中国の花の名所の一つ、山口県萩市「雲林寺」。
前日は、美祢市の「桜山南原寺」や「仁保川 彼岸花の里」、「大内氏遺跡 凌雲寺跡」などを訪れ、長門市油谷の「ホテル楊貴館」に宿泊。
目的はすべて”彼岸花”だったのだが、残念ながら「桜山南原寺」以外は期待外れだった・・・
わざわざ一泊したのは、 一昨年から続いている「宿泊して山口の”イカの活き造り”を満喫 ♡」 作戦の続きだ。
同ホテルには二度目の宿泊となるが、”烏賊”ちゃんはご在宅かなぁ~!?
・・・ ご察しの通り、今回も”活きイカ”にはありつけず (T_T)
もう、呪われているとしか思えない・・・ クソが! おっと失礼 (^_^)
ちなみに、当日予約OKの「一泊朝食付き」(夕食は館内のお食事処で ♪)」バージョンで予約している。
もちろん、2食付きでも”別注”で頼めばいいわけだが・・・
「