今回のドライブ・ツーリングは、宮崎県「日南フェニックスロード」へ。
前回から2ヶ月ほど空いてしまったが、この夏の異常な暑さにちょっと負けてました・・・
今日は気合を入れて!? 日の出に合わせて、1:30に出発。
今回は片道300km程ありそうなので、全線高速を利用する。
途中でちょいちょい雨に降られたが、今日は宮崎県のみ”晴れ”の天気予報・・・ 信じるしかない。
九州自動車道、宮原SAにて一休み。
ここでざっくりと地図を見る・・・ 八代ICで降りても2時間ぐらいで宮崎市まで行けそう!?
というわけで、早くも高速嫌いが顔を出し、とっとと下道へ (^^)
八代市内から国道219号線を球磨川沿いに走り出す。
しばらく走ると、「小林市まで88km」の表示が・・・ ん!?
さらにもう少し走ると、「宮崎まで138km」の表示が・・・ 地図が読めんのかなぁ君は (-_-;)
ホントにざっと目を通しただけで、深くは考えてなかったことを今更後悔しながらハイペースでぶっ飛ばす!
・・・とは言っても2時間で着くわけもなく、途中から再び高速を使わなければなるまい。
いちばんバカらしい高速道路の使い方だ (-_-;)
人吉ICで再び高速に乗れば夜明けには間に合いそうだが、人吉のループ橋も走りたいし・・・
というわけで、さらにペースアップをして人吉市から国道221号線で山越え。
えびのICから再び高速を利用する(あ~、アホくさ)
で、しばらく走ると「宮崎ICまで78km」の表示が・・・ あれれ!?
上に乗れば30分で着くと思ってた僕 (・_・) またもや計算ミス!? っていうか、予想が大雑把過ぎるやろ!
それでも時間の読みはほとんど外したことがないのだが、今回は暑さのせいか!?
さすがに1??km/h巡航が楽しいクルマではないので、それなりのペースで向かう。
うっすらと明るくなっている気がするぞ(^_^;)
空を見る限り、曇り空模様で所々雲が切れている感じなため、どうせ日の出は見れやしないだろう・・・
宮崎ICで降りて、国道220号線を南下する。
早速・・・
南国ムード満点の”ワシントン椰子”が中央分離帯に植えられた宮崎南バイパス。
いきなり常夏感たっぷりでお出迎え \(^o^)/
走行中、ふと横を見ると、なんと輪郭がくっきりとしたキレイなオレンジ色のお日様が昇ってきている最中!
慌てて車を停め・・・
清武川河口とお日様を・・・ って、すでに輪郭はボヤケていた・・・(-_-)
あちゃ~、日の出にビミョーに間に合わなかった時に限ってこういうことが起きるのはなぜ?
すでに「日南フェニックスロード」は始まっているハズなのだが、”起点は宮崎市街”としか書かれていない記事ばかりなので、走ってみた感じから勝手に起点を決めさせてもらう。
日南フェニックスロード
日南フェニックスロードは、宮崎県宮崎市加江田、国道220号線・青島バイパスと県道377号線の交差点から、国道220号線&県道377号線~国道448号線、県道36号線を経て都井岬に至る、延長約76.0kmのオーシャンビューロードだ。
旧道を迂回するトンネルを通れば74.7kmだが、途中にいくつかある絶景スポットは旧道沿いにあるからね。
ちなみに、近年は「日南海岸ロードパーク」という呼ばれ方もする。
サンマリンスタジアムや総合運動公園を横目に加江田川を渡ると、いよいよ日南フェニックスロードの始まり。
で、早速寄り道 ♪
県道377号線で「青島」へ向かい、青島入口付近にある駐車場にクルマを停めて少々歩く。
「弥生橋」
周囲1.5kmの小さな島「青島」と本土を結ぶ橋。
近付くほどに驚かされるのが、「鬼の洗濯板」と呼ばれる奇岩の成す景観!
