日本絶景街道を走る!

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薩摩半島 前編

指宿スカイライン からの続き◊

さて、ここからは指宿スカイラインを途中まで戻り、まずは錦江湾沿いに薩摩半島東海岸から一周してみよう。
川辺ICまで戻るつもりだったが、市街地を走ってもしゃあないので知覧ICまで戻ってから国道に出ることに。

先ほどよりは霞が取れてきて視界もちょっとは良くなっている模様だが、それでもまだまだ物足りないので、後日別件で訪れた際に撮った写真と、改めて訪れたスポットを付け加えながら・・・
知覧ICまで戻ったら、県道23号線にて海岸を目指す。

 

薩摩半島一周

薩摩半島は、鹿児島県南部に位置する半島で、鹿児島湾(錦江湾)西岸にあり、東岸に大隅半島、両半島の間に桜島がある。最南端は長崎鼻、薩摩半島の西岸及び南岸は東シナ海に面する。

鹿児島市平川町より国道226号線を南下していくが、景観的にはごくありふれた海岸線かな・・・

 

 

 

 

 

 

 

桜島や、対岸には大隅半島を望めるはずなのだが、ん~、まだ霞んでるゾ! けっこうしつこいな・・・(-_-メ)
視界がクリアならそれなりの景色を楽しむことができそう♪

道の駅・いぶすき彩花菜館」に立ち寄り、指宿市西方で県道238号線へ進路を変えて海岸線をキープ。
途中、砂州で繋がった島を見つけるも、写真は撮らぬまま通り過ぎてしまった。
この時点ではそれほど珍しいものとは思わなかったもので・・・ てへっ♡

と、ここで地図を見直し、付近に「魚見岳」があることを知り、少し戻ってから向かってみることに。

 

魚見岳

 

 

 

 

 

 

 

あ~! さっき見つけた砂洲でつながった島やん!!
う~ん、前情報なしで訪れたにもかかわらず、タイミングよくシャレた砂州が出現していた。

魚見岳(標高215m)は山頂まで車で登ることができ、桜やツツジなど、四季の花々が咲き、眼下には知林ヶ島と錦江湾が広がり、桜島と佐多岬、指宿市街地が一望できる。

 

で、後日改めて訪れた「知林ヶ島

 

 

 

 

 

 

 

今までに見たこういった砂洲の道でこんなに長いものは初めてかも・・・
これ、渡りきるまでけっこうかかるよ。

知林ヶ島は、錦江湾に浮かぶ無人島で、3月から10月にかけての大潮、中潮の干潮時に、長さ約800mの砂の道(砂州)が出現し歩いて渡ることができる。陸と繋がる島であることから縁結びの島とも言われ、島には周遊道路や展望台、「チリンズベル」という名の鐘などが整備されている。

砂州の出現時間は最大4時間ほどで、市の統計によれば1時間以上出現する日は年間190日、2時間以上出現する日は年間86日である。この砂州は、台風が襲来した後には流されてしまい、しばらくの間出現しなくなることがあるが、潮流によって砂が運ばれてくることにより回復する。

この日は、

 

 

 

 

 

 

 

対岸の大隅半島や先端の佐多岬までも観えていたゾ ♪
っていうか、砂洲の道が出現する日&時間って意外と少ないんやなぁ・・・ 良かった ♡

 

指宿の市街地に入ったら、やけに亜熱帯植物が目立つようになって道路脇の街路樹はフェニックスが立ち並び、宮崎県の風景とよく似た感じに。 いいなぁ~、この南国感♡
指宿といえば、まず思い浮かぶのが「砂むし温泉」。道沿いにもいろんな砂むし温泉の看板が立っている。
まぁ、今回はのんびりとココで温泉に浸かっている場合ではない!? ので素通りする。

眼の前に突然現れた「開聞岳

お~! 確かに富士山だ♡
標高924mなので富士山の4分の1スケール!? クウォーター富士だ!

山麓の北東半分は陸地、南西半分は海に面しており、見事な円錐形の山容から別名「薩摩富士」とも呼ばれる。
錦江湾の入口、海門にあることから、いつしか「かいもんだけ」と呼ばれるようになった。
二重火山で、標高700m上部はトロイデ型を成す。
山麓から眺めると途中でわずかにくびれ、照葉樹の背丈も上部は急に小さくなり、後世にできたことが分かる。

指宿市街地の方から向かうと広大な畑が手前に拡がっていて、なかなか壮大な景色となっている。
キャベツ畑と絡めて撮りたかったが・・・ クルマを停めるタイミングを逸してしまった (-_-;)
で、ここで「長崎鼻」へ向かう前にちょっと寄り道・・・

