日本絶景街道を走る!

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寒霞渓ブルーライン

今回のドライブ・ツーリングは、「寒霞渓ブルーライン」へ。

小豆島スカイラインー からの続きである。

四方指展望台」から本線に戻り、さらに上って行くとほどなく県道27、29、31号線の交点があり、道なりに県道29号線へと進めば「寒霞渓ブルーライン」へ突入だ。
分岐を示すような案内表示はあったのかな? 気付いたらいつの間にか突入!?
スムーズに繋がるお蔭で、分岐点を意識することなく道路の名称は変わっている。

 

寒霞渓ブルーライン

寒霞渓ブルーラインは、小豆郡小豆島町星ヶ城山から小豆郡小豆島町草壁本町に至る、延長約15.7kmの県道29号・寒霞渓公園線の通称で「寒霞渓道路」とも呼ばれる元観光有料道路である。

小豆島スカイラインと接続し、寒霞渓を囲むよう走るルートは風光明媚なドライブコースだ。
今回は・・・ う~ん、”風光明媚”ってとこをキチンと紹介できればねぇ (-_-)

起点付近には「四望頂展望台」(さっき、よう似た名前の展望台にいったゾ・・・)がある。

 

 

 

 

 

 

 

ここからはすでに”寒霞渓”の一部となり、”表12景”の一つとなっている。
荒々しい雰囲気の断崖が独特の景観を醸し出し・・・

渓谷の向こうには、

 

 

 

 

 

 

 

内海湾~瀬戸内海をも望み、深い渓谷と海を同時に見ることができるのは珍しいんじゃないかな♡
紅葉の景色は曇り空でも問題ないが、遠景や海景はやっぱり晴れてないとサマにならないわ (-_-;)

何気に霧が濃くなってきた気もするが・・・ 霧が立ち込めたり、

晴れたり・・・

 

 

 

 

 

 

 

忙しい天気だこと♪
このすぐ先には「寒霞渓」の山頂駐車場があるので、クルマを停めてじっくりと散策してみましょ♡

 

寒霞渓

寒霞渓第二展望所」より

 

 

 

 

 

 

 

ありゃりゃ~、いよいよ本格的に霧が襲来!
景色どころではなくなってきたゾ!! 風も強くて寒いし・・・

「寒霞渓第一展望所」にも行ってみたが、とても景色を楽しむどころではなかった・・・

 

 

 

 

 

 

 

途中の通路ではキレイに色付いた紅葉が観光客の目を楽しませてくれていたのだが、当然のようにロープウェイ乗り場には並ぶ人影も少なく・・・
しばらくフラフラしながら、先にお土産を買ったりして霧が晴れるのを待ってみたが・・・
よっしゃ、時間が勿体ない! 後回し!! とりあえず「二十四の瞳映画村」へと向かおう!!!

寒霞渓ではロープウェイにも乗って紅葉を楽しむつもりだったのだが、立ち込める霧がなかなか晴れてくれないので一旦離れて「二十四の瞳映画村」へ向かうことに。
霧が晴れた頃に戻って来てみよう・・・

寒霞渓山頂から「寒霞渓ブルーライン」に戻って草壁本町へと下りていく。

 

 

 

 

 

 

 

こういう場面では、霧も良い演出と言えるんだがな・・・ 幻想的でイイ感じ♡
単なる旅行写真ではなく、作品として撮りたいならこういう場面が画になるのにね。

星ヶ城園地」の案内に釣られて寄り道♪
横道に入って少し進むと駐車場に着くが、歩いて山頂までを往復している時間の余裕はなさそう・・・
どうせまた訪れる予定だから、そのときは小豆島最高峰からの景色を拝んでみたい♪

南北朝時代に山城だった星ヶ城址、 東西の両峰には空壕、鍛冶場、水ノ手曲輪、烽火台などの跡が残っている。
寒霞渓ロープウェイ・山頂駅付近からも登山道が伸びているが、標高差は200mほどあるようだ。
健脚な方はぜひどうぞ♪

少し標高を下げると霧もずいぶん晴れてきた♪

 

 

 

 

 

 

 

霧で湿った葉っぱは、より鮮やかな色合いを魅せる♡
濡れた路面と落ち葉が気にはなるが・・・

さらに標高を下げていくと、視界が広がる区間がチョイチョイ現れ、海を見下ろしながらのドライブ♪

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、「二十四の瞳映画村」がある半島も見えているゾ。
何度も言うが、天気さえ良ければねぇ・・・

小豆島スカイラインに比べ、勾配はキツくヘアピンも多いつづら折れが続くが、路面状況はさすがの元有料道路♪

 

 

 

 

 

 

 

周囲には紅葉、見下ろせば海!
上の方は落ち葉だらけだったが、この辺りからはほとんど見かけなくなった。

寒霞渓ロープウェイ・紅雲亭へ向かう道と分岐する。

 

 

 

 

 

 

 

分岐点には池があり、紅葉が映り込んでいた♪
晴れてればもっとハッキリと映り込んでただろうに、ちと残念・・・

道沿いからも、寒霞渓の渓谷美を魅せつける!