「青島」
宮崎県南部海岸には南西から北東に向かって黒潮が、同北部海岸には北から南へ沿岸流が流れており、これらの潮流によって貝殻の破片などが集められ隆起波食台上に堆積することで青島が形成された。
珍しい地形であることから「青島の隆起海床と奇形波蝕痕」として天然記念物に指定されている。
島を包む森は亜熱帯性植物の群落で、国の天然記念物となっている。
タブやアコウ、ハマボウ、クワズイモなど226種が島内にあり、中でもヤシ科の「ビロウ」の大群落が見どころで樹齢300年を超えるものもある。
宮崎県内でも珍しい亜熱帯植物群落がなぜ青島にのみあるのか?
これは研究者の間でも意見の分かれるところで、南方の植物が海流に乗って流れ着いた「漂着帰化植物説」と、太古の植物のなかでも気候の合ったものだけが残った「残存説」の2説があり、いずれにしてもロマンが膨らむ。
この奇跡の景観が現代に伝わるには、神と人との深い関わりがあった。
海幸山幸神話の地である青島は、島自体が信仰の対象とされ、約270年前までは神職と島奉行以外は入島を禁止されていた。一般の参拝者が渡れるのは年に一度の旧暦3月10日のみで、それも陸続きになる干潮時に限っての参拝だった・・・ という話。
つまり、神を恐れ敬う人の心が、意図せずして島の自然を守ったというわけだ。
島をぐるっと一周しようかと思ったが、夜明け直後なのにちょっと歩いただけで汗が吹き出して止まらない !
タオルなんぞ持ってきていないため、ゆっくり散策するのはまた次回にということで島を後にする。
と、「弥生橋」を渡った先のちょっとした建物の前で、いい大人が4~5人カメラを構えている。
「こんな建物、なんか価値があるのかな?」 そう思いながら横を通り過ぎようとしたら・・・
なるほど、いい年こいたおっさん達が夢中でシャッターを切っているのがわかった。
2匹の仔猫がじゃれ合っていたのだ。 ・・・というわけで、ワタクシも参加することに ♪
う~ん、ネコはどこでいつ見てもカワイイ ♡
火照る身体を”日向夏ウォーター”で鎮めながら、日南フェニックスロード起点まで戻る。
ってか、利便性を求めて造られたバイパスではなく、元からある県道377号線の方が元来のフェニックスロードなので、本当ならこの先の堀切峠手前で国道220号線と合流する県道377号線を走るべきだろうナ。
まぁ、今回はバイパスの方を走る。走り出してほどなく・・・
「青島パーキング展望台」
広めの駐車場ともに、青島と周辺の街並みを眺めることができる展望台がある。
夜だと、ちょっとした夜景も楽しめるようだ。
さて、青島バイパスと県道377号線が合流したすぐ先には、再びお互いが離れる地点があるが・・・
ここはもちろん県道377号線の方を走らなければ意味はない。
相変わらず南国ムード豊かな海岸線を走るのがこのコースの醍醐味 ♪
「堀切峠」を越えれば・・・
景色は一変! 目の前に広がる「鬼の洗濯岩」・・・ とても自然に出来た造形とは思えない (^_^;)
中新世後期(約700万年前位)に海中で出来た水成岩(固い砂岩と軟らかい泥岩が繰り返し積み重なった地層)が隆起し、長い間に波に洗われ、固い砂岩層だけが板のように積み重なって見えるようになったそうな。
「道の駅・フェニックス」からは階段で海岸まで降りていくことができる。
干潮時などは磯遊びもできるだろうから、潮溜まりに残った海洋生物などと戯れることもできるだろう。
一人でそれをやっても仕方ないので、上から眺めるだけにする・・・
「鬼の洗濯岩」は・・・
青島から~巾着島までの約8kmの海岸線に形成されている。
これ、やっぱり干潮時のほうがより広い面積で見られるってことやな・・・ その方が見応えあるやろな ♪
巾着島、小内海を過ぎた先の・・・
「いるか岬」
ここでも、ビミョーに「鬼の洗濯岩」が見られるゾ ♪
かつては名前どおり、ここから沖を泳ぐ”イルカ”の姿が見られたらしい。
上記の「日南フェニックスロード」の案内地図では国道220号線を主体に表示してあるが(google mapで正確に制作してもブログに貼り付けると勝手に新道主体に変更される)、バイパスやトンネルがある場所は必ず迂回して旧道を走ってほしい。だって、トンネル走ってもつまんないでしょ?
