日本絶景街道を走る!

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祖谷街道

今回のドライブ・ツーリングは、「剣山」と「祖谷街道」へ。

→ 「UFOライン」からの続き

朝4:00に起きて身支度。
4:45頃に西条市を出発し、国道11号線を高松市方面へ。
今日も山岳部が中心なので早目の給油をし、四国中央市で国道192号線へと進路を変える。

吉野川沿いにしばらく走った後、美馬郡つるぎ町からは国道438号線へ。
貞光川沿いに標高を上げていくが、集落の間を走ったり林間になったりしながら2車線は望めないような雰囲気のロードが続く・・・
そしていきなり現れた滝!

この付近には”鳴滝”や”土釜の滝”があって遊歩道も整備されているようなので、ちょっと立ち寄るにはいいかも♪
今回はパスするが・・・

相変わらず1~1.5車線の”酷道”なのだが、横を流れる川の水のキレイさといったら・・・

 

 

 

 

 

 

 

流れる水が青い!
こんな川で水遊び!?したら気持ちよかろー♪
こんな川で泳いどる魚はうまかろー♪

これといった見どころがないまま標高を上げていくとつづら折れになっていくが、紅葉樹!? はほとんどなくて杉林が多い。
剣山スキー場を過ぎ、稜線付近まで来てやっと多少の色付きが見られる。


 

 

 

 

 

 

まぁ、紅葉で有名な道路でもないし・・・

登山口の見ノ越(1420m)まで来ると、西島(1750m)までは登山リフトが運行していて、リフトを利用すれば約40分で剣山の頂上に立てるようだ。

今回はパスしてしまったが、帰ってきてから知ったところによると、白骨林、ブナ、シデなどの大樹の原生林、一面のミヤマクマザサなど、素晴らしい景色が拝めたようだ。
もちろん今なら紅葉が・・・ う~ん 登ればよかったかな(-_-;)

 

 

 

 

 

 

 

これまでの道中から”紅葉”に関してはほとんど期待してなかったため、登山リフトはパスしたがのだが。
こんなにも素晴らしいとは!
まぁ、また来る理由ができたということで♪

だが、三好市と美馬市の境にあるちょっとしたトンネルを抜けると・・・

 

 

 

 

 

 

 

美馬市側の”酷道”沿いはなかなかどうしていい感じ♪

 

 

 

 

 

 

 

数km下ると次第に普通の林間道路となってしまったので、途中から引き返す。
う~ん、もう少し下ってみてもよかったかな・・・ とも思ったが。

 

 

 

 

 

 

 

上っていくほうがよりいい景色な感じ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

再び市境のトンネルを抜け、すぐ先で国道439号線へと進路を変える。

 

 

 

 

 

 

 

時折、景色の良い所も現れ、438号線よりも多少マシにも思えるが、ここも立派な”酷道”である。

 

しばらく下っていくと、「奥祖谷二重かずら橋」がある。
約800年前、平家一族が剣山、平家の馬場での訓練に通うため架設したとも言われている橋。
まずは”男橋

 

 

 

 

 

 

 

橋は揺れるし、足元は木材を等間隔で!?繋いだだけ・・・ 橋の下を流れる川に見とれてる場合ではないかも♪
男橋は、長さ42m・幅2m・水面上12m。

そして少し上流にある”女橋

 

 

 

 

 

 

 

足元から覗く川は相変わらずのキレイさ・・・
女橋は、長さ22m・幅1.2m・水面上4m。

”女橋”のすぐ横には、ロープを引きながら渓谷を渡る「野猿」があり、貴重な体験が出来る。

 

 

 

 

 

 

 

思ったより観光客が少なく、のんびり散策できる。
この辺りの標高だとまだまだ色付きには早いようで、新緑さながらのモミジたちであった。
来年は紅葉に合わせて訪れてみたいものだ♪

 

だが、ここから少し標高を下げていったはずなのに・・・ なぜか色付いている所も多々あり。

相変わらず、沿道にはちょっとした小さな滝が多く、夏場は飲み水には苦労しないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

時にはこういった景色も現れる♪

奥祖谷観光周遊モノレール」等もあって、「いやしの温泉郷ホテル三嶺」より、2人乗りのモノレールが約4分おきに発車し、乗車時間は約65分。
全長4.6km、高低差590m、最大傾斜度40度、最頂標高1380m、これらはすべて世界一(観光用モノレールとして)だそうだ。
4.6kmを65分で!?・・・ 歩いたほうが速いじゃん!!

