今回のドライブ・ツーリングは、「天草パールライン」へ。
紅葉を楽しみに、宮崎県・”えびの高原”へ行く予定だったのだが、やや遅れている模様 (-_-;)
前日になって、急遽行き先を変更するハメに・・・ まぁ、しゃあないべ (-_-)
2:30に出発し、福岡都市高速~九州自動車道・松橋ICで降り、国道266号線をひた走る。
まだ真っ暗な中、天草五橋を渡ったすぐ先にある「千巌山展望所」へ。
いつものように、まずは日の出から♪
夜明け前
夜明け直前・・・ すっげー! なんちゅう色や(・_・)
そして日の出♪
標高162mの山頂付近には、奇岩、怪岩が重なり合っており、岩の間には古松や三ツ葉つつじが群生しているという、なかなかシャレた展望所♪ 展望所周辺や遊歩道の景色もすっかり気に入ってしまった♡
夜明け直後のため、海の色や木々の緑が表現できてないが・・・
島原湾を挟んで、対岸に島原半島、雲仙・普賢岳を眺望。
大小様々な島が浮かび、瀬戸内海っぽい雰囲気も感じられる。
普賢岳山頂付近には朝日が当たり、”赤富士”ならぬ、”赤普賢”!?
う~ん、望遠レンズで普賢岳だけ狙えば、それこそ”赤普賢”が表現できたかも知れぬのに・・・
ちなみに、クルマの中に置いてきました・・・ てへっ♡
天草島原の乱のとき、天草四郎がこの山頂で出陣の祝宴を張り、杓子で酒を酌み交わしたという言い伝えも。
四郎が腰掛けたという岩も表示してあったが、どれがそれなのかは・・・ 分からなかった (-_-;)
しばらくいるとお日様も昇ってきて、多少色味も出てきたが・・・
ここはやはり日中に来て、海の青さと島々の緑との対比を楽しむべき。
この時間ではまだ早過ぎる・・・
早朝の、人っ子一人いないこの場所、この時間を独り占めするのがけっこう好き♪
崖から転げ落ちたとしても、誰にも気付かれないワケだが・・・ (-_-;)
そして、再び天草五橋を渡って戻り、国道57号線へ進路を変え、まずは「三角西港」から訪ねてみよう。
三角大矢野道路&1号橋・天門橋もここから見れるゾ。
石積みの埠頭や水路、そして明治の面影を残す建築物。 明治っぽくモノクロで♡
魚釣りをしていたおジイちゃんがいたので埠頭は途中からの撮影、実際はもう少し長い・・・
宮城県の「野蒜築港」、福井県の「三国港」とともに、明治の三大築港と呼ばれる。
明治20(1887)年に開港。オランダ人技師による築港技術に、日本の伝統的石工の技術が果敢に挑戦し成功した港湾都市であり、合理的な都市基盤整備は現在も当時の状態をほぼ完全に残している。
ネット上の写真で、カフェの窓越しに撮った景色で気に入ったのがあったのだが、今はまだ営業時間前・・・
国道を挟んで山側にも数件のレトロ建物があったみたいだが・・・ まぁ、いいか。
さて、目の前にある天草五橋・1号橋より、今回のメインディッシュ「天草パールライン」へ突入!
天草パールライン
天草パールラインは、熊本県宇城市三角町三角浦から上天草市松島町合津に至る、延長約15.2kmの天草諸島・大矢野島、永浦島、池島、前島を経て天草上島までを5つの橋で結ぶ、元有料道路である。
天草五橋は当初、償還期間39年を見込んだ有料道路であったが、開通によって天草への観光客が急増したため、わずか9年で償還を完了して無料化された。
天草で真珠の養殖が盛んなことから天草パールラインと名付けられた。
1号橋・天門橋は全長:502 m
渡った先の「天門橋展望所」から
三角大矢野道路の天城橋がすぐそばを通り、新旧の橋が共演・・・ 悪くないな♡
佐世保の西海橋と似たような境遇になっているが、コチラは平行になっていないのが逆に新鮮!?
ここから大矢野島を縦断するまで2号橋はお預け♪ 思ったより距離はある・・・
海沿いを走るのはわずかだけで景色を楽しむ区間ではないが、巨大な天草四郎像が建つ「藍のあまくさ村」や「道の駅・上天草さんぱーる」はこの島にある。
2号橋・大矢野橋は全長:249m
橋の上からは・・・
もう少しお日様が上に来てくれたら、もうちょっとキレイに観えると思われるが・・・
海の色が出ていないな~ (-_-)
永浦島にある「天草ビジターセンター」には休憩展望所もあって一息つける。
この時間だと逆光気味で眩しい・・・ が、ボチボチ”松島”らしくなってきた!?
まだまだ”緑”も元気そうだ♡
3号橋・中の橋は全長:361m
ここから先は、橋の手前から橋を撮影できるような場所はない・・・
3号橋~4号橋の間、大池島に駐車スペースがあるので、のんびり景色を楽しみたいならここから歩いてフラつくことはできる。
橋上ではクルマが途切れるのをしばらく待っていたが・・・ 交通量が思った以上に多いゾ!
