日本絶景街道を走る!

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四国カルスト公園縦断線

今回のドライブツーリングは、「四国カルスト公園縦断線」へ。

週間天気予報ではずっと天気がビミョーっていうか、今回の休みはすべて雨予報だったのだが・・・
なんとか外れてくれました♡

松山市まではフェリーで移動・・・ 前日19:00に出発し、北九州市小倉北区のフェリー発着所へ。
ちょ~っと早く着き過ぎたが、乗船して一人宴会の末、就寝ZZZ
エアコンの送風音がやたらうるさい(-_-メ) 寒いし、うるさいしでイマイチよく眠れなかったゾ。

5:15頃フェリー発着所を出発し、いつもと違う道を走る。
トンネルくぐって信号を右へ、県道219号線を走って松山外環状道路(無料区間)を使い国道33号線へ。
これはイイ! 今まで市街地を走って国道33号線へ向かっていたが、こっちの方が全然イイ!!

国道33号線を久万高原町へ向かう。
無料区間の自動車専用道路・三坂道路(今まで走ったことない)を使って時間を稼ぐ。
ん!? 霧が出てきたゾ
ひょっとして、雲海が観れるんじゃないの♡

柳谷で国道440号線へ進路を変えて地芳峠へ向かう。
”地芳道路”となるトンネル手前で県道36号線と交差するが・・・ 地図を確認・・・
この先は長いトンネルがあって、地図を見る限りカルスト(地芳峠)の下を通っている感じ。
このまま直進しても四国カルストへはアクセスできなさそうなので、県道36号線を大野ヶ原方面へ。

このまま直進して地芳峠を通り過ぎ、県道304号線を使って東側からアクセスしようかとも考えたが、この後の予定を考えると時間的にムダが多くなるかな・・・
県道36号線は、地図上ではワリと太い道で、景色を楽しめる区間かなと思っていたのだが・・・
フツーに林道じゃん!
こういう所はあんまり走りたくないねん! とか言いながらも、毎回必ず走るハメになるのはナゼ!? (-_-メ)

しばらく狭小ワインディングを楽しんだ!? 後、突然視界が広がる・・・ 大野ヶ原だ!
すぐに県道383号線・四国カルスト公園縦断線と交差するが、このままちょっと先まで行ってみることに。

 

 

 

 

 

 

 

あらぁ~、ちょっと霧がかかってるけど、いい感じの景色が広がってます~ ♡
この辺りからさっそくカルストの片鱗を!? 魅せてくれる♪

さらにちょっと下まで走ってみたけど、この先は森の中に入っていく感じだったので、とりあえずはここまで。
来た道を戻っていく。
時間が許せば県道36号線は走破してみたかったのだが・・・

 

四国カルスト公園縦断線

四国カルスト公園縦断線は、高知県高岡郡津野町芳生野乙から愛媛県西予市野村町大野ヶ原に至る、延長約14.8kmの愛媛・高知県道(383号線)である。
愛媛県と高知県との県境、四国山地の標高 1000m〜1400m 以上の尾根を走る観光道路だ。

東西約25kmに渡って広がり、浸食作用で地表に露出した石灰岩が点在している。
白い石灰岩がヒツジの群れのように見える”カレンフェルト”や、すり鉢型の窪地”ドリーネ”など、カルスト特有の景色が望める。

さて、いよいよ四国カルスト公園縦断線・県道383号線へ折れて走り出すが、前方は真っ白け!
アリャリャ~、どうしましょ?

目一杯ブッ飛ばして「五段高原」辺りまで行けば、雲海が観れそうだが・・・
どれぐらい走ればいいのか? 時間的に余裕はあるのか? 撮影スポットはあるのか?
未知数ばかりだけに、あまりバクチも打てん。
今は雲の中だが、そもそも時間的(もう7:30頃)にこの先いつ晴れるかも分からんし・・・

上から観る雲海は諦めて、のんびり上っていくことにする。
すぐに見つけた「源氏ヶ駄馬」の表示・・・ ちょっと晴れるまでの時間稼ぎのつもりで案内に従って脇道へ。
狭い道を上った先にはチョットした駐車場があり、そしてそこから400mの登山!?
まぁ、行くしかないか・・・ (-_-;)

途中で、すでに息が上がってきた・・・ (/_;)
下を見下ろすと・・・ あらぁ~、いい感じの雲海が広がってはるわ ♡
こりゃぁ、早く上まで登らなければ!

