日本絶景街道を走る!

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高野龍神スカイライン

今回のドライブツーリングは、和歌山県「高野龍神スカイライン」へ。

以前にも一度訪れて記事も書いているのだが、これもカメラを持っていない時代のこと。
早く再訪したいと思いつつも、どうせなら紅葉の時期に ♪ ということでやっと念願叶った次第。

最近、関西より東へ向かうときは阪九フェリーを利用していたのだが、今回は陸走で向かう。
大阪・泉大津に6:00着では日の出に間に合わんし・・・

仕事をサボって!?早上がりし、14:30頃出発。
福岡都市高速~九州自動車道~中国自動車道~山陽自動車道~新名神高速道路~近畿自動車道~阪和自動車道を岸和田和泉ICで降りて~国道480号線へつなぐ。

23:30頃、かつらぎ町に入ってコンビニがあるうちにちょっとお買い物。
そのまま高野山へ向かって上り始めたのだが、これ以上標高を上げると寒くて寝れんやろな・・・
途中で引き返し「道の駅・紀の川万葉の里」にてビールを煽り就寝 ZZZ
・・・って、寒くて眠れん! 薄手のジャンパーからダウンに着替えるが、それでも寒い!
それ以前に2シーターって問題もあるが、エンジン掛けっぱなしなんて芸当、ワタクシはできませぬし (-_-)

それでも少しは眠れたみたいで、5:00に目を覚まし、準備をして出発。
「道の駅・紀の川万葉の里」からワリと短時間で行けると思っていたが・・・ 甘かった (^_^;)
思ってたより距離があり、ず~っと続くワインディングはまだ暗いためまったくペースが上がらん。

以前訪れた時は橋本から狭い国道371号線をクネクネと上っていったが、かつらぎ町から向かう国道480号線の方が全然快適!
夜明け前なので暗くてよく分らんがこの道沿いも紅葉を楽しめそうな雰囲気。
高野山金剛峰寺付近で国道371号線へと進路を変える・・・ ん!? なんか合流地点の雰囲気が違う。
あ~、トンネル主体のR371バイパスを走って来たからか!?

高野山は、平安時代に空海が開山した真言密教の聖地で、総本山の「金剛峯寺」を筆頭に世界遺産に登録されている。

 

高野龍神スカイライン

高野龍神スカイラインは、和歌山県伊都郡高野町奥の院交差点から田辺市龍神村を結ぶ、延長約49.5kmの観光ドライブウェイである。

かつては一般有料道路であったが、2003年に無料開放され、現在は国道371号線の一部区間となっている。
延長42.7kmというのがかつての有料区間のようだが、google mapでの49.5kmが無料化された現在の区間とみてもいいだろう。

 

雲海、日の出を期待して「護摩壇山」まで行ってみよう・・・ って、けっこう遠いな~ (-_-;)
まぁ、雲海についてはここんとこ雨はまったく降ってないし、晴天続きなので期待できないだろうが・・・

途中、「鶴姫公園」で一旦クルマを停めるも、ここにも展望台があることに気付かず・・・ アハハ  (^_^;)
以前来たとき、ココには寄り道してなかったからな~ ってか、下調べしてから出かけろよ!

「護摩壇山」まで行ったはいいものの・・・

スカイタワーには登れず(営業時間外)、日の出は見れなかったが駐車場で一枚だけ撮っておく。
・・・ってか、夏場じゃないとこの方向からお日様は昇らないんじゃない!?
日の出を撮りに来ていた!?おじいちゃんと少し話して、高野龍神スカイラインの起点まで戻っていく・・・

 

奥の院交差点から走り始めて・・・

しばらくは沢沿い(御殿川)を走るが・・・ ん!? ボチボチ色付いているようだが、上の方は大丈夫か?
今回は頂上付近の見頃に合わせてやって来たつもりなんだが ^_^

起点より3.7km走ったところで・・・

「龍神温泉」まで45kmの表示板が! やっぱり延長距離は42.7kmではなく、49.5kmで良さそう ♪
42.7kmというのは、料金所間の距離だったのでは!? 奥の院~龍神温泉間は42.7kmでは収まらんゾ。

う~ん・・・

やっぱり、上り始めですでに見応えあるほど色付いている気が・・・ ちょっと不安になってきた ^_^
まぁ、季節モノが相手では、こんなことは日常茶飯事だがネ ^_^

この後、沢から離れて標高をグイグイと上げていく・・・

時折・・・

 

 

 

 

 

 

 

パッと視界が広がる所もあって、広がる山並みと色付いた(一部だが)山肌を拝むことができる。
「高野大滝」なる案内板もあったが、寄り道している時間は・・・ 無かろうな (^_^;)

野迫村へと向かう分岐があり・・・

 

 

 

 

 

 

 

ここから「護摩壇山」までは奈良・和歌山県境で、尾根沿いを走ることになる。
あらためて地図を見ると・・・ 野迫村へ向かえば、県道733と53号線の分岐に「雲海景勝地」があるじゃん!
今日はまったく出ていなかったが、東に展望が開けているので日の出も一緒に期待できるのでは!?