そして更に下っていくと・・・ 「落合集落」が。

落合集落は、東祖谷のほぼ中央、祖谷川と落合川の合流点より山の斜面に沿って広がる集落である。
集落の起源は明らかになっていないが、平家の落人伝説や開拓伝承などが祖谷地方には残っている。
集落内の高低差は約390mにも及び、急傾斜地に江戸中期から昭和初期に建てられた民家や、一つひとつ積み上げた石垣と畑など、なつかしい山村の原風景を醸し出している。
平成17年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。

写真に写っているこの一画だけではなく、撮っているこちら側の斜面にも集落は広がっており、この展望台へと向かう道中や国道沿いからも他の集落を見渡すことができる。
ワリと広範囲に、同じような急斜面上にちょこちょことした集落が点在している感じで、「わざわざこんな所に住まなくても・・・」というのが正直な感想。
長野県にある天空の里、南信州・遠山郷の「下栗の里」を思い出した。
住む理由はもちろんあるのだろうけど、冬場に積雪&凍結したらどうやって下まで降りるんだ?
一旦下まで降りたら、どうやって上まで上がるんだ??

もうしばらく下って行って、標高を更に下げたにも関わらず紅葉している所も??

そして流れる川は、相変わらずの美しさ・・・
酷道439号線もここまでの区間を見る限り、なかなかどうしていい感じ♪
だが、帰ってきてから知ったところによると、”日本三大酷道”にランクインされているほどの強者!
特にこの先にある”京柱峠”・・・ そうと知っていればぜひ走破したかったが(-_-;)
まぁ、次回のお楽しみということで♪

そういうこととはつゆ知らず、県道32号線と交差した所で進路を変える。

 

 

祖谷街道

”祖谷渓道路”は、徳島県三好市山城町と同市西祖谷を結ぶ、延長約8.4kmの県道45号線・西祖谷山山城線の通称である。
かつては徳島県の管理する有料道路であったが、1998年8月1日より無料開放されている。

”祖谷街道”を指す場合は、徳島県道32号・山城東祖谷山線も含む場合がある。
というよりも、ここも含まなければ全く意味は無いだろう・・・ ということで、総称である”祖谷街道”で統一させて頂く。

”祖谷街道”は、徳島県三好市山城町と同市東祖谷を結ぶ、延長約30.4kmの県道32号線と延長約8.4kmの祖谷渓道路・県道45号線の総称である。

実は今回、何も知らないまま、ただ”祖谷渓”を目指しただけで県道45号線の方はまったく視界に入ってなかった(-_-;)
国道438号線より”剣山”経由でアクセスしたからというのもあるのだが、本来なら国道32号線より県道32号~、もしくは県道45号~”大歩危”経由で訪れるのが定番だろう。

祖谷渓」は、岐阜県白川郷、宮崎県椎葉村”と並ぶ日本三大秘境のひとつである。
吉野川支流の祖谷川にあり、全長は約10kmにも及ぶ。
高さ数10~100mの高低差もさることながら、降水量も多いために樹木が生い茂り、隔絶された深山幽谷の景観を擁する。
一帯は、平家の隠れ里(地理学的には隠田集落と呼ぶ)として名高く、山麓にへばりつくように住宅が点在。

県道32号線を下っていくと、この辺りの大本命「祖谷のかずら橋」が。
祖谷のかずら橋」は、日本三大奇橋!?ちょっとビミョーな位置にいるが)にも数えられている。

 

 

 

 

 

 

 

相変わらず、皆さん両サイドに掴まって恐る恐る渡ってらっしゃる♪
ワタクシめはカメラ片手にど真ん中を・・・

観光客はウジャウジャいるし、渡るだけで通行料を取られ、しかも一方通行!

 

 

 

 

 

 

 

四国三郎ともいわれた吉野川は暴れ川で知られ、支流のこの川も例外ではなかった。
加えて河谷の急峻さもあって、川を跨ぐのは至難の業であったために集落を跨ぐ橋が設けられた。
冬場の厳寒な山野で採取した自生のシラクチカズラ(重さ約5トン)で作られたもの。
祖谷のかずら橋は、長さ45m・幅2m・水面上14m。

ちなみに、見た目大差ない”奥祖谷二重かずら橋”のほうは通行料なし。
さらに観光客も少ないのでのんびり散策できるゾ♪

もうちょっと時期が遅ければこの辺りの紅葉も美しいのだろうが、今回は標高1500m以上を対象にやって来たのでしょうがない。

新緑か!?

