今回のドライブ・ツーリングは、「但馬コースタルロード」へ。
前日夜、Yちゃんと「松坂牛 もつ鍋」を囲みながら、「熊本産 馬刺し」や「博多産 どっ辛明太子」を食べつつ、当然酒をかっ喰らいながら談笑・・・
「お前、明後日の勤務は?」 「休みだよ」
「なら、明日の帰宅は遅くなってもいいわけだ。竹田城跡にでも行くか?」 「行こう!」
・・・午前1:00の出来事・・・
「竹田城跡」と言えば、雲海! 天気予報を調べ、夜明け前には到着したいところだ・・・
ルートは? 所要時間は? ・・・って、寝とる時間無いやん!!
下調べもそこそこに、、そそくさと身支度し午前2:30出発。
国道1号線から亀山市より名阪国道へ。
まぁ、当たり前だが走っているのはトラックばっかり!
天理IC手前の桜峠!?下りで、トラックにしては中々のペースで走る奴が1台。
進路を譲る気配がまったくないので、左コーナーでインからスパーンと抜いていく♪
名阪国道で唯一楽しみなのはここだけ・・・
奈良県天理市より大阪府松原市までは西名阪自動車道。
こんなの走っていてもちっとも面白くない。
松原JCTからは阪神高速14号松原線~環状線~3号神戸線へとつなぐ。
阪神高速の”オービス”の多さといったら、もう感心するほど・・・
レーダー探知機をセットしているのだが、アナウンスのおネーちゃんは喋りっぱなし!
お茶でも飲ませたいぐらい・・・
時間帯のせいか灯りはほとんど無く、夜景といえるほどのものもないし。
名谷JCTから第二神明道路、明石西ICより加古川バイパス、姫路JCTより姫路バイパスへ。
ここまでは、九州・福岡への帰省時にいつも使うルートで目新しさはない。
いつもの景色だ。
ー山陰道ー
姫路バイパスを「姫路東ランプ」で降り、国道312号線へ。
とりあえず、コンビニに立ち寄りオシッコ&コーヒー。
途中、国道2号線の一部を走りつつ、播但連絡有料道路と並走しながら北上する。
福崎町辺りまでは信号もボチボチあって快適ではないが、そこから先は快適な!?ドライブコース。
当然、まだ夜は明けていないので景色は全く分からない。
「川沿いを走っているな」というのは分かるのだが、何も見えない・・・
いよいよ朝来市へ突入! したのだが、目安となる「播但線・竹田駅」がなかなか出てこない。
途中、「道の駅・あさご」にて小休止後、さらに北上・・・ やっと出てきた「竹田城跡」の案内表示。
まぁ、事前に知ってはいたが、12月21日~3月8日までは竹田城跡すぐ下の駐車場までは入れなくなっていて、「山城の郷」駐車場から約2100mの徒歩となる。
竹田城跡
夜が明けていく中をボチボチと歩き出すと、けっこう遠い所にそれっぽい輪郭が見えるのだが・・・
「あそこまで歩いたら2kmじゃ済まんやろう、アレちゃうで・・・」と言いながら、エッチらホッチらと歩く。
でも結局はそれだったのだが・・・(-_-)
途中、開けた場所があり、朝靄の中全貌を初めて目にする「天空の城」
「お~♪ なんか雰囲気あるな~」
だが、普段なら来れるはずの駐車場からさらに「大手門」まで700mの看板が!(+_+)
まだ歩くんかいな・・・
そしてついに大手門から城内へ
本丸
何とも言えない絶景にしばし見惚れる・・・
葉っぱの無い木は、どうも桜のようだ。春は春なりの絶景が広がるってわけだな♪
地面が白っぽいのは霜柱が立っていた為で、雪も所々に残っている。
う~ん、ここはやっぱり春か秋に訪れた方がより絶景となるであろう・・・ いずれまた♡
そして、一旦はそのまま次の目的地へ向かいかけたのだが・・・
まだまだ残る朝霧の中、ビュースポットを探してあちこちを探索。
県道136号線沿いから
県道277号線沿いから
ちなみに、時期とタイミングと場所によってはこんな景色が拝める。 (借り物写真ですが・・・)
まさに、和製マチュ・ピチュじゃん!
いや~ 素晴らしい! 四季折々の表情も観てみたいし、雲海シーンを追いかけてみたい!!
あんまりメジャーになり過ぎないで欲しいな・・・
さあ、この後は日本海を目指し、国道312号線をさらに北上する。
途中、一部国道9号線を走りつつ、但馬牛でも食おうかということで「道の駅・但馬楽座」へと滑り込む。
「さて、ステーキでも食うべ」 とメニューを・・・ フィレ130g or ロース150gで¥6000!!!