 

「鶴姫公園」にあらためてクルマを停める。
園内案内板を見ると・・・ 展望台があるじゃん! 行ってみよ ♡

鶴姫公園展望台

標高1180m。「鶴姫公園展示棟・鶴姫の館」内から登っていく。
一応、営業時間(無料)があるようだが・・・ 開いてたゾ ^_^



 

 

 

 

 

 

 

大台ケ原方面だが、富士山まで・・・ 見えるのかな!?
ここにも景観をぶち壊す、エネルギー効率20%程度の風車が3基ほど・・・



 

 

 

 

 

 

 

護摩壇山がやや右手に見えてもおかしくなさそうだが・・・ 分からん (^_^;)
本州最南端・串本方面だが、太平洋まではさすがに見えんじゃろ・・・

西

 

 

 

 

 

 

 

天気次第では淡路島や四国まで見えるらしいけど・・・ ホンマかいな!?
これだけ手前に山脈があるのに!?


高野山~橋本~大阪方面だが、手前の木々がジャマだな・・・
展望台からは360°の展望で、景色はさすがに素晴らしい。
とは言っても、見渡す限り山、山、山!なのだが、さすがに標高1000m以上から眼下に広がる景色と、眺望する山脈の稜線(スカイライン)は観ていて清々しい ♪

最近はどこに行っても現れる、「幸せの鐘」と言われる鐘もあるゼ。
尚、光害が少ない(ほとんど無い)ため、国内でも屈指の星空(特に南方向)を鑑賞できるスポットでもある。
そういえば、大台ケ原もそうだったよな・・・

 

 

鶴姫公園入口から北へ「熊野古道小辺路」・・・

 

 

 

 

 

 

 

さらには、もうちょっと走った先からは南北へ下りていく林道が交差する「棒峠」がある
北は「平維盛 歴史の里」や「アドベンチャーランド」、「野迫川温泉」へとアクセスできる、南は国道480号線と合流する。こういった枝道を一本一本走ってみたいよな~

 

花園あじさい園

 

 

 

 

 

 

 

標高1,040m。北(大阪市)から西(和歌山市)方面の展望が広がる・・・ やっぱり山しか見えんが (^_^;)
展望所周りの真っ赤なドウダンツツジがまばゆい ♡
春は1,000株のシャクナゲ、夏は3,500株のアジサイ、秋の紅葉、季節毎の山野草と美しい風景が楽しめる。

 

尾根沿いを走り出してからは・・・

 

 

 

 

 

 

 

チョイチョイ枝道が現れる。この先でも、「野迫川温泉」やら「はなぞの温泉」に向かう「箕峠」が・・・
有料道路だったときはこの枝道どうしてたんやろ?
こういった、誰も知らないような付近一帯を網羅する林道も制覇してみたいもんだ (^o^)

「ごまさんスカイタワー」辺りまで・・・

 

 

 

 

 

 

 

ずっと県境を走ることになるが、これだけ長い区間、県境に沿って走っている道も珍しいのではないかナ?
普通、県境というのは横切るというか、跨いだ道がほとんどのハズ・・・

路面状況は・・・

夜間、そして冬季も通行止めだと思っていたが、どうやら冬期は通行規制(雪対応)で走れるようだ。
そのせいか、概ね良好・・・ ではあるが、時折大きなうねりがあったり凸凹やひび割れも多い (-_-)
以前訪れたときはそんな印象なかったが・・・

 

笹の茶屋園地

 

 

 

 

 

 

 

展望所があるが・・・ 目の前の木々が育ちすぎて景色はな~んにも見えない (-_-)
ここも林道・清水上湯川線が接続する「笹ノ茶屋峠」であり、かつては高野山から熊野へ通じる古道「奥辺路」と、野迫川村弓手原方面から和歌山に通じる道が交わる交通の要衝であったという。

この先、護摩壇山までにもう3~4本枝道がある・・・
しかし、本線に合流する脇道(林道)が多いな、有料道路時代はホントにどうしてたんやろ!?
これ、全部走り回ってみたいが、わが愛車で全てはムリだろうな・・・ オフロードバイクで走りたい ^_^
スカイラインルートより1本外れると国内屈指の酷道・険道の宝庫。ガチ秘境が広がっている、正に幽玄の地!

