日本絶景街道を走る!

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南アルプスエコーライン

本日のドライブツーリングは、長野県「南アルプスエコーライン」へ。

睡眠時間確保のため、阪九フェリーにて福岡県北九州市の新門司から大阪府の泉大津までひとっ飛び!
オイル交換はまだ大丈夫やったろ・・・ って、あれ!? もう4000km走ってんじゃん!
やべぇな (-_-;)

例によって阪神高速~etc~名神高速道路へと繋ぎ、中央自動車道へ。
飯田山本ICで降り、そのまま国道474号線・飯喬道路~飯田上久堅・喬木富田IC(現時点での終点)まで。
県道83~251号線~国道152号線、あとは案内表示に従い国道から逸れていく。

すでに時間はお昼前、大阪から長野までは約400kmほどあるし・・・
これだったら、寝る時間削ってでも夜通し走って来たほうがいいのかな!? とも思えるんだよなぁ (^_^)

ちょっと先には気になる「旧木沢小学校」があったのだが、立ち寄る余分な時間は無かろう・・・
さらにこの辺には「天空の茶畑」もあって、ここも興味あるのだが、今”茶葉”はあるのかな!?
朝イチに到着してのんびり散策したかったなぁ (-_-;)

国道152号線から折れて、県道でも市道でもない道を上っていく。
「この先幅員狭小のため走行注意!」 ってな看板があったが、しばらくはそれほどでもない (^^♪
ホントにこの先に集落があるのか? ってな感じの森の中をゆっくりと進んでいく・・・

「下栗の里」が近づくにつれてだんだん道は狭くなっていくのは・・・ まぁ、しょうがない!?
前回訪れたときは「下栗の里」下方より集落の中を抜けて上って行ったのだが、今回は下方へのアクセス道路が通行止めになっていて、強制的に「下栗の里」上方へ向かうハメに。

 

まずは「高原ロッジ下栗」へ到着するも、せっかくなので一旦集落の下まで下り、通行止め箇所まで行ってから再び上ってくることに・・・
集落の中をグネグネと走りつつ上っていくと、途中で南アルプスを望むビュースポットが数ヵ所あったのだが、道が狭くて駐車できない (-_-;)

なんとか・・・

駐車可能な場所を見つけ、南アルプスを望む ♪
もう少し下には、もっとイイ景色が広がってる場所があったんだがな~ (^_^)

はんば亭」駐車場にクルマを停め、「下栗の里」全体を望める定番のビュースポットまで歩く。
車道から逸れる頃にはすでに息も絶え絶え・・・  ここから山道をさらに800m・・・(-_-;)

おおぎびら展望台

 

 

 

 

 

 

 

地元の有志により整備された展望台。
残念ながら、紅葉のピークにはまだ早い・・・ まぁ、今回は「南アルプスエコーライン by 紅葉」に合わせて訪れたのでそこはしゃあない (^_^)
いつか、”紅に染まった”&”雲海に浮かぶ”下栗の里も見てみたい ♡

「下栗の里」は、南アルプスを望む飯田市上村・遠山郷の標高800~1000mの傾斜面にある集落である。
”遠山郷”は、旧上村と旧南信濃村の総評として昔からそう呼ばれていた。

景観の美しさや、自然と暮らしの調和、こうした姿がオーストリア・チロル地方に似ていることから、「日本のチロル」とも呼ばれ、最大傾斜38度、下を向いて畑作業ができないほどの急斜面に家屋や耕地が点在する。
2019年時点で48世帯90人(11年前に訪れた時は約60戸の集落で150人ほどだった)の人々が農業や林業などを営んで暮らしている。

もちろん・・・

展望台からは南アルプスを間近に望む、すばらしい景観も楽しめる ♪
下の方から「林間遊歩道」を登る、エコで本格的な散策コースもあって、のんびり集落を散策することもできるようだ。

 

さて、「南アルプスエコーライン」の起点だが、Googleマップでは「下栗の里 屋敷」となっている。
通常、「下栗の里」を起点とする記事が多いのだが、せっかくなので「下栗の里 屋敷」まで行ってみましょ ♪
「下栗の里」から少し「しらびそ高原」へと向かえばすぐに分かれ道がある。

 