こんな景色も拝めるし ♪
さすがに海の水はとってもキレイ ♡
旧道は狭くて曲がりくねってたりするけど心配いらない、みんな新道走るから地元の人ぐらいしか通らない。
景色独り占め ♡
さて、モアイ像で有名な「サンメッセ日南」があるのだが、ボク個人としては一度行っているので素通りする。
こんな所だ・・・ (ネット上の写真をお借りします)
世界で唯一、イースター島の長老会から許可を得て復元した”モアイ像”があり、モアイに関する資料を展示したセンタープラザやレストラン、動物と遊べる触れあい牧場、ウエルカムプラザ、5月から10月にかけて様々な蝶が飛んでくる蝶の楽園、ちびっこ広場、などがあって一日楽しめるテーマパークとなっている。
園内はとても広いので、ラウンドカーを利用するといいだろう。
また、7体あるそれぞれのモアイ像には込められた願いがあり、仕事運、健康運、恋愛運、旅行運、結婚運、金運、学力運など、モアイ像に触ると運気が上がると言われている。
モアイ像は、南太平洋の絶海の孤島ラパ・ヌイ島(イースター島)にあることで有名だが、争いや地震で倒れていたこのモアイ像を平成2年から3年にかけて日本の修復チームが修復作業を行った。
この功績がラパ・ヌイ島の長老会に評価され、モアイの復刻が世界で初めて認められたということらしい。
「サンメッセ日南」を通り過ぎてほどなくトンネルを迂回する県道433号線があり、そちらの先には・・・
「鵜戸神宮」
夜明け直後から吹き出す汗が一向に止まる気配がない以上、ここも次回に散策することに (^_^;)
・・・で、2022/6/27撮影
「楼門」
断崖絶壁に沿う玉砂利の参道に立つと・・・「楼門」、そして右手には青い水平線が広がる。
楼門を抜けると、右に左にと緩やかなカーブの参道が続き・・・
「千鳥橋」と「玉橋」の二つの太鼓橋
この先に「本殿」へと下る”階段が見えてくる。
鵜戸神宮は、国内でも珍しい“階段を下りて参拝する神社”なのだ。
「本殿」
日向灘に面した自然の洞窟内にある「鵜戸神宮」。
「本殿」は海の真際、険しい岩肌の横に開いた1000平方メートルほどの洞窟内に鎮座する。
地元では“鵜戸さん”の呼び名で親しまれ、夫婦円満・安産祈願の聖地として知られる。
神話では、山幸彦が海宮から戻って産屋を建て、豊玉姫命がこの地で御子を生んだという。
参道から本殿へ向かう途中、階段下の広場では、参拝を終えた人々が海に何かを投げている姿が見られる。
これが鵜戸神宮の名物「運玉投げ」だ。
波しぶきに洗われる大小様々な岩礁のうち、一番手前にある亀のような岩が「霊石 亀石」と呼ばれ、豊玉姫命を海宮から運んできた亀が姿を変えたものだと伝えられる。
この亀石の背中にある約60cm四方の枡形の窪みを目掛けて粘土を素焼きにした「運玉」を投げ、入れば願いが叶うという。
そして相変わらずのオーシャンビュー・ロードは続く・・・
さてここで、日南市街へ入る前に一旦「日南フェニックスロード」を外れ、県道434号線~国道222号線を経て「飫肥城下町」へと向かう。
所要時間は片道10~15分程度の寄り道・・・ とはいったものの、思った以上に広範囲に拡がる城下町。
ごめんなさい、今日はやっぱり歩く気になりませぬ m(_ _)m
幹線道路沿いの街並みも風情があって、できればゆっくりと散策したかった・・・
「お城」自体にはあんまり興味はないのだが、城下町とか宿場町の風情はワリと好き ♪
いずれまた、必ず来よう!