 

尾根を切り開いたルートなので・・・

 

 

 

 

 

 

 

所々で、左右にその素晴らしい景色が広がる ♡
ただ、人工林もかなり多く、眼下に紅葉がバーっと広がるシーンは少ない・・・
まぁ、それでも十分楽しめる程度には原生林も残ってる ♪

最高峰の・・・

 

 

 

 

 

 

 

護摩壇山が近づいてきた。
と同時に、鮮やかだった色味が消えていく・・・

 

道の駅「ごまさんスカイタワー」

紀伊半島最高峰・護摩壇山(標高1372m)
さて、前回は登らなかったスカイタワー、今回は当然・・・ って、有料かい!

で、こんな仕打ち・・・

 

 

 

 

 

 

 

ガラス越しでしか景色を見られない・・・ そのくせ有料!
柵付きの回廊があるのに外へは出られない・・・ 柵があるんやから出てもエエやろ!
意味分からん ヽ(`Д´#)ノ

今朝・・・

駐車場で夜明け直後に撮った写真と同じ景色・・・
「紀州の屋根」とも呼ばれる紀伊半島最高峰「護摩壇山」は、「鶴姫公園」と同様天体観測の絶景地でもある。

なお、この道路は和歌山県では最高標高付近の尾根筋を削って作られたものであるだけに、周辺の自然環境への影響が大きかった。特に護摩壇山のブナ林はその道路沿いから枯死を広め、現在では沈静化しているものの予断は許さない状況にある。

 

龍神温泉へと向かって下りていく・・・

 

 

 

 

 

 

 

こちらはコチラでなかなかの景観 ♪ 見えてる林道もメッチャ気になる・・・
今もなお雄大な原生林を残す護摩壇山は、ブナやヤマウルシなどの木々が紅葉し、山全体が赤や黄色に色づく。
今回はち~っと来るのが遅かったようだが・・・

護摩壇山森林公園」へと向かう林道もあるが、今回は枝道への寄り道は一切していないので、これらは次回のお楽しみということで ♪
護摩壇山の南斜面にはブナ・ミズナラを中心とした原生林が広がり、この中に護摩壇山森林公園ワイルドライフがある。ここでは野鳥や野生動物を数多く観察できるスポットや、60,000本が咲き乱れる日本一のしゃくなげ園などがあり、自然と親しむことができる。

その南斜面・・・

頂上付近の紅葉に合わせて来る予定だったが、天気が思わしくなかったためピーク時を逃してしまった・・・
ご覧の通り、頂上付近はほぼ落葉である (T_T)

その代わり・・・

 

 

 

 

 

 

 

少し標高を下げれば、紅葉真っ盛り ♡
緑~黄~オレンジ~赤、彩り豊かな景色が次から次に現れる ♪ ウッホホ~イ (^o^)

 

 

原生林が残る・・・

 

 

 

 

 

 

 

山岳の紅葉景色ってホントにキレイ ♡
ブナ、ヤマウルシ、ミズナラ、シロモジ、ナナカマドなどが赤やオレンジ、黄色に色付き、絶景を創り出す ♡

御覧なさい・・・


 

 

 

 

 

 

 

ホントに感心するほど色彩豊か・・・
”絵の具をひっくり返したよう”なんて表現もあるけど、”絵の具をひっくり返したら”こんなにキレイな模様にはならんやろ・・・

そういえば・・・

 

 

 

 

 

 

 

護摩壇山から龍神温泉側は接続する枝道が「護摩壇山森林公園」へと向かう林道ぐらいしか無かったな・・・
この後も、「龍神温泉」までに県道19号線が一本接続しているだけのようだし。

中腹を過ぎると・・・

 

 

 

 

 

 

 

日高川沿いになり、これまた渓谷美をも眺めながらの快適走行となる。
だんだん人工林も増えてくるが、まだまだ紅葉樹も多いので十分楽しめるゾ ♪

 


 

 

 

 

 

 

 

 

護摩壇山~高野山側に比べて・・・

 

 

 

 

 

 

 