源氏ヶ駄馬」標高約1403m、ゼェゼェいいながら、汗だくで登ってきたところ・・・

ん!? 舗装された道が!! クルマでここまで来れるの!?
「源氏ヶ駄場」は、源平合戦の時代に、白く点在しているカルストの岩々が源氏の兵士に見えたことで、平家の残党が逃げて行ったとの話が残っていることから、その名前が付けられたと言われている。
駄場とは山頂や山腹の平坦地という意味から山頂の平坦部分を指す。

それよりこの場所からはイマイチ展望が良くない・・・ 南方向だけはイイ感じのだが。

 

 

 

 

 

 

 

もう少しどっちかに向かって歩かねばならぬか? 舗装路の先にはな何やらちょっとした建物もあるが・・・
だが、せっかく上まで登ってきたのに、あらら、雲海が・・・ 消えていく・・・・・ (T_T)
途中で数枚だけでも撮っておけばよかった・・・ ちっくしょ~

仕方なく戻っていくことに。
少し下りるとこんな感じの景色が・・・ ここに雲海が広がっていたのだが・・・

 

 

 

 

 

 

 

山脈とカルスト台地に囲まれたのどかな集落、大野ヶ原。
ハイジやペーターが走り回ってそうだが!?
と、ハイジで思い出したが、某家庭教師のCMはかなりムカつく(-_-メ)
純粋無垢なハイジに感動して涙した世代としては、冒瀆としか思えない・・・ ナメくさっとる!
4・2・7・3・1!

駐車場に戻ってシャツを脱ぎ、クルマのドアにしばらく干しておく。
吹き出す汗が止まらん! でも、高原の風は冷たくてキモチイイ♪

ついでにズボンも脱いで、パンツ一丁でしばらく涼む。
どうせ誰も来やしないし ♡

 

県道393号線に戻ると・・・ 霧は晴れて視界良好♪

うん、懸念していたとおり、逆光が眩しいぜ♪ クソッ!
少しの間はこんな感じの開放的な所を走るのだが・・・

すぐに山間部へ突入、普通の山岳道路になってしまう。

高知県に入った! と思ったら愛媛県に戻ったりと、なかなか忙しい。

 

 

 

 

 

 

 

飛騨峡合掌ライン」を思い出すな・・・
少しずつ標高を上げていくと尾根伝いを走るようになり、勾配もコーナーも緩やかになってくる。

そして視界が開ける区間も多くなってツーリング気分は盛り上がる♪

 

 

 

 

 

 

 

なんとなく大分や熊本の景色とダブるが・・・ これはこれで十分楽しめる♪
もちろん、草原にはちゃんと!? 牛が放たれていたゾ♪

高原の中を貫いたり・・・

空に向かって走ったり・・・

 

 

 

 

 

 

 

なかなか変化に富んだコースでおもしろい♪
が、ここは”観光道路”のハズなのに、道路は1~1.5車線平均のセンターラインはナシ! ワイルド~♡

お~、一気に広がる山並み!

前方にはキライなフーシャが見えたような・・・ 眩しくて写ってないナ(-_-;)

 

 

 

 

 

 

 

午前中の早い時間に訪れたので、できれば”天狗高原”からスタートしたかったのだが・・・
やっぱり太陽が眩しいよ~ (-_-;)

やっぱりフーシャだ! 写らんように撮ったが・・・ ん!? 前方の山、キレイやな~♪

あそこは何なんやろ? しかし、今やどこ行っても鎮座してらっしゃるフーシャ様・・・
「景色のアクセントになる」、なんていうやつもいるが、アホか! トンデモナイ!! ワシャキライ!!!

地芳峠(標高1084m)では旧道と思われる分かれ道もあって、やっぱりここに直接アクセスできるルートもあるようだ。そりゃそうだわな・・・
まぁ、ここに向かってもツーリングとしては中途半端な感じはするが、目当てが姫鶴平~天狗高原でのお遊び&滞在ならそれはそれでアリか♪
ここから林間を少し走って、「姫鶴平」からはいよいよメイン区間突入!