・・・で、2022/6/27撮影
まずは飫肥城跡「大手門」
1871年に取り壊された後、1978年に樹齢100年の飫肥杉を使用して復元された。
飫肥城は周囲およそ2.7kmの城内に松尾の丸、中の城、本丸の城を配した平山城だった。
飫肥は・・・
天正16年(1588年)から明治初期までの280年間、飫肥藩・伊東氏5万1千石の城下町として栄えたところだ。
周囲を小高い山に囲まれ、清流・酒谷川が流れる”九州の小京都”。
「武家屋敷松尾の丸」
「飫肥城歴史資料館」
飫肥藩ゆかりの資料が約220点ほど展示保管されている資料館で、主な展示品は、甲冑、刀剣、武具、古文書、衣服、女乗物(駕籠)など。
で、この先に旧「本丸跡」へと続く石段があり、その先には凛とそびえる樹齢100年を超す飫肥杉と一面の苔のコントラストが美しい「いやしの森」へ。・・・って、単なる杉林だと思って行かなかった (-_-;) あちゃ~ !
大正時代に飫肥を訪れた民俗学者・柳田国男は・・・
「穴生役の技芸を尽くしたかと思う石垣の石の色は、歴史の書より更に秀徹した懐古の味わいを漂せて居る」と書いている。穴生とは石垣を築くことを専門にした石工のことで、近江国(滋賀県)穴生にすぐれた石工が多く居住していたところに由来する。
石垣の石積みもバラエティーに富み、石を隙間なく組合せて積む切込接乱積み(飫肥積み)といった飫肥独特の積み方もみられる。
「大手門」を出て左へ行けば「武家屋敷通り」
石垣や白壁が連なり、一戸平均900坪の広い敷地を持つ武家屋敷が並ぶ。
うん、やっぱりこの独特の雰囲気がナントモイエナイ・・・
商人町通りには・・・
樽を店頭に置いた商家や、格子に壁燈籠、番傘を飾った商家が軒を連ね、町を流れる堀割の清流など、江戸時代を彷彿とさせる町並みが楽しめる。
飫肥城から城下町へ向かう途中の・・・
後町通りの水路を気持ちよさそうに泳ぐ錦鯉。
「飫肥城跡」の周囲には、「藩校振徳堂」や旧藩主の屋敷である「豫章館」がある。
武家屋敷を象徴する門構え、風情ある石垣、漆喰塀が残る町並みは、昭和52年に重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
「日南フェニックスロード」に戻り、日南市油津周辺では少々街中の走行となる。
「油津レンガ館」などといった見どころもあるのだが、案内表示に気づかないまま通り過ぎた・・・
通りから少し入ったところだったのかな? ん~・・・ まっいっか ^_^
油津港から少し離れた辺りにある「猪崎鼻」からの景色もけっこう良さそうなので、一応は行ってみた・・・
が、やはり歩き回る元気がなくて断念 (-_-)
相変わらず汗が吹き出しっぱなし! 訪れる時期を間違えたな・・・
さらにもう少し日南市街を走り、南郷町からは国道220号線に別れを告げ、国道448号線へ。
そして市街地を抜けて視界が拡がってきたら、ほどなく「道の駅 なんごう」があるので小休止。
とりあえず腹ごしらえをしようと思ったのだが、レストランがなんと11時オープン!
ちょっと遅くね!?
ところがうまいことに!? ここから数km先は土砂崩れのため通行止めとなっている。
レストラン開店まで1時間弱・・・ 「通行止め」まで行って引き返してくればいい時間になりそう ♪
・・・で、
ここから先の風景もなかなか素晴らしい!