護摩壇山~龍神温泉側は心なしか交通量が少ない気がする・・・ ってか、少ない。
地理的にも、龍神温泉側からアプローチするのは主に紀伊半島南部に住んでる人だけ(もしくは宿泊した人?)だろうし、高野山から上って護摩壇山で折り返す人も多いらしいし・・・

紅葉の・・・

 

 

 

 

 

 

 

景色が素晴らしいのは間違いなくコチラ側 ♡
このレポートでアップした写真を追ってみても、それがよく分かると思うし・・・

 

 

終点が近づいてくると・・・

やっぱり”緑”が増えてくるが、標高差があるところではどうしてもこうなるのはしょうがない・・・
上から下まで紅葉を楽しみたければ、1シーズンで2~3回は訪れなアカンっちゅうこっちゃ (^o^)
高野山(標高867m)、龍神温泉(標高約600m)から護摩壇山(標高1,372m)、その標高差は約800m!

 

道の駅・龍神」を過ぎてほどなく・・・

龍神温泉

 

 

 

 

 

 

 

高野龍神国定公園、日高川沿いに位置する温泉郷。

龍神温泉」は、島根県「湯ノ川温泉」、群馬県「川中温泉」と並ぶ、日本三大美人の湯である。

泉質はナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)で無色透明。ラジウムの放射量が豊富で肌に優しく、美肌効果が抜群らしい。  温泉の効能で、お顔が”美人”になるわけではない。
さらには、特に冷え性、神経痛、肩こり等に効果があると云われている。

龍神温泉 元湯

 

 

 

 

 

 

 

元湯は、龍神温泉のオーナーで作る(有)龍神温泉元湯が運営する、源泉掛け流しの共同浴場だ。
元湯の内湯は、大勢が一度に入ることができる檜風呂と岩風呂があり、渓流を眺める事ができる露天風呂からの景色は抜群で、夜に星空を眺め、川のせせらぎに耳を傾けるのも一興。

紀伊半島を一周したときに一度訪れて入湯したことがあるが、今回は・・・ 時間的に、残念 (T_T)
ここは・・・ 一度ゆっくりお泊りで過ごしたいところだな (^o^)

 紀伊半島を一周してきた際には、しっかり浸かってきました ♡
2013/2/14  ー紀伊半島・熊野街道 後編ー

 

なんせこの”絶景街道”は距離も長いし枝道も多く、沿線の見どころもたくさんありそう・・・
半日で堪能しようってのが間違いだった (^_^;)

世界遺産」と「日本三大美人の湯」を結ぶ、類稀な絶景街道
東日本とは対照的に、標高1,000m以上を走る道が少ない西日本において、「高野龍神スカイライン」は関西を代表する山岳道路である。

 

さて、本日の宿は三重県亀山市に取ってあるから、のんびりもしていられない。
前回は国道425号線が通行止めで、県道735号線で奈良県十津川村を目指したが、県道に入ってすぐに「国道168号線まで40km」の看板があった・・・
丹生ノ川沿いでそこそこの景勝なのだが、なんせ使うギヤが2速と3速ばっかりの林道!
たま~に4速に入るぐらいで、これでは平均速度40km/h以下は確実だろう。

ちなみに、この記事を書くまでずっと「当時は国道425号線を走った」と勘違いしていたワタクシ・・・
「二度とこの道は走ることがないだろう」と思っていたわけだが、実は走っていなかったワケだ。
知ってたら、今回は国道425号線を走ってみたことだろうが、コチラも”酷道”で有名な路線ではある・・・
そうはいっても、一度は自分で走ってみなければ気が済まないが ^_^

 

今回は、国道371~424号線を走り、途中から県道もしくは林道を走って「高野龍神スカイライン」のどこかへ戻ろうかとも思ったのだが・・・
結局、国道371~424号線を走り、国道480号線で再び高野山金剛峰寺を目指すことに・・・
が、目測したルートが思った以上に距離があって、さらなる予定変更でそのまま国道424号線で有田川町まで。
阪和自動車道・有田ICから上に乗り、三重県亀山市まで・・・

 

うん、また中途半端になったな・・・ また改めて訪れればなるまい。
だからこそ今回は山頂付近のピークに合わせて来るつもりだったのに (-_-;)
まぁ、順番が前後したと思えばいいか ^_^

せっかく来たのにもったいないことをした・・・
ってか、近所に宿を取ってればバタバタしなくてもよかったんやけどな ^_^

でも、明日は「鈴鹿スカイライン」の予定やし・・・

 

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全国制覇がいつになるのかは分からないが、末永くお付き合いいただきたいm(__)m
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