姫鶴平」標高約1300m

 

 

 

 

 

 

 

一気に広がる視界はほぼ360度! どっちを向いても絶景が迎えてくれる!
標高1000m以上の地でのカルスト風景は、さすがにココでしか拝めぬ・・・ スゴイ(・_・)

食事、休憩、宿泊で、西の要となる「姫鶴荘」付近。

山荘、コテージ、キャンプ場と、好みにあった形で泊まることができる。
売店や食堂もあって、貴重な休憩場所。 自動販売機はコーヒー以外すべて売り切れだったが・・・ (-_-;)

山頂にしてはなだらかな、高原(草原)とも言える所でのんびりと草を喰む黒毛和牛たち!?

 

 

 

 

 

 

 

キャンパーには特に人気のスポットのようで、確かに夏は涼しくて良いだろうな~
特に今年みたいな”殺人的な猛暑”のときは、別世界なんやろうな~
標高が高い上、光害がないために夜は満天の星空が広がる・・・ 星景撮影にも人気のスポット♪
ムゲンニヒロガルダイウチュウ・・・ スターシャがいるイスカンダルも見えるのかなぁ?

さらに天狗高原へと向かうと・・・

 

 

 

 

 

 

 

右の方で山頂に雲を被っているのが、ワタクシにとって曰く付きの”石鎚山”・・・ (-_-;)
詳しくは、「UFOライン」と「石鎚スカイライン」をご覧あれ♪

見よ! まさに天空のラピュ・・・ もとい、道!

これぞ絶景街道! ってな感じ。 これこれ!
ダレがどう見ても模範的な優等生タイプの絶景道でしょ♪

石灰岩群がまんべんなく散らばっているわけではなく、集中している所や、まったく無い所があるっていうのもおもしろい♪

 

 

 

 

 

 

 

霊峰石鎚山をはじめ四国山地が一望でき、晴れた日には遠く太平洋も望むこともできる。
いやぁ~、気に入ったな~ ココ♡

後ろを振り返ると・・・

 

 

 

 

 

 

 

道路のすぐそばでは牛を間近に見ることもできるが、勝手に捕まえて食べたら・・・ 多分怒られると思うよ♡
現地調達できるキャンプ(BBQ)の具材としてはサイコーなんだけどネ♡

五段高原」標高約1456mより、走ってきた方向(西側)を望む。

 

 

 

 

 

 

 

どう? この感じ! やっぱり”天空の道”という表現がぴったり♡
四国山脈を背骨に果てなく続く山岳様相の中、稜線上に伸びる縦断路はまさに天空を駆ける道!
左右どちらを見ても眼下に視界が広がる♪ よくぞまぁ、ここに”道”を造ってくれたものよ・・・ 感謝!

四国カルストの中でも、特に景観の良い所だと言われる五段高原。

 

 

 

 

 

 

 

車道のない時代、旅人はここを歩いて越えたのだが(今も南北に山道がある)、急な坂道を登る途中、五ヶ所の緩い区間(窪地)があったことからその名が付いたのだとか。
歩いていける頂点(標高1456m)は五段城と呼ばれ、近くには巨人の足跡という大小のドリーネもある。

う~ん、これはやっぱり天狗高原から姫鶴平へ向かって走った方が感動的かも・・・
展望台なんぞまったく無いが、そんなものは~ いらない!
走路上のすべてが展望スポット!

天狗高原」標高約1485m
四国カルストで最も標高が高い天狗の森の麓に広がる。
春は新緑、夏は高山植物、秋は紅葉が楽しめ、遊歩道が難易度別に整備されており、ハイキングにオススメ。
・・・なのだが、さすがに標高が高いとはいえ、この猛暑の最中。
ハイキングは諦めました・・・ (-_-;)

天狗荘」の駐車場より

 

 

 

 

 

 

 

天狗高原の標高1350mに位置する公共の宿で、珍しいのは宿の中に高知・愛媛の県境が通っていること。
ただ、駐車場からではこの程度の景色しか拝めぬ。
絶景を堪能したければ、やっぱり遊歩道で散策するべきであろう・・・ 歩いてから言えってか!?

 

天狗高原からは県道48号線を使って下りていくのだが、途中からは案内表示に従って東津野城川林道を走った方が完全2車線の快適ワインディング♪

少しだけ走った県道48号線は、おそらく・・・ だが、この先狭小ワインディングの林道だろう。
なぜか、やっぱり地図上では一般道の方が細い道になっているのだが・・・

国道439号線に乗り換え、津野町を目指し南下。
国道197号線にぶつかったら左折し、津野町船戸へ向かう。

四万十川サイドロードー へ続く

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