この道も今までの流れを裏切らず!?相変わらずの”険道”で、県道45号線と交わった所から少し下ると・・・
祖谷渓ひの字渓谷

 

 

 

 

 

 

 

こりゃスゲー! なかなか見れない光景かも・・・
ここが紅葉に染まったら、また違った景色になるんだろうな・・・
剣山を源流に西北へ流れる祖谷川が四国山地をV字型に刻んでできた渓谷で、激流が高さ数十mから数百mの深い谷を造り出している。
新緑や、谷底から峰まで全山紅葉する姿は絶景で、雄大な渓谷美、山岳美が楽しめる。

 

少し下っていった先には「祖谷温泉」がある。
祖谷渓は古くから豊富に温泉が湧出しており、四国では珍しく源泉掛け流し。
祖谷温泉」は、”青森県の谷地温泉”、”北海道のニセコ薬師温泉”と並ぶ日本三大秘湯の一つである。
露天風呂へは日本最大級の傾斜を誇るケーブルカーで約170m下の谷底へ下りていく。

湯船からは祖谷渓谷の大パノラマが望める。

 

 

 

 

 

 

 

これも・・・ ぜひ温泉だけでも入っておきたかったのだが、次回はここに宿泊というのもアリかな♪

しかしこのエリアには日本三大○○が多い!
下調べ不足でまったく堪能できていないが、次回へのロケハンと思えば・・・ !?
一度来ただけで終わりってわけでもないし♡

 

更に下っていくと・・・ 祖谷渓名物、祖谷渓といったらコレでしょ!
小便小僧」

祖谷街道の開設工事で残った岩が突き出ており、岩の上にはかつて地元の子供達や旅人が度胸試しをしたという逸話をもとに作られた小便小僧が立っている。
度胸試しどころか約200mの高さから見下ろすと足がすくむほど。
紅葉に染まったらさらに画になるんだろうな~

更に下っていくと、この区間で唯一の「南日浦展望台」がある。

上記でいう”祖谷渓道路”や祖谷街道”だけでは「奥祖谷二重かずら橋」や「奥祖谷観光周遊モノレール」、「落合集落」といった見どころは外れてしまうので、ここはぜひ国道439号線も含めて”剣山”までは足を伸ばすべき。
個人的には、国道439号線と県道32号線の交点から見ノ越までを”祖谷街道”に含めてもいいと思う。

次回は国道32号線よりアクセスし、独自のベストルートで走ってみたい。

 

さて、後は国道32号線を南下して・・・
まずは「小歩危峡」

 

 

 

 

 

 

 

結晶片岩が水蝕されてできた溪谷は、大理石の彫刻がそそり立っているかのようで、春は桜・秋は一面の紅葉が清流に色をそえる。
小歩危峡の水流は日本一の激流と言われており、夏季には多くのラフティング・カヤック愛好者を集める。

川岸の白さと清流の青さが絶妙のコントラストを醸し出している感じ・・・
こりゃぁキレイだわ♪ 他ではなかなか見れない光景かも。

そして約3km上流には「大歩危峡」

 

 

 

 

 

 

 

大歩危・小歩危峡は、吉野川沿いにある約8㎞の渓谷。
”大股で歩いても小股で歩いても危険”との意味から名付けられたとの説があるほどの断崖絶壁が続く。
大歩危峡観光遊覧船での川下りや、ゴムボートで下るラフティングなどで楽しむこともできる。
ラフティングは楽しいゾ♪
ぜひ夏にも訪れてみたい♡

 

 

「道の駅 大歩危 ラピス大歩危」にて遅めの昼食を摂り、来た道を戻っていく。
国道319~県道5~国道11~県道13号線にて今治へ向かう。
夕日に間に合えば、ちょっと前に「しまなみ海道」へ行った時に観たかった”亀老山展望公園”からの日の入りを拝もうかと思っていたのだが、ちょっとした計算違いで間に合わず・・・(-_-;)
新居浜から松山自動車道に乗って、しまなみ海道~山陽自動車道にて帰路に就く。

思ったより、四国は見どころの多い素敵な場所だった。
コレなら何度でも訪れたいと思える所で、もっとちゃんと下調べをしとくべきやったなぁ・・・
などと思いながら

23:00帰宅

走行距離 760km  燃費 14.2km/㍑

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