南アルプスエコーライン

南アルプスエコーラインは、長野県飯田市上村下栗・下栗の里 屋敷から、同村・しらびそ高原に至る、延長約14.7kmの「林道・御池山線」の愛称である。

フォッサマグナの西端、糸魚川静岡構造線の上を走る国道152号線には、崩落が激しくトンネルを掘り抜けないため、今なお2ヵ所の不通区間が残っている。いわゆる「分断国道」と言われるものだ。
その北側の分断箇所「地蔵峠」から迂回ルートに入り、国道へは戻らず、しらびそ峠を越えて「信州三大秘境」のひとつ、遠山郷まで延びていくのが南アルプスエコーラインだ。

11月中旬頃から4月中旬頃までの間、積雪のため冬期閉鎖される。

 

通常であれば「下栗の里」を散策した後は、そのまま「しらびそ高原」へと向かうものだろうが・・・
「下栗の里・はんば亭」を出発して少し走った後、最初の接続路を右へ。

3km弱ほど走って、鋭角に右へ折れる道へと進めばちょっとした集落がある。 「下栗の里・屋敷」だ。
確かにこの区間では、途中で立ち止まりたいような場面は無かったが、集落の中を抜けたちょっと先に・・・

前が岩展望台

 

 

 

 

 

 

 

この位置から見ると・・・ 気持ち上から見下ろす「おおぎびら展望台」とは違って、ホントに山深い急斜面の一角にあるのがよりよく分かる。
山肌の麓の方でも中腹でもなく、どちらかといえば山の稜線に近いってのが凄いよな・・・ (・・;)

下栗の歴史は定かではないが、隣接する中根地区で縄文土器が出土していることから、下栗でもこの時期、既に人が生活していたと推測される。交通の不便さなど関係なかった古代、下栗の里は日々の暮らしに困らない楽園だったのだろう。
天空の隠れ里」とも呼ばれ、一説では、平家の落人たちがこの厳しい土地を幾百年の歳月をかけて上へ上へと耕し、やがて天にも届くような里になったとも言われている。

南斜面に家や畑がへばりつくような集落は「足元から太陽が昇る」と言われ、日照時間が長い。1日中ぽかぽかの日差しに包まれた畑では、ジャガイモやソバをはじめ、さまざまな野菜が育てられている。
また、集落内の水路には清らかで美味な山水がふんだんに流れ・・・ って、ホンマに楽園じゃん ♡

なんでわざわざこんな所に住んでんだ? もっと下に行けば川も流れてるのに!?
・・・って本気で思ってたが、そういうことか、なるほどね~ (^_^)
あとは、新鮮なお魚だが・・・ ヤマメやイワナならナンボでもおるやろ。シマアジはおらんやろうけど (-_-;)
お肉は・・・ イノシシやシカかな!? 馬はおらんやろ・・・ おるかも!?

 

集落の中を戻っていく途中に南アルプスを望むスゴク良いビュースポットがあって、1車線しかないがクルマの往来なんてほとんどない所だし、ちょっとだけクルマを停めて・・・ って、佐川急便が上がってきた (T_T)
おそらく、1~2時間に数台しか走らないような場所なのに・・・

さらに下っていくと「下栗の里ビューポイント小野&大野」があるのだが、標高&角度的には、ココと大差ない景色と想像できるので今回はパス。
・・・っていうか、さすがにお昼スタートなんで、なるだけ先を急ぎたいというのもある (^_^)
ホントは行きたかった・・・ (-_-;)

 

先ほどの、「下栗の里・はんば亭」から少し上った所にある分かれ道まで戻って、いざ「しらびそ高原」へ!

さすがに・・・

 

 

 

 

 

 

 

”エコーライン”といった別称があるからといってココから急に路面状況が良くなるわけでもなく、見ての通りの路線なのだが、”白樺”が「信州の高地へ来た!」感を盛り上げてくれるのは嬉しい ♡

”紅葉”絡みで・・・

 

 

 

 

 

 

 

この時期を選んだワケだが、走り始めた時点ではまだ色付きも薄いかな・・・
木々の隙間から南アルプスを覗き見ながら ♪

標高を上げていくと・・・

 

 

 

 

 

 

 

時折、南アルプスを展望できる開けた区間も出現してくる。
ほぼ山脈の稜線を通るのだが、稜線のやや東側を走るため進行方向右側(南アルプス方面)に視界は広がる。

しらびそ高原まで8km・・・

ようやく、見応えある”紅葉&黄葉”が出迎えてくれるようになってきた ♡
黃~橙~赤と、やっと秋らしくなってきたゾ!