「焼肉定食にしよっと♪」
但馬牛を満喫!? した後は、丸山川に沿っての快適コースをひた走る。
快適なはずなのだが交通量が多く、所々で市街地も走らされ、ちっとも快適ではない・・・
「城崎温泉」まであと少し! という所まで来ているのだが、周りは山ばかりで「本当にこの先に日本海があるのか?」的な風景が続く。
豊岡市内で「城崎温泉」の案内標識に従い県道3号へ。
こちらの方が相変わらずの丸山川沿いで、国道312号線の続きを走ってる感じだ。
冬の日本海と言えば・・・ そう、「かに」を売る店が海に近づくにつれ増えてくる。
「城崎温泉街」を横目に少し走ると、「城崎マリンワールド」前を境に県道3号は11号線に変わり、いよいよ「但馬コースタルロード」の始まりだ。
但馬コースタルロード
但馬コースタルロードは、兵庫県豊岡市瀬戸から美方郡香美町に至る、延長約29.1kmの県道11号線の通称で、一部は元有料道路であった。
日和山温泉から佐津までの約10kmが、かつて「但馬海岸道路」という有料道路だった。
道路が開通するまでは徒歩と船しか交通手段がなく、「陸の孤島」と呼ばれていたらしい。
どんなに不便な場所でも”人”って住んでるよなぁ・・・
この道でいいのか!? 的な雰囲気の中を走っていたら、いきなりヘアピンの先に開けました!
しかし、この後しばらくはやはり海が見えない・・・
海岸沿いに出たすぐの竹野町田久日は、ほんの小さな入り江の波打ち際から数十メートルの所に集落が!
なんでこんな所に住んでんだ!?
波打ち際からすぐ後ろには、縦長に数十件の家並みがある!
家屋は、ほとんどが木造だ(そりゃそうだろ・・・)
ここから先は、素晴らしいオーシャンビューが!
と、曇っていた空からいきなり雨が降り出した! ・・・と思ったら ”あられ”に変わる!!
寒い中、ダウンジャケットに包まり数枚の写真を撮る。
この後どうすんべ・・・
せっかく来たのだが、これでは先へ進んでもしょうがない気もする。
またの機会にして今日は帰るか・・・ と思いつつも、ゆっくりと愛車を走らせる。
・・・ と、さすがは”晴れ男”! さらにYちゃん曰く、「あたしも”晴れ女”だよ」
そうなれば怖いものはない。天気はみるみる回復していき、晴れ間が覗いてきた!
断崖絶壁や砂浜や波打ち際の奇岩など、変化に富んだ絶景ロードが続く。
道路状況は、雪が多いハズの地域の割には・・・ 悪くない。
小さな砂浜には海水浴場、ちょっとした入り江には集落が点在する。
途中にはこんな奇岩も♪
これはどう見ても”カエル”でしょ!?
こんな絶景ロードが香住町まで続く。
香住町はちょっとした街並みで、”市”と呼んでもいいぐらいの規模だ。
いやあ、これは太平洋沿岸では観られない、日本海ならではの風景だろう。
しかも冬場の荒々しい、”いかにも日本海!”という感じが何とも言えない。
夏は夏で、また違う”顔”を魅せてくれるのだろうが、冬場もオススメですぞ(-。-)y-゜゜゜
一応、「但馬コースタルロード」はこの辺りまでということだが、ここまで来れば余部鉄橋は外せまい。
ということで、行きましたよ・・・ ところが!
余部鉄橋
アラララララ・・・ かの有名な「余部鉄橋」はほぼ取り壊されつつあり、新しい鉄橋(鉄橋ちゃうやん!)に鞍替え中・・・
展望ポイントに置かれていた時刻表を見ると、あと10分程で電車が通る!
ちなみに、1時間に1本程度しか走っていない・・・ キターーー
なんか雰囲気ないな・・・ でも、もう少し訪れるのが遅かったら鉄橋は見れずじまいだったわけだ。
っていうか、新しいのがほぼ完成しているってことは・・・
この一部分はワザと残してあるのかな?
これでは、敢えて観光に来る客も減っていくことだろう。
古き良き時代がまたひとつ無くなった・・・
さて、あとは城崎温泉でひとっ風呂浴びて帰るとしよう。
基本的に、「同じ道は折り返さず、別の知らない道を走る」 が基本なのだが、ここは他に大した道は無いし、敢えて絶景ロードを往復することにする。
城崎マリンワールドが近づいた頃、1件の”カニ屋”が目に留まり寄ってみる。
で、松葉ガニ2杯分の足を値段に釣られて買ってしまったのだが・・・ 結果的には”大ハズレ”であった。
土産物を買うときは、できるだけ多くのお店を覗いて品定めすべし!
1件目で決めてしまうと、こういう事になる・・・(*_*)
ー城崎温泉ー
平安時代から知られている温泉で、1300年の歴史をもつらしい。
泉質は食塩泉。
事前の下調べが何も無いので、駐車場のおっちゃんに聞いて一つの外湯を教えてもらう。
それが”鴻の湯”。
内湯は無視して、いきなり露天風呂へ!
外は当然寒い! が、これがまた気持ちいい!!
入浴中に再び”あられ”が降ってきた。
中で身体を洗った後、再び露天へ
結局、1時間ほど入っていた・・・
クソ寒い中、汗だくになりながら小雨の降りしきる帰路へ。
帰りは国道312号線の途中、和田山ICから播但連絡有料道路を利用。
姫路バイパスまで行ったら、後は来た道を引き返すだけ。
帰宅したら、”カニ”を肴にビールを煽りたいので、空腹をコンビニの”肉まん”でごまかしながら・・・
22:30帰宅。
走行距離810km
早速、買ってきた”カニ”でビールをぐびっ!
カニは決して「美味しい」とは言えなかったが、ビールはさすがに美味い!
なんでもいいけどYちゃん、手ばっかり動かしとらんと何か喋れよ・・・
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