まったく途切れる気がしない!
3~4号橋間の短い区間ではS字も♪
これだけ景色を楽しむことができるのだから、この辺に展望所の一つも作ればいいのに。
と思っていたら、駐車スペースのすぐ横に、なんかソレっぽい足場が組んであったゾ・・・
4号橋・前島橋は全長:510m
橋上からの景色はここがイチバンかな♡
進行方向右側のほうが、よりキレイ♡
宮城県の松島、長崎県の九十九島と並んで日本三大松島のひとつといわれる天草。
この辺りの島々を指すのだろうが、全貌を拝みたいならやっぱり「千巌山展望所」や「高舞登山展望所」から♡
橋上からは5号橋も遠望できる♪
ふらついてみる価値はあるゾ♪
通り過ぎながら観ることしかできない天草の松島をゆっくり堪能できる♡
渡った先からの4号橋
4~5号橋の間なら、写真を撮る間の時間だけ車を停めておけそうな所はありそうだが・・・
この辺りは、ホテルや飲食店が集中している感じ。
5号橋・松島橋は全長:177m
橋上からは
進行方向右側のほうがやっぱりキレイ♡
ここまで来てやっと海の色が青く見えてきた♪
反対側は普通の港町の風景があるだけ・・・ まぁ、港町の景色も情緒があってよいのだが。
5号橋を渡ってしまえば、ほどなく天草パールラインは終点になる。
終点より少し先の合津港から
特に景色が良いのは3~5号橋間だが、当然橋の途中で駐車などできないので、景色をゆっくり楽しみたいならクルマを停めて歩くしかないだろうが、そんなことをしているやつは・・・ 見かけないなぁ (-_-;)
ただ走り抜けるだけでは勿体ないので、橋の前後にある駐車スペースを使って少しでも歩いてみて。
橋の上にはちゃんと歩道があるから♪
んっ!? いつもなら途中の島々に立ち寄って一周! ・・・ってところなのだが、今回はナゼかまったく頭になかったゾ! 途中の島々からだと、また違った景色を拝めることができたかもしれないのに・・・
天草上島へ上陸して国道266号線を走ると、ほどなく朝日を拝んだ「千巌山展望所」があるが、当然パスして(ホントは日が昇ってからの景色も観たいのだが・・・)もうチョット先にある「高舞登山展望所」へ。
標高117mからの展望
千巌山展望所と比べても、大きな景色の変化はないが・・・ でもやっぱりチョット違う(アタリマエだが)
こうやって上から見下ろすと、”松島”らしさがよく分かる♪
「戦国時代に、この地の武将が山頂で舞いを楽しんだ」という言い伝えから「高舞登山」と命名された。
2~3号橋までと、
4~5号橋までが展望できる♪
実は、1号橋までも展望できるようなのだが・・・ う~ん、よく分からなかった (-_-;)
夕日の名所でもあるようだ・・・ ってか、日の出をここで観てもよかったかも♡
さて、ここからは上島~下島を海岸線に沿って一周してみよう。
天草諸島一周
天草諸島は、九州西部の熊本県と鹿児島県にまたがる諸島である。
上島と下島(または天草上島と天草下島)を主島とし、長島、大矢野島、獅子島、御所浦島などがこれに続き、最南端は下須島となる。
まずは国道266号線にて上島の東海岸に沿って走る。
海の向こうに見えるのは八代市~水俣市にかけての景色か?
特に景観が良いというわけでもないが、天気次第ではもっとイイ感じなのかも・・・
場所によっては、こういう所も♪
特別景観が優れているわけではないが、それがずっと続くわけでもない。
たまにはイイ感じの海岸線も現れる♪
姫戸町で「権現山&権現鍾乳洞」に釣られ、寄り道。
と、ここで急な上り坂へのアプローチとなったのだが、フロントスポイラーは・・・ ホッ、大丈夫♪
どうやら擦らずに済んだようだ・・・ と、マフラーがガリガリいってるし!
なんでやねん!! あろうことか、そのままバックしようとしたため、さらにガリガリ!! バカなの!?
一応、ちょっとした展望台はあるが・・・ まぁ、なんちゃないっちゃ、なんちゃない・・・
諏訪海水浴場も見えていたが、あえて撮影するほどでもなく、ただマフラーに傷を入れただけの寄り道 (T_T)
ところで、鍾乳洞はどこ?
国道266号線に戻って走り出すと、「龍ヶ岳&山頂展望所」「ミューイ天文台」の案内表示が現れ始める。
ものすご~く気になりながらも、けっこう時間が掛かりそうな道なので今回はパス。
さらに、樋島へは橋伝いに渡れるようだが・・・ これといった目玉もなさそうやし、ええか (-_-)
時間に余裕があれば当然寄り道したいところなのだが・・・
後ろ髪を引かれながら先へ進むと、天気も景色もゴキゲンになってきた♡
と・・・ 紫に目が留まる
アサガオ!? ススキも勢力を拡大しているこの時期に、アサガオなんて咲くのかな?