このルートそのものは・・・

 

 

 

 

 

 

 

”走り”を楽しむような路線ではないが、そんなことを目的に来る者もいないんじゃないかな!?
のんびりと景色を楽しみながらツーリングを楽しむのがヨロシ ♡

さらに進むと・・・

 

 

 

 

 

 

 

展望できる景色も雄大なものになっていき、山肌の彩りもより素晴らしくなってくる ♡
信州らしい景色だよな~ (^o^)

しらびそ高原まで6km・・・

 

 

 

 

 

 

 

対向車が来ればそれなりに気を遣う道幅だが、ここまでホンの数台程度だけ・・・
今回は紅葉の時期でもあるので、それなりに交通量はあるのかなと思っていたが、いらぬ心配だった ♪

わ~お・・・

 

 

 

 

 

 

 

なんか、一気に広がった展望・・・ この素晴らしい開放感!
南アルプスの頂が冠雪していたら尚最高だったのだろうが、こればっかりはしょうがあんめい・・・

しらびそ高原まで4km・・・

緑で覆われた地に立ち並ぶ白樺、そしてその隙間から覗く紅葉。
木々の向こうには南アルプス、そのバックには青空・・・ なんて贅沢な空間なんだ (^o^)

 

御池山隕石クレーター

 

 

 

 

 

 

 

今から2万~3万年前、直径約45mの小惑星が衝突してできたものと推測される「御池山隕石クレーター」。
その衝突によってできたクレーターの直径は約900m。尾根沿いの急な斜面にできたクレーターなので、浸食によって崩れた部分も多く、現在残っているのは全体の40%ほどだとか。

隕石の衝突を示す主要な証拠は、石英の結晶内に形成された面状微細変形組織「PDFs」で、これは隕石衝突などの極めて強い衝撃と圧力によって生成されるもので、通常の地層には存在しないものである。世界中にある約180個の隕石クレーターの中でも最も多く研究報告されている物質だ。

御池山隕石クレーターの存在は、25年以上前から調査・研究が進められ、平成15年の国際シンポジウムにおいて研究発表により確認された。平成22年には国際学会誌に論文が掲載され、国際的に隕石クレーターとして公表。(現在日本で唯一、国際的に隕石クレーターとして認められている)。

小惑星衝突から2万~3万年経過しているわけだし、パッと見てハッキリ分かるようなシロモノではない・・・
20~30年前の連れの顔だって、頭禿げてて分からんのに・・・ (-_-;)
背後の山肌を登ると「クレーター展望台」なるものがあるらしいのでそこから見たほうが分かりやすいのかな?

クレーターの縁を歩きながら御池山山頂までのハイキングが楽しめ、「丘の上展望台」(1877m)もある模様。
片道1.5km、往復1時間半desu。

 

先へ進みましょ・・・

 

 

 

 

 

 

 

ご覧の通りの立派な!?”ドライブウェイ”は、以外にも交通量が少ないのでよそ見し放題!
ってか、こんな道路でもラリードライバーにかかったら、ドリフトしながらアホみたいなスピードでかっ飛んでいくんやろな・・・ アイツラの頭の中だけは想像できん (-_-;)

しらびそ高原まで3km・・・

 

 

 

 

 

 

 

ん!? 電柱が目につきだしたな・・・ この先、大きな施設があるからナ (-_-;)
それでも、遠くに視線を移せばご覧のとおりの絶景 ♡

終点が近づくにつれ・・・

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと色味が減ってきた!?
落葉気味の木々も目立つようになったかな・・・ 頂上付近の紅葉に合わせてやって来たのに (^_^;)

・・・と、

右に斜面が移って、カラマツの林が目につくようになるが、さすがにカラマツは落葉もせず、黄葉真っ盛り!?
いや、まだちょっと早いくらいか!?
そして間もなく・・・

 

