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岡城跡・紅葉

九州の紅葉の名所の一つ、大分県竹田市「岡城跡」。

夜明け前後に、「阿蘇パノラマライン」から「くじゅう連山」をバックに雲海が見れないかな・・・
と、行ってみたのだが、不発に終わる ^_^
さて、どうしましょ・・・ 少々考えた末、紅葉を観に「岡城跡」へ行ってみることに。
入城は9:00からだし、ボチボチ向かえばちょうどいい時間になるやろ ♪

竹田市内で国道57から502号線へと進路を変えればほどなく案内板が出てくる。

 

岡城跡

岡城跡は、大分県竹田市大字竹田字岡にあった城(山城)の跡地である。

「臥牛城」「豊後竹田城」とも呼ばれる「岡城」は、文治元年(1185年)、標高325m、比高95mの「天神山」に築かれた城で、大野郡緒方荘の武将、緒方三郎惟栄が源頼朝に追われた源義経を迎えるために築城したことが始まりであるという伝承がある。

 

まずは「大手門」に向かって・・・

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとした!?坂道を上っていく・・・ 真っ赤に色付く1本のモミジの木が出迎えてくれる ♪
「大手門」の写真はミスショットだったのでナシ (-_-;)

「大手門」をくぐったら・・・

 

 

 

 

 

 

 

城内の南側を「城中心部」へと向かって歩いていく・・・
標高325mの山上にそびえ立つ堅城。けっこうな断崖絶壁になっていて、下を見下ろすと・・・ (*_*)

文禄3年(1594)に豊臣秀吉の命でこの地に入った岡藩初代藩主 中川秀成が石垣造りの城にした。

西中仕切跡

城内で最も狭い場所。石垣により通路を折り曲げ、その先を門で遮断することで敵の侵入を防いでいた。
今は紅葉が我々の侵入を見張っているよう ♪

「本丸」周辺は後回しにし、「下原門跡」へと向かう・・・

東中仕切跡

「西中仕切跡」同様、岡城中心部への敵の侵入を防ぐ重要な防御施設である。
緊張でピリピリした所だったんだろうが、今やたくさんの紅葉が和やかな雰囲気を醸し出している ♪

少し進むと・・・

 

 

 

 

 

 

 

あら~、けっこう落葉も進んでる・・・ 地面は真っ赤っ赤 (*_*)
まだ早い木もあれば見頃の木もあり、そして落葉が進んでる木もあって自然相手はタイミングが難しい (-_-;)

清水門跡

 

 

 

 

 

 

 

清水門は、藩主が稲葉川のほとりに建てた河内谷御茶屋(藩主の休息場)へ向かうため設けられた門である。
この辺りでは木々の間から「くじゅう連山」を遠望し、「二の丸」を望める。

荘嶽社・御廟所跡

 

 

 

 

 

 

 

荘嶽社は、初代藩主の父である中川清秀、兄の中川秀政、初代藩主中川秀成を祀る神社である。
御廟所は、歴代藩主の位牌が祀られる施設であり、儒教の教えに基づき造られた。荘嶽社・御 廟所の場所は、「東の郭」と呼ばれ、中川氏か岡城主となる以前の志賀氏の時代には、岡城の中心部であった。

この先が「下原門跡

下原門は、岡城の搦手(裏口)の門として使用されていた。中川氏入部以前は、ここが大手門として使用されていたと云われている。
確かに、城内の見取り図を見れば、どちらが「大手門」でもおかしくはなかろう。

この付近には紅葉樹はほとんど無かった。


 

 

 

 

 

 

 

 

さて、来た道を戻っていく・・・

 

 

 

 

 

 

 

南西方向には、九州山地の中核をなし祖母傾山系に属する大分県と宮崎県の県境にある標高1,756mの祖母山を遠望し、眼下には325m下を流れる大野川を望める。
この遊歩道の南側はけっこうな断崖絶壁で、もちろん手すりも柵も無い。
もし落ちたら・・・ と、想像を掻き立たれる (*_*)

城内中心部

 

 

 

 

 

 

 

「本丸」へと続く階段付近はなかなかの賑わいを魅せてくれている ♪
やっぱりこれぐらい色付いてくれてるといいよね ♡

太鼓櫓跡」付近

 

 

 

 

 

 

 

太鼓櫓は岡城中心部への入口で、城内で最も重要な門である。
太鼓櫓内には太鼓が設置され、城内に時を知らせるために太鼓が打たれていた。太鼓櫓に隣接して鐘櫓があり、火災や緊急時には、銅鐘が打ち鳴らされた。

今回、「太鼓櫓跡」には上らなかったし、「本丸跡」での写真も無い(紅葉的にはイマイチだったので)・・・
が、景色的にはもちろん文句なし! 翌年”桜”を観に行ったときはしっかり撮ってきた ♡
その記事がアップされるのはいつになるやら・・・ だが、首を長くしてお待ちいただきたい m(_ _)m