 

 

 

 

 

 

 

素晴らしい景観の中を右へ左へと♪

 

 

 

 

 

 

 

今回は小豆島スカイライン~寒霞渓ブルーラインと走ったため、下りながらの景色だったが、

 

 

 

 

 

 

 

走ってみた感じでは、登りながら景色を眺めたほうがより楽しめそうに思った。
どうせこの後、再び上っていくのだが・・・

ふと振り返ると

お猿さんがのんびりと道路を横断していた♪
3~4匹いたが、撮れたのはこのコだけでした・・・

国道436号線と交わる「草壁本町」の交差点にて「寒霞渓ブルーライン」は終了。

草壁本町からは国道436~県道28~249号線へとつないで「二十四の瞳映画村」へ向かう。
県道28号線沿いには醤油工場が多く!? 街中は醤油の香りが漂っていた。
まずは、「岬の分教場」から

 

 

 

 

 

 

 

いやぁ~、いいね♪ すべてが木造のノスタルジックな雰囲気がプンプン漂う校舎だ♡
こういう所で育った子どもたちは犯罪なんかとは縁がないんやろなぁ・・・

いかにも昭和! って感じ。

 

 

 

 

 

 

 

教室の片隅にいるだけで子どもたちの賑やかな声が聞こえてきそう♪
今どきのバカモノは、近所に幼稚園ができる → うるさいから作るな! などと言うらしいが・・・
シンジラレマセ~ン (-_-)

「二十四の瞳」は1952年、小豆島出身の壺井栄により発表された作品で、2度映画化されて、いずれも小豆島で撮影が行われた。「岬の分教場」も映画のロケ地の一つで、木造校舎の教室には、木の机、黒板、オルガンなど尋常小学校として使われていた当時のままの姿が残されている。

さて、それでは「二十四の瞳映画村」へ。

 

 

 

 

 

 

 

いかにも昭和初期って風景の中、手前に見える水路にはカワハギやメジナ、タイやコブダイなど様々な海水魚が泳いでいて、エサやりもできる。

村内の高台にある「二十四の瞳天満宮」は、映画村の鎮守神として太宰府天満宮より御霊分けされたそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

この映画村は、2回目の1987年公開の田中裕子主演の映画で使われた校舎や街並みを保存している場所だ。
軒先にある看板が懐かしい!? いや、生まれてへんし・・・ (-_-;)

民家や茶屋、お土産など15棟ほどの建物が並んでいて、まるで昔にタイムスリップした気分になれる。

 

 

 

 

 

 

 

囲炉裏や火鉢・・・ もう使っている家庭も少ないやろなぁ。
もちろん掘り炬燵なんかもあって、台所は土間で、ご飯を炊く窯もあるんやろうな・・・

うまい具合に!? 修学旅行生っぽいのが入ってきた♪

 

 

 

 

 

 

 

が、”分教場”に”現代の制服”は合わなかったな・・・ (-_-;)
この時代に、ミニスカートの学生が歩いとるかい!

汐江海岸と呼ばれる場所には、実際にロケで使われた、主人公の大石先生(田中裕子)が赴任した”岬の分教場”や珍しいボンネットバス、古い民家などがある。

分教場前の校庭すぐ横には海! 休み時間に釣りができるゾ♪

 

 

 

 

 

 

 

この位置だと、朝日が拝めるのかな・・・ いいロケーションだな♪
教室の窓から海が見えるってイイね♡

たまにはこういう所でのんびり時間を過ごすのもいいだろう。
映画村内にあるCafé’ シネマ倶楽部では、アルマイトの食器が懐かしい”給食セット”を食することができる。
アツアツの揚げパンとカレー、冷凍みかんに牛乳・・・ ク~っ!

そろそろ寒霞渓の霧も晴れていることだろうから、戻っていくことにする。
内海湾越しに寒霞渓を望む。

 

 

 

 

 

 

 

本来ならもっと島のアチコチを散策したかったのだが、大幅に予定変更。
ちなみに、今日の宿を大歩危(徳島県三好市)に取ってしまったので、遅くとも14:45発のフェリーには乗らなければならない・・・
となると、寒霞渓さえものんびり観光できないような時間になってしまったゾ (-_-;)


再び「寒霞渓ブルーライン」を、今度は上っていく。

内海ダム付近からの光景だが、白い空以外はなかなかのモノ♪
上っていく道中では、適度な湿度とフラットな光線のお蔭で感心するぐらいキレイな紅葉だったのだが、時間に追われて撮影する余裕もなく・・・
とりあえずは、寒霞渓だけでも押さえておかなければ (^_^;)

・・・って、山頂駐車場はほぼ満杯!