ん~ ♪ 前半とはまた違った景色で、走ってて楽し~! やっほ~ ♡
石波海岸が見えてきたな・・・ という辺りで通行止めとなっていた。
ワタシノツーリングニハナゼカツウコウドメガオオイ (-_-)
ここで引き返す・・・
道端には、他ではなかなか見られない南国らしいハナハナ ♪ かっけ~ ♡
フェニックスやヤシと相まって、ホントニッポンのハワイじゃけぇ (^_-)-☆
戻ってくる折り、
「道の駅 なんごう」手前から、隣接する亜熱帯植物支場、トロピカルドームの方へ山肌を上っていく。
この辺り一帯も、できればのんびり散策したいところだが・・・
その途中からの景色、「夫婦浦」地域を望む
トロピカルドームを過ぎてちょっと下ると・・・
亜熱帯植物支場、トロピカルドーム、さらに有用植物園までを散策するとなると、半日・・・
いや、じっくりと写真なんぞ撮っていると丸一日使ってしまうかも → ハートピアなんごう
でもその価値はありそう ♪
今回はさすがにそんな時間はないが、他では見られない亜熱帯植物や、「ジャカランダの森」が気になるので、ぜひ再び訪れてみたい・・・
県道439~48号線を使って通行止区間を迂回し「石波海岸」へ。
少し戻って・・・
相変わらずの南国育ち・・・ じゃなくて南国ロード ♪
フラっとアテもなく彷徨うだけでも十分楽しめるドライブ&ツーリングロードだ ♡
「幸島」
野生猿が棲息することから「猿島」とも言われる。
中でも海水でイモを洗う猿は非常に有名で、島内には京都大学の霊長類研究施設が設けられている。
猿を見たければ、季節&時間帯を選ばないと、いつでも姿を現すわけではなさそう・・・
そして・・・
海岸線も残りわずかとなってきて(この写真は進行方向とは逆)
いよいよ旅も終盤に・・・
サーファーのメッカ「恋ヶ浦」
・・・を通り過ぎて、ちょっと上った岬・小崎から眺めた恋ヶ浦。
道沿いには数人のサーファーがいたけど、今日はベタ凪じゃのう・・・ (-_-;)
南郷から先、夫婦浦、幸島、恋ヶ浦と続くこの辺りは、南から北へと辿ると「恋」、「幸」、「夫婦」となり、「ロマンス街道」などと呼ばれたりもする。ん!?「夫婦浦」ってどこにあった!?
そしてこの先で「日南フェニックスロード」も終点、旅の締めくくりだ。
小崎を過ぎたら内陸へと向かい、県道36号線へと進路を変えてほどなく「駒止の門」があり、車で入る際には「パンフレット代」を支払う必要がある。
まぁ、ある意味有料道路!? というわけだ。
「都井岬」
最初は普通の山岳道路だが・・・ ほどなく視界が拡がってくる。
景色より、お馬さんを探しながらチンタラクルマを進める・・・
さっそく、斜面に野生馬が!
小さくて見にくいかな?
斜面で一心不乱にお食事中 ♪ 昼飯ではないよな・・・ 晩飯!? おやつ!?
「都井岬灯台」
あまりの暑さゆえ、今回はほとんど”歩く”ことを放棄したわけだが、さすがにここまで来たら灯台までは行って旅を締めくくらなければなるまい。
都井岬灯台は、灯台としては九州で初めて国の登録有形文化財に指定されたほか、九州で唯一、内部を常時公開している灯台。
360度のパノラマ・・・
とは言っても、南~東側は”海”しか見えないので・・・
欲を言えばもう少し視界がクリアだったらもっと景色を楽しめたのだろうが、こればっかりは自然が相手なのでどうしようもない (^_^;)
そしてこの辺りから下って行った先にある、断崖に自生する蘇鉄とともに存在する「御崎神社」を終点としたいところだが・・・ はい、今日はやっぱりムリです~ (^_^;)
・・・で、2022/6/27撮影
駐車場から遊歩道(参道!?)を下りていく・・・
「御崎神社」
パッと見た瞬間、鳥取県の「三徳山三佛寺・投入堂」を思い浮かべた(行ったことないけど)。
あそこはちょっとした登山の末に辿り着く場所だが、ここは降りてくる参道の途中からちょっと歩くだけ ♪
・・・って、「立入禁止」になってたゾ (-_-;) 途中に崩落場所でもあるのかな?