しらびそ高原 天の川
しらびそ高原

標高1,900mにある宿泊施設で、天の川は一年中見えるという絶景ホテル。
標高が高く、人工の灯りがほとんど影響しない地であるため、天体写真を撮影するカメラマンの聖地でもある。全国有数の天体観測の拠点としても、そして奥茶臼山、尾高山、御池山などへの登山、散策の拠点としても重宝されている。

しらびそ高原

広い駐車場を奥まで進んでいくと、しらびそ高原 信州サンセットポイント「アルプス展望台」があるようだが、そうとは知らず、駐車場に少し踏み入れただけでいそいそと立ち去ってしまった (-_-;)
宿泊客でもないのに駐車場を勝手に使うのは気が引けるもんでしょ!?

しらびそ高原」(標高1918m)には、オートキャンプ場、ハイキングコースなどが整備されており、宿泊施設「ハイランドしらびそ」には、軽食コーナー、大浴場(日帰り入浴可)、お土産売店などを備えている。
目の前には南アルプスの山々と中央アルプス、そして北アルプスまでを眺めることができる絶景のスポットだ。西側には中央アルプスに沈む夕日を眺めるサンセットポイントがあり、また夜には手が届きそうな満天の星空を眺めることができる、スーパー観光スポットです (^_-)-☆

 

ここから・・・

 

 

 

 

 

 

 

少し下っていくのだが、目の前に広がる紅葉景色がナカナカのもの ♡
さっきまで観てきた景色より色付きイイんじゃない!?

そして、なぜか下った先にある・・・
しらびそ峠

 

 

 

 

 

 

 

あたり一帯がシラビソ(モミの仲間の常緑樹)で覆われていたため、この名が付いたとされる。
飯田市道上村1号線にあり、南アルプスの登山口でもある標高1833mの峠で、谷を一つ隔てて荒川岳、赤石岳、大沢岳、聖岳など、南アルプスの幹部クラスを眺望できる。
紅葉シーズンの夕暮れ時には山全体が真っ赤に浮かび上がる・・・ これはこれで観てみたいナ (^o^)

また西側に目をやると中央アルプスの峰々も見ることができるゾ ♪
ってか、「しらびそ高原」より下った所に「しらびそ峠」って・・・ どうなん!?

 

周辺にある他の有名ドライブコースや景勝地に比べたら、知っている人は少ないかとも思われるこのルート。
だが、「天空の里」のような昔懐かしい景色、貴重な隕石クレーター、南アルプスや中央アルプスの壮大な姿を眺望できる高原、夜間には満天の星空に酔いしれることになるであろう高級穴場スポットである。

 

さて、今夜の宿は「阿智村 昼神温泉」なので、中央自動車道・飯田山本ICを目指して戻っていく・・・
市道上村1号線を下りていき・・・って、この区間の景色と紅葉の見事なこと!
せっかくなのでここも写真撮りながら走りたかったのだが・・・ う~ん、残念 (-_-;)

「蛇同林道」と交差し左折~国道152号線へ出て、すぐに国道474号線(矢筈トンネル)へ・・・
後は往路で走ってきた道を戻るだけ・・・ なのだが、めっちゃ飛ばす商用車と楽しく!?走ってたら、曲がるべき道を通り過ぎてしまったことはお約束!? ってか、アホ!?

 

さて、今夜の宿は、「阿智村昼神温泉 ひるがみの森」
まずは風呂に入って・・・ からの夕食 ♡

 

 

 

 

 

 

 

いつも通り、生ビールと冷酒のコラボでいただく ♡


 

 

 

 

 

 

 

さすがに、こういった所の料理は何を食べても美味しい ♡


 

 

 

 

 

 

 

豚と味噌&グラタンは数少ない”好きではない”料理の一つだが・・・ 食べましたとも (^_^)



 

 

 

 

 

 

 

アジの”唐揚げ”!?の投げやり感・・・ (-_-;) これはこれで珍しい!?
何のかんの言いながら、もちろん完食! 刺し身のツマすら残しません ♡
ご馳走様でした m(_ _)m

 

さてと・・・ 今回、3泊4日の旅なのだが、ここしか宿は決めてない (-_-;)
明日の予定と宿泊先を調べねば・・・

 

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