道端に咲く花も、旅先ならよりキレイに見えてしまう♡
すると今度は「倉岳」への案内表示に気を取られる・・・ 展望所もあるようだ・・・
「龍ヶ岳」よりはアクセスしやすそうだが、今から林道を走ってのんびり景色を・・・ の時間は無さそう。
とりあえずは、天草諸島最南端までは行っておきたいので・・・ やっぱり時間的にムリっぽい (-_-)
う~ん、どっちも気になるが、次回のお楽しみにしとこう (^_-)
天草上島から下島へは小さなループ橋を介して渡るのだが、ナントモ複雑な作り・・・
初めて訪れた人は絶対に戸惑うはず! ワタクシはもちろん、戸惑いましたが・・・ なにか?
下島へ渡ってからは県道26号線にて海岸線を走る。
海岸線そのものは上島よりも魅力的な感じがするのだが、道中に「寄り道したい!」と、思わせるような看板は出てこない。途中の小さな半島も走ってみたかったが・・・
少々残念にも思いつつ、道沿いの海岸美を楽しみながら最南端を目指す。
やっぱり、上島とは違う雰囲気だ・・・ 外洋に近くなったせいか!? ゴツゴツ感が増してくる。
単純に地質の違いかもしれないが・・・
それでもやっぱり、展望台があって景色を楽しむような場所はなかった。
まぁ、山に向かって延びる道を適当に走っていれば、隠れた展望スポットなんかがありそうな気はする。
そういうのを見つけて紹介するのが、個人のブログの醍醐味なんだろうが・・・ ごめんちゃい m(_ _)m
そしていよいよ、下須島へ。
牛深町より、「牛深ハイヤ大橋」を渡って!? いや、橋の途中で信号があるので左折。
湾曲した橋に、さらに2つの橋を連結させた珍しい構造(上の写真では1つの橋しか写ってないが)
まぁ、1つは橋というより”ループ橋”なのだが・・・ ん!? 橋じゃん!
ちなみに、牛深ハイヤ大橋を走りきっても下須島へは渡れない・・・ という、変な橋 (-_-)
それにしても、この造形美はスバラシイ!
※ ちなみに、この橋の夜景がとんでもなく素晴らしい!
コチラでご覧ください → 天草諸島一周
そして下須島の先端は2つに突き出した岬となっているため、いつものように右回りで東側の岬から♪
その前に、「砂月海水浴場」
日が傾きつつある中の逆光なので、海の青さは伝わらないと思うが・・・
天草諸島最南端の海水浴場になるわけだ。
そして走り出すと・・・ 着いたのは西側の半島で、天草夕陽八景・「小森海岸」!?
ん!? まっ、エエか (^o^)
「烏帽子坑跡」と日の入りを拝める夕日のスポットでもあるようだ♡
で、あらためて東側の岬へ。
「鶴葉山展望園地」
砂州・・・ ではなく、潮の満ち引き関係なく繋がってはいない島がある。
足元の海は「海中公園」となっていて、遊歩道で下りていける。
こりゃ~、夏に海パン持って来たら楽しいゾ~ (^o^)
先端の展望台より
いやぁ~、いいな! ここ!! すっかりお気に入りとなってしまったゾ♡
ここなら、日の出も日の入りも拝める・・・
※ ちなみに、夜明け前にここで見た夜景(絶景)がとんでもなく素晴らしい!
コチラでご覧ください → 天草諸島一周
さて、本日はこれにてお終い・・・
”伊勢海老”を楽しみに、上島と下島の接点付近に予約していたホテルまで猛ダッシュで向かったのだが・・・
んっ!? ビジネスホテル?
一般の旅館と勘違いして予約してしまったビジネスホテル・・・ しかも、ツイン (-_-;)
ネット上のページが紛らわしかったこともあり、フロントの人も気を使ってくれて、”シングル”料金で泊まれることになった。おおきに~♡
敷地内の食事処で刺し身などを肴に至福のひと時♡
カウンターに座ると、目の前は大海原!? という、シャレたお店だ。
ホワイトボードに書かれてあった「伊勢海老」は入荷してないとのこと・・・ オイっ! (-_-)
しばらくすると、目の前にはビール片手にお店のオバァちゃん・・・ どうやらここのオーナーらしい。
オーナーおばぁちゃんと話をしながらの晩飯。
この地でしか売ってないという、バァちゃんのmy焼酎を2杯もご馳走になりながら話は弾む♪
そこへ、今日”石鯛”を釣ってきたというお客が(常連らしい)登場。
釣った魚をここで捌いてもらって食べるようだ(釣り師なら自分で捌けよ・・・)
するとオーナーおばぁちゃん、「ちょっと頂戴♪」・・・ 僕の分をちゃっかり貰ってきてくれた (・_・)
予定外の宿泊&晩飯となり、イチバンの目的「伊勢海老」にはありつけなかったが、楽しい時間だったゾ♡
だが、このちょっとした予約ミスが新しい発見を2つも生むことになろうとは・・・
ー天草諸島一周ー へ続く
17:00チェックイン 走行距離 420km
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