社殿の創建は、今から約1300年前の708年(和銅1年)戊申6月と伝えられている。
周辺は・・・
一帯に亜熱帯樹林”ソテツ”が自生していて、その数約3,000本!
自生する北限として学術的にも貴重なもので、枯れそうなときに鉄分を与えれば回復することから「鉄で蘇る 」という意味で付けられたようだ。およそ2億年前から姿が変わらない“生きた化石”といわれ、東南アジアや台湾、オーストラリアなどに多く分布する。都井岬はソテツの自生地の北限として、大正10年(1921)に国指定天然記念物に、昭和27年(1952)には特別天然記念物に指定された。
そして往路・・・
遠慮なく道路上を闊歩する”御崎馬”
いや~、さすがに野生の馬をこんなに間近で見れる所なんてないやろな~
クルマから降りて撮影していると、すぐ脇まで近づいてきたのには少々びっくりしたが、馬は肉食ではないので別に喰われることはなかろうと思い、できるだけ自然に振る舞って相手を驚かせないように ♪
現存する日本在来馬(北海道和種、木曽馬、御崎馬、対州馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬)のひとつで、昭和28年(1953年)に純粋な日本在来馬として国の天然記念物に指定された。
体長・体高ともに130cm内外で、毛色は主に鹿毛と青毛だが栗毛は極めて少なく、背中に鰻線のあるものが多く見られる。
生まれる時も死ぬ時も、御崎馬は人間の手が一切かからない。亡骸でさえ回収されず、そのまま自然に還るのを待つ。食べ物や水は自ら探し、気候の変化に応じて居場所を変える。
怪我をしても病気になっても手を貸さない、「お金がない!」でも貸してあげない・・・ それが自然の原理。
・・・で、ついでに2022/6/27撮影
”海”をバックに撮影したくてやって来たのだが・・・
ご覧の通り、この日は霧に覆われて・・・ 岬なのに霧が掛かるの!?
しばらく待ってみたが、晴れそうにないので渋々移動することに・・・
帰り際・・・
ガードレール上にいたカラスとなにやら遊んでた一頭の仔馬。
写真を撮ろうと、クルマを降りてドアを閉めた瞬間、カラスは飛び立ってしまった (^_^;)
コチラに気付いた仔馬はゆっくりと近づいてきて・・・ ワタクシの足にスリスリ ♡
ついでにクルマのボンネットにもスリスリ・・・ 止めろ~ 傷つくやんけ~ (^_^;)
ところでお前・・・ 母ちゃんはどこ行ったとや?
・・・ガードレール下の斜面で一心不乱に草を喰んでました (-_-;)
御崎馬の出産のシーズンは3月~8月で、4・5月に最も多く生まれるそうだ。
途中でも再三提案したとおり、新しく造られたトンネル等は絶対に避けて旧道の方を走ってほしい。
元々は、そっちの方が昔ながらの「日南フェニックスロード」なのだから、利便性を求めて造られたバイパスやトンネルなどは無視してよい。
結局、80km程度の道のりを6時間ほど掛けて走ってきたわけだが(写真を撮りながらなので)、それでも今回は途中の観光スポットをまったく歩いていない (-_-)
じっくりと散策したいなら丸一日使うことになるだろうが、その価値は十分あるだろう。
是非また、気候の良い時にゆっくりと訪れたい。
さて、帰りは国道448号線で串間市へ、国道220号線で南郷方面へ向かい、すぐに県道34号線へ。
国道222号線へぶつかったら国道を都城市へ向かう。
都城市で今日初の市街地走行にイライラしながら国道10~221号線とつないで小林ICまで。
なぜ小林ICから乗ったのかは、ちょっとした勘違いからのためだが、お陰でさらに市街地走行を強いられてイライラするハメに・・・
途中で”つまみ”を仕入れつつ、高速をひた走り、
18:40帰宅
走行距離 827km
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