 

寒霞渓

寒霞渓は、小豆島の最高峰・星ヶ城と美しの原高原との間、南斜面に広がる東西約7km、南北約4kmにおよぶ渓谷である。

約1300万年前の火山活動によってできた安山岩、集塊岩などの岩石が長い年月の地殻変動や侵食により、断崖やそそり立つ奇岩怪石の絶景をつくりあげた。
「寒霞渓」は、群馬県「妙義山」、大分県「耶馬溪」と並ぶ、日本三大奇勝の一つである。

再び、「寒霞渓第二展望所」より

 

 

 

 

 

 

 

なんとか霧は晴れていたが・・・ なんかどんよりとした感じ (-_-;)

 

 

 

 

 

 

 

日本三大渓谷美の一つとも称される「寒霞渓」は雄大な景勝地で、ロープウェイ・山頂駅(標高612m)近くの展望所まで続く2つの登山道を”表12景”、”裏8景”と呼び、西側の表登山道で12ヵ所、東側の裏登山道では8ヵ所の素晴らしい景色を堪能できる。
それにしても、自然のチカラってやっぱりスゴイわ (・・;)

霧も晴れてきたとあって、観光客もいっぱいいたゾ!

 

 

 

 

 

 

 

もちろんロープウェイにも乗るつもりでいたのだが、長蛇の列となっている!
こりゃ、今回は見送りだな・・・ (-_-;)

寒霞渓第一展望所」より

 

 

 

 

 

 

 

第二展望所と大して離れていないので、展望できる景色に大差はない・・・

 

 

 

 

 

 

 

寒霞渓ロープウェイは、昭和38(1963)年に開通。
標高612mの「山頂駅」まで、全長917m、標高差317mのルートを約5分間かけて上る。
2本の観光道路と寒霞渓ロープウェイ&2本の登山道を使えば、各々独自の観光ルートがいくつも作れるハズ♡

 

「寒霞渓ブルーライン」に戻り、再び「四望頂展望台」へも寄ってみた。

 

 

 

 

 

 

 

この独特の景勝は、耶馬渓とも妙義山とも違う感じ・・・

 

 

 

 

 

 

 

霧が晴れてコントラストがハッキリ♪

 

 

 

 

 

 

 

紅葉だけでなく、奇岩怪石&断崖とのコラボ! いい眺めだ・・・♪
やわらか~な雰囲気もいいが、ゴツゴツした荒々しい雰囲気もソソるなぁ~♡
結局、悪天候とも相まって、”寒霞渓”を十分堪能することはできなかったが、どのみち今回のツーリングは前日から消化不良が続いているので、来年にでも早速リベンジを果たしたいと思っている次第・・・


この後、小豆島スカイラインへ繋ぎ、土庄港を目指しながら「四方指展望台」へも再び立ち寄ったのだが・・・
景色を眺めたのは「大観望」のみ! 朝よりちょっとマシな程度だった上、フェリーの時間が迫っている!!
まぁ、次回はゆっくり時間を掛けるとして、本日はこれでお終いかな・・・

結局、1日(実質8時間ぐらい)程度で小豆島を満喫するなんて考えが甘かった!
紅葉と景色を満喫したいなら、”寒霞渓”周辺だけで丸一日費やしてもいいぐらい。
「銚子渓」にも寄ってないし、そもそもワタクシのツーリングの定番「島へ渡ったら、海岸線にて島を一周!」すら実現できとらんとよ・・・

次回は、小豆島だけで1泊2日の日程を組もう・・・ などと思いながらフェリーで高松へ。
さよ~なら~ また来るけんね~ (^.^)/~~~

 

 

 

 

 

 

 

行くときは雨で甲板に出れなかったけど、帰りは約1時間の間ず~っとデッキで外を眺めていた・・・
たまにはフェリーもイイね♪
小倉から松山に渡るときは夜中で外は真っ暗やし、それ以前にちゃんと寝とかな次の日が大変やし・・・

高松市からは渋滞しそうな国道を避け、県道176~44~国道32号線にて徳島県三好市へ。
予想以上に時間を掛けながら(高速使えばよかった・・・)吉野川沿いに上って行き、”大歩危”のホテルへ。

18:00 チェックイン

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  1. ヤマダ 2019.02.04 1:22pm

    お世話になります。
    私、名古屋でWEBや雑誌の記事を作成する会社のものです。

    道路の記事を作成するにあたり、こちらのサイトを拝見いたしまして、可能であれば画像の提供にご協力していただきたい点がありましてご連絡させていただきました。
    メールアドレスやフォーマットを見つけられずコメントという形になり申し訳ありませんが。
    詳細お伝えしたく思いますのでご連絡いただけましたら幸いです。
    何卒宜しくお願いいたします。

    • yoshiboh125 2019.02.04 8:42pm

      お目に留めていただき、ありがとうございます。
      表示されているアドレス宛に、私からメールを送っておきますので詳細をお願いしますm(_ _)m

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