二の丸跡

 

 

 

 

 

 

 

二の丸は、月見櫓や御風呂屋など、特徴的な機能を持つ施設が建てられ、来客の歓迎や、藩主の愉しみの空間として利用された。

月見櫓跡」からの展望だが、ココからもしっかりと「くじゅう連山」「中川覚左衛門屋敷」を望める ♪
少年時代に遊び場にしていた岡城をモチーフにして、名曲「荒城の月」を作曲した「瀧廉太郎の銅像」もある。

空井戸跡

 

 

 

 

 

 

 

当初から水は無く空井戸であったとされるため、抜け道として使用されていたとか、財宝が隠されているなどの伝説が残されている。

色鮮やかなモミジの黄葉! この色付きはちょっと素晴らしくない!?

三の丸跡

 

 

 

 

 

 

 

三の丸は、他藩からの使者や家臣が、藩主と対面する場であったとされている。
「二の丸」の東側は「地獄谷」、西側は「清水谷」となっており、南側の断崖絶壁と同様、高く積み上げられた石垣の高さが難攻不落の堅城を物語る。

「くじゅう連山」を眺望できるココからの眺めはサイコー!
炭火で焼き鳥を焼きながらビールを煽れば(今はもちろんできるわけないが、当時は絶対やってたでしょ ♡)、それはもうこの上ない至福のひととき ♡

鐘櫓跡

 

 

 

 

 

 

 

清水谷を挟んで「中川覚左衛門屋敷」を望むが、手前の木々がキレイに色づいて素晴らしい景観 ♡
今日の状況だと、この辺りがイチバン色付きが良かったかな (^o^)

ここからは、城内の北側を左回りで歩いていく。

籾倉跡」「賄方跡」より

 

 

 

 

 

 

 

「中川覚左衛門屋敷」と、その向こうには「くじゅう連山」がチラ見えする。
すべての木々が一斉に見頃になればもっと見応えあるんやろな~ ^_^

埋門跡

大きなイチョウの木が一本、ド~んと出迎えてくれる。
そういえば、イチョウの木は少なかったな・・・ ってか、ほとんど無かったようだったが!?

「中川覚左衛門屋敷」方向と・・・

 

 

 

 

 

 

 

清水谷を挟んで城の中心部を望める。
地形的に、間に谷を挟んで・・・ ってな造りがまたイイよな~ (^o^)

中川覚左衛門屋敷跡

 

 

 

 

 

 

 

中川覚左衛門屋敷は、茶人古田織部の弟で、岡藩の家老を務めた古田重則に始まる家系の屋敷である。
当時の屋敷間取りが分かるよう、建物の床面を復元している。写真は撮ってないが・・・ (-_-;)

もちろん、ココからも清水谷を挟んで城の中心部を望める。


 

 

 

 

 

 

 

中川民部屋敷跡

 

 

 

 

 

 

 

中川民部屋敷は、3代藩主中川久清の息子である中川久旨の家系の屋敷である。
これまた景観の良いエリアで、阿蘇山が遠望でき、城中心部も拝める。

「埋門跡」の大きなイチョウの木は・・・

 

 

 

 

 

 

 

まだまだ黄葉のピークにはほど遠いか!?
基本、イチョウはモミジよりも紅葉の時期がやや遅いというが・・・ それにしても落葉も多いのはナゼ!?

西の丸跡」「近戸門跡

 

 

 

 

 

 

 

近戸門は、通用口としての機能を持ち、家臣や領民の日常的な出入りに使用されていた。「七曲り」と呼ばれるつづら折りの坂道は近戸門から城下へと続き、城下町と城を結んで いた。

ここは「くじゅう連山」と「阿蘇山」の両方を遠望できる城内唯一のスポット ♡


 

 

 

 

 

 

 

西の丸は、三代藩主中川久清の隠居後の住まいとして御殿が造営された。その後、政務の中心的な機能も西の丸へ集約される。西の丸には、御殿のほかに馬場や庭園等があり、城内で最も広い曲輪である。

周りには・・・ 紅葉樹よりも桜の木が多いな ♪

大手門

大手門は、城の正面玄関であることに加え、防御施設でもある。
大手門の石垣上には櫓が渡されており、櫓上から敵を攻撃できるようになっていた。

お ♪ 見張り役のお侍さんがいらっしゃる ♡

 

城跡地の形状がなんかイイよね ♪
全部を歩き回るのはちょっと大変だが(下原門跡まで行ってる人は僅かだった)それでも見どころはいっぱい ♡
特に、春の桜、新緑、秋の紅葉の時期はオススメでしょう ♡

今回は”紅葉”メインの写真ばっかりなので、”石垣の高さ”や”谷の深さ”や”二の丸の広さ”などを伝えられる写真がまったく無いのがちょっと残念だったかな・・・
実は翌年の春に”桜”を観に行ってるので、その時の写真で伝えられればいいが ^_^

 

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