九州の絶景スポットの一つ、佐賀県唐津市「蕨野の棚田」。
有田町の「岳の棚田」へ雲海を観るため何度も通った後、適当にフラフラしながら帰ってくる途中に見つけた。
「八幡岳展望所」へ立ち寄った後だったかな・・・
なかなか美しい棚田で、規模も大きくてダイナミックな棚田だったのですっかり気に入ってしまい、どうせなら彼岸花が咲く時期に来てみようと思って昨年も訪れたのだが・・・ 見頃は過ぎちゃってました (^_^;)
で、3度目の来訪。
県道350号線(旧国道203号線)のJR厳木駅付近より、県道32~315号線で八幡岳を目指す・・・
蕨野の棚田
蕨野の棚田は、佐賀県唐津市相知町平山上蕨野の八幡岳北側斜面で扇状に拓かれている棚田である。
松浦川の支流である平山川沿いの標高150m付近、三方を山に囲まれたすり鉢状の山麓に集落がある。
集落から八幡岳に向かって小さな谷に沿う5つの字(大平、石盛、南川原、下ノ木場、九郎)があり、棚田はこの谷沿いに分布する。
棚田交流広場から上っていくとすぐに「〇〇展望台」みたいな表示があったので行ってみようと思ったのだが、ワタクシのクルマでは行けそうにもなかったので諦める・・・
「蕨野五百羅漢」の方だったと思うが、歩いて行ける距離だったのかナ!?
帰ってきてGoogl Mapで確認するも、そんなものは無いのはナゼ・・・ ???
とりあえず、県道315号線から逸れ・・・
「南川原の棚田」
彼岸花はそれほど多く咲いてるわけじゃなかった・・・ 2年前初めて来た時はもっと印象深かったが (^_^;)
江戸時代に築かれた棚田もあるが、現存するものの多くは明治から昭和初期にかけて築かれたようだ。
場所によっては・・・
ちょっと密集して咲いてるところもある ♡
ビミョーにピークを過ぎている感は否めないが・・・ まぁ、しゃあない (^_^;)
石積みの構造は・・・
開墾時の自然石(松浦玄武岩)の「野面積み」で、石積みが勇壮に連なる様子は山城を連想させる。
石垣の高さは3mを超えるものが多く、南川原地区には棚田の石垣としては日本で最も高い8.5mの石垣があり、昭和元年から10年の歳月をかけて造られた。
こういった景色を観るたびに思うが、ホントにその労力には頭が下がります m(_ _)m
「石盛の棚田」
観光用に造られたわけでもなく、棚田内にズカズカと入っていくわけにもいかないため、観る角度が制限されるのは致し方ない・・・
一部では収穫が終わった面もあり、統一感がないのがちと残念 ^_^
「大平の棚田」方向を見ると・・・
棚田には大小200か所を超える横穴水路、「暗渠」と呼ばれる地下式の水路が張り巡らされている。
八幡岳は玄武岩でできており、標高400mの位置には堆積岩と火山岩の境があって、そこから湧水が出ていた。
その湧水を利用できる範囲に、土を掘り起こして出てきた玄武岩を石積みにして棚田を造っていったという。
「大平の棚田」
平均傾斜が約14°と他の棚田と比較しても傾斜が急な部類に入るため、そそり立つような石垣群は山城にも形容される。おかげで、下から見上げても全容は伝わりにくい・・・
区画数1,050枚に及ぶ棚田は、集落の上、標高180m付近から420m付近までの高低差約240mに亘って築かれており、集落から見上げると斜面に沿い扇形に広がっている。
「大平展望所」
うん、棚田って難しいね。
上から見下ろすと段々になっている様が伝わらず、下から見上げても石垣が目立つだけ・・・
斜め下から見上げる、斜め上から見下ろすのがいいんだろうけど、そんな都合のいい場所がうまいことあるわけないし (^_^;)
「大平展望所」のちょっと手前から西に向かう林道があって、「展望所」があるような案内もあったので行ってみたが・・・ ナニもありませんでした (-_-)
この辺に「展望所」作ってくれたら、それなりに見応えありそうなのだが・・・
そういえば、「八幡岳展望所」からも見下ろすことができたよな・・・
望遠レンズで撮れば、棚田全体の雰囲気は伝わりやすいかも ♪
また訪れるだろうし、目新しい写真が撮れたら追加でアップします (^o^)
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