西大山駅

 

 

 

 

 

 

 

JR日本最南端の駅である。 指宿枕崎線の無人駅で、駅舎はない。
幸せを届ける黄色いポストや、幸せの鐘などもあって、旅に彩りを添える人気のスポットだ。
田舎の駅(特に無人駅)は画になるなぁ・・・ 周囲の景色に特徴があればなおさらだ ♪

そしていよいよ薩摩半島の最先端へ。

 

長崎鼻

薩摩半島の最南端に突き出た岬「長崎鼻」は、浦島太郎が竜宮へ旅立った岬と言い伝えられ、「竜宮鼻」の別名を持ち、乙姫様を祀った龍宮神社もある。
また、その名にふさわしく、夏はウミガメの産卵地ともなっている。

龍宮神社

 

 

 

 

 

 

 

龍宮神社では他に例を見ない、願い事を貝殻に書いて奉納する貝殻祈願がある。
浦島太郎と亀の石像があり、女性は右から、男性は左から2回周った後、ウミガメを触ってから祈願すると願い事が叶う
・・・ なんてのもあったゾ。

周囲は指宿カルデラ外輪山の一角を成しており、一帯は火山岩にて形成されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いいなぁ~、このゴツゴツ感! いかにも火山活動の痕跡という感じの荒々しさ!!
岩場を歩き回っていても、足を滑らせて海に落下・・・ なんてする気がしない! 滑らんもん♡

岬の西方には弓なりの砂浜が続き、その端に開聞岳がそびえ立つ。

黒い砂浜がいい雰囲気を醸し出し、自然が作り出す景色はホントに素晴らしい♪
天気のいい日には、南の洋上に屋久島・竹島・硫黄島を望むことができるようだ。
付近には大好きな”ハイビスカス”が咲いているらしいが・・・ 気付かなかった、っていうか咲いてたか!?

 

それでは「開聞岳」の周りをぐるっと一周してみよう。
海際を走っていけば楽勝・・・ と思っていたら、行き止まりやらナンやらで辿り着かんし!
で、知らぬ間に「開聞山麓自然公園」の料金所へ。
この先が件の道か!? いや違うらしい。料金所のおいちゃんに尋ねて向かった先には・・・

ここはトンネルとトンネルを結ぶ100m程度ある唯一の2車線!?区間で、自然光が入ってくるので明るいが、この前後には完全1車線のほぼ真っ暗なトンネルがあり、離合区間はほんの数ヶ所しかなかった。
対向車が来たら、一方のクルマは延々とバックしなければならないことになるゾ。
普通の人はここをクルマで走ろうなどとは思わないだろうな (-_-)

ちなみに、僕がこの道に入ろうとしたら、先客のクルマがバックしながら出てきてたし・・・
信号付ければなんも問題ないのに・・・ とか思いながらナンとか対向車なしで通過できた。
けっこうスリルあってドキドキするよ、ぜひ走ってみてごらん♪

しばらくは海を見ることができず、少し走ったあたりから海際~少し内側を繰り返すことに。

 

 

 

 

 

 

 

なぜか立ち枯れっぽい木々が多いのはなぜなの?
新緑が美しい手付かずの自然なままの林や、東シナ海を見ながらのドライブとなる ♪
立ち枯れっぽい木々のせいか、ちょっとした秘境感もあるな。

終盤になるとようやく開聞岳を見上げることができる。

この辺りには「花瀬望比公園」があるのだが、立ち寄らなかった。
ちなみに、開聞岳の北側にはよく似た名前の「かいもん山麓ふれあい公園」もあるゾ。

すれ違った対向車はスクーター1台のみで、ほぼ貸し切りでのんびり走行できる。
っていうか、あのトンネルの存在を知っている人はあえて行かないのかもしれん。
西側からアプローチしてトンネル手前で引き返すのもアリかな・・・

国道226号線に出て少し戻り、県道28号線にて・・・

 

池田湖

 

 

 

 

 

 

 

およそ5700年前の巨大噴火によって形成された周囲15km、最大水深233mの九州最大のカルデラ湖。
体長2m・胸回り60cm・体重20kgもの大うなぎが数多く生息し、また謎の生物「イッシー」が棲むといわれる神秘的な湖だ。
湖畔には四季折々の花々が植栽され、開聞岳を背景にまったりとしたひと時を過ごせる。
近くには同じ時期に形成された「鰻池」もあり、湖畔には鰻温泉がある。

湖畔の池田湖パラダイスでは水槽がいくつか置いてあって「大うなぎ」を実際に見ることができる。
でけぇゾ! とても美味しそうには見えないが・・・ (-_-)

