
厳島は、広島県廿日市市宮島町の瀬戸内海西部、広島湾の北西部に位置する島である。
ちなみに、正式名称は「厳島(いつくしま)」で、「安芸の宮島」「宮島」は通称である。
厳島は、京都の「天橋立」、宮城の「松島」と並ぶ、日本三景の一つである。
宮島に上陸し、まずは当然ながら「厳島神社」へと向かう。
2019/5/22にも訪れて記事も書いているのだが、そのときは干潮でイマイチ画にならなかったのだが・・・
さて今回は!? 「厳島神社」がメインではないので潮見表は見てないし ^_^
今回の「厳島神社」の写真は 日本の絶景・中国 厳島神社 に追加しておきますので御覧ください ♪
「厳島神社」を参拝した後、「みやじマリン 宮島水族館」へ向かって歩く。
水族館も大好きなのだが、今回は立ち寄ってるヒマなんぞない (-_-)
水族館前を素通りし・・・
おお! ここにもアタリマエのように鹿がいる ♪
紅葉の状況だが・・・ いい感じの木々もあるが、全体的にはちょっとビミョーなとこかな (^_^)
タイミングが難しく、落葉している木々が多いので色付いている木がメインとなり、全体像は撮れない (-_-)
朝早いせいもあって他の観光客の姿はまったく見えないが、鹿さんたちははのんびり朝食中 ♪
弥山原始林の麓にある雄大な自然が広がる穴場スポットで、紅葉だけでなく、春は桜の名所でもある。
そして弥山登山道の出発点にもなっている。
ちなみに、大元公園の手前に小さな「木比屋谷公園」というのがあるようなのだが、気付かなかった (-_-)
地図に載っていない、地元民が紅葉狩りに訪れるスポットらしい。
「大聖院」へと向かう。
ボチボチ色付いた木々の林を抜けると・・・
「厳島神社」を中心とした町並みや、海に浮かぶ「大鳥居」、「千畳閣」に「五重塔」もしっかり展望できる ♡
この角度から俯瞰できるのも貴重なんじゃないかな!?
「仁王門」をくぐり、石段を登っていく・・・ 両脇の紅葉は残念ながら落葉中だな (-_-)
石段の左側には「五百羅漢園」があるのだが、帰りにゆっくり見ていこう。
「勅願堂」、「摩尼殿」付近は特に色付いた葉っぱがいい感じに彩りを添えていた ♡
めっちゃイイ感じじゃんココ (^o^)
1200年の歴史あるお寺で、真言宗御室派(総本山仁和寺)の大本山大聖院。弘法大師空海が唐より帰朝後宮島に渡り弥山にて修行なされ、西暦806年(大同元年)に開基。
皇室との関係深く、鳥羽天皇勅命の祈願道場として、また明治天皇行幸の際の宿泊先に、さらには秀吉が茶会を開いたこともある格式高いお寺だ。
厳島神社の別当寺として祭祀を司り、社僧を統括してきた寺院である。
三鬼大権現を本尊とし、観音堂本尊の十一面観世音菩薩、勅願堂本尊の波切不動明王のほか、七福神、一願大師など数多くの仏像が安置されている。
厄除け開運のご利益が大きいことから「日本三大厄除け開運大師」の一つに数えられる。
石段から見下ろした風景だが、当然お地蔵さんの近くを歩くことはできたみたい・・・
なぜかこの時、その発想が出てこなかった (-_-) 下を歩いたらイイ感じの写真がいっぱい撮れたろうに ^_^
お地蔵さんと紅葉のコラボといえば、山口県の「大寧寺」を思い出すナ ♡
弥山山頂近くにある空海によって灯された“消えずの火”をずっと守り続けてきたお寺で、この火は「1200年間一度も消えたことがない」とされている。
ご覧の通り、赤やオレンジに黄色が乱舞!
階段やら石橋なんかの人工物も、こういった状況では景観をもり立ててくれるイイ脇役となる ♡
「紅葉谷公園」へ・・・ の、前に「宮島ロープウェイ・紅葉谷駅」へと向かう。
せっかくなので、「弥山」にも登ってみよう ♪ もちろん徒歩じゃないよ ♡
こんな景色を拝める場所があるのだが、階段の途中から先は「お茶屋」を利用しなければ立入禁止となる。
立入禁止ギリギリの所で見える景色がコレだ。
お茶屋で一服すればもっと絶景が拝めるのだろうが、なんかやり方が露骨で癪なので行かない (-_-メ)
ロープウェイで「弥山」へ向かう途中の景色だが、山肌は紅葉樹が少ないようだ。
ホントにポツポツと見られる程度・・・ 紅葉目当てに登る山ではない!?
循環式と交走式の2種類のロープウェイを連絡して運行する、日本では珍しい方式で営業をしている。
「紅葉谷」〜「榧谷」 1102m 高低差288m 約10分
「榧谷」~「獅子岩」 524m 高低差62m 約4分
断崖の上からの眺めは素晴らしく、広島港から呉港、厳島海峡、安芸灘の島々まで一望できる。
・・・のだが、生憎の天気で景色はご覧の通り (-_-)
20分ほど歩けば、弥山本堂と霊火堂に参拝できる。
弥山本堂は弘法大師が延暦25年(806年)に創建。霊火堂で護られる火は大師が修行した時以来、1200年以上燃え続けているとされる。「消えずの火」として弥山の七不思議に数えられ、広島平和記念公園の「平和の灯」も霊火堂から採火された。
奇岩の不動岩やくぐり岩を経由して、さらに10分ほど登れば標高535メートルの弥山山頂となる。
本当の宮島の良さというのは弥山からの眺めにあると言われている。
かの伊藤博文も「宮島の真価は弥山頂上からの眺めにあり」といい、当時7千円(現在の価値で2500万円相当)も出資し、弥山登山道をつくった。
宮島が日本三景の一つに入っているのはこの「眺め」でもある。
もちろんここは山頂まで! と思ってたのだが、ここまで朝から散々歩いてきて体力的に不安が・・・
チラッと見る限り紅葉は目に入らないし、紅葉メインの今回の旅では特に行く価値はなさそう。
それを言うなら宮島まで来て弥山山頂からの景色を見らずしてどうする!! って話なのだが (-_-)
というわけで下山する・・・ 下りていくときの景色はさすがのもの ♪
山肌にはチラホラと紅葉の木々が、遠くには瀬戸内海を挟んで廿日市市や広島市の街並みを展望しながら ♡
ちょっとした沢が流れており、紅葉もチラホラと・・・
ピーク時だともっと鮮やかに色付いてるんだろうが、場所によっては見頃のタイミングが違うしね。
一本の大きなモミジの木はピークをやや過ぎたぐらいで鮮やかに色付いていた ♡
上の方から見ると赤い橋付近も良さそうに見えたのだが・・・
赤い橋(紅葉橋)付近は時すでに遅し・・・ といった感じ (-_-)
なんとか残っている葉っぱを絡めてムリヤリ撮ってみたが、やっぱりサマにならない・・・
厳島神社から徒歩5分ほどの場所にある、渓谷沿いの散策エリアだ。
シーズン中はイロハモミジ・オオモミジ・ウリハダカエデやヤマモミジなど約700本が紅葉する。
特に清流に朱塗りの影を落とす「紅葉橋」一帯の眺めは秀逸で、宮島を代表する人気No.1の紅葉スポットだ。
次に来る時は人が多い「紅葉谷公園」を朝イチにスタートして、今回のルートと逆に周るほうが良さそう。
園内には旅館「みやじまの宿 岩惣」が佇んでいる。江戸時代、この岩惣を立ち上げた人物が草木を植えたり、もみじ橋を架けたりして整備したのが紅葉谷公園となり、憩いの場となるよう茶店を開業したことが現在の岩惣につながっている。
広島の銘菓「もみじ饅頭」は、明治時代にこの公園のモミジをモデルに作られたと言われている。江戸末期から続き、皇族や伊藤博文、夏目漱石も宿泊した老舗旅館「岩惣」。明治時代、岩惣でしか味わえない茶菓子を提供したいと、女将が和菓子職人に製造を依頼して「もみじ饅頭」が誕生したそう。
川面に映るもみじを見ながら食す、もみじ饅頭が生まれた原風景だ。
が、ご覧の通り人がウジャウジャいる (-_-)
満潮の景色を是非撮っておきたかったのだが、こんなに人だらけでは画にならない・・・
今回も満潮時の写真を撮ることができなかった (-_-)
「千畳閣」は「豊国神社」本殿の通称。
千畳閣から嚴島神社の方角に大きな銀杏の木があり、秋には見事な黄色に色付く。
けっこう散ってしまっているが、それはそれで画になるのも銀杏の木 ♪ 近くまで行けないのが残念 (^_^)
建設途中で豊臣秀吉が亡くなったため未完成と言われ、閉じるものがない開放的な空間だ。
「千畳閣」の隣に高さ27.6mの五重塔が建っている。
足元にはいくつかのモミジの木があって赤と赤のコラボが見られるが、天気次第ではもっと鮮やかな光景となるだろう。
和様と唐様を巧みに調和させた建築様式の塔は応永14年(1407年)に建立されたもの。内陣の天井に龍、外陣の天井に葡萄唐草模様と色鮮やかな模様が描かれている。
塔の心柱は二層目で止まっており、風に強い構造となっているのが特徴だ。
さて、本日は宮島内「リブマックスリゾート安芸宮島」で宿泊していく。
料理の写真は・・・ ビュッフェスタイルだったので撮ってないし、撮るほどのものでもなかったということ。
今日はホンマよう歩いたわ・・・ 腰がバキバキでもう歩きたくない (ToT)
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