湖は思ったより大きいとも思ったし、小さいとも思ったが、透明度の高い湖水と相まって、な~んだか神秘的な雰囲気は確かに持ってるな・・・ イッシーは、今日は熱が出て休みらしいが。
なにより最大水深233mってのがスゴイな。
東京タワーを沈めたら約3分の1が顔を出す・・・ というわけか。
福岡タワーなら1mだけ水面に出てるってことやな ♪ これ、ちょっと見てみたいな ♡

 

国道226号線に戻り、しばらく行くと「瀬平自然公園」がある。

 

 

 

 

 

 

 

ここは敢えて、ゆるくカーブした道路を絡めた方がいい感じ♪
天気が良ければ、硫黄島、竹島、遠くは屋久島までを遥か洋上に眺めることができるようだ。

やっぱり「薩摩富士」と呼ばれるだけあって、どこから観ても絵になるなぁ・・・
反対側はまた対比する景色で、長く延びる黒い砂浜が穏やかな印象を醸し出す。

 

さらにもう少し走って「番所鼻自然公園」へ。

これまた自然が造った風景とは思えないほどの・・・ 確かに絶景!
数十万年前の火山活動と、その後の浸食で形成された天然の岩礁で、自然にできた「海の池」。
その中には「竜宮城への入り口」があったという伝説が残る。
干潮時には歩いてぐるっと回れる「海の上のさんぽ道」となるが、満潮や高波の時はもちろんムリ。

 

 

 

 

 

 

 

薩摩藩の番所があったことから名づけられた番所鼻自然公園は、日本地図作成のために立ち寄った伊能忠敬が「天下の絶景なり」と賞賛した景勝地だ。
たまたま公園整備中で、作業中のクルマや人が「海の上のさんぽ道」の左側にいたため全景を捉えるような写真は撮れなかったが、雰囲気は伝わる・・・ ハズ。
遊歩道も整備されていて、歩き回ったら結構楽しそうな感じだった。

ちなみに後日訪れたときは・・・

 

 

 

 

 

 

 

干潮時だったが、景色的にはどうなのかな!? もうちょっとだけ満潮気味のほうがイイような気も・・・
池の中で磯遊びをするなら断然コッチだが (-_-)

頴娃町の海にはタツノオトシゴが住んでいるようだ。

園内にある日本唯一のタツノオトシゴの観光養殖場「タツノオトシゴハウス」。
竜の容貌を持ち、夫婦仲が良く、オスが子供を身ごもるタツノオトシゴは「幸運、健康、恋愛成就&夫婦円満、子宝、安産」のシンボル・・・ ということらしい。
まぁ、なにより見た目がカワイイ ♪

ここから少し走った所には、ちょっとユニークな祈願方法の「釜蓋神社」もあるゾ。
枕崎までは海際を走る区間はなく、景色を楽しむ道ではないがもう一つ寄り道。

 

お茶屋の場公園

ここは、”ダイヤモンド富士”ならぬ”ダイヤモンド薩摩富士”が拝める場所。
ネット上の写真をお借りすると・・・ こんな感じ♪

 

 

 

 

 

 

 

これは一度拝んでみたいものだが、その時期には大挙して観光客やカメラマンが押し寄せる・・・ んやろな。
カメラを構える場所で苦労することはなさそうだが、付近には駐車場などなかったゾ

明日の朝は、ここお茶屋の場公園か、番所鼻自然公園のどっちかで日の出を拝もうと思う。
ダイヤモンド薩摩富士が拝めるのは今の時期ではないはずだし・・・

 

やっぱり今日中に薩摩半島一周はムリだったな。 ハナからそのつもりはなかったけど・・・ フフッ♪
とりあえず枕崎まで行って、今日の寝床を探そう・・・ と、飛び込み1軒目で見つかった♪

西の空は薄雲が拡がっているようなので夕日は諦めて、とっとと”カツオ”食べにいきましょ♡
軽く下調べはしていたが、さらに調べ直してみると徒歩10分程度の場所に良さそうな店を発見!
17:30開店と同時に「こんばんわ~♪」

いやぁ~ 大満足!
カツオは”刺し身”も”タタキ”も、ちょー美味かった♡ なぜか”地鶏のタタキ”も、みょーに美味かった♡
カツオ漁の基地だけに、新鮮なカツオは捨てるところがないらしく、いろんなカツオの部位や、他では食べられない料理がたくさんあるようだ。

後は、宿に帰って風呂入って・・・ ZZZ

南さつま海道 に続く◊

16:30 チェックイン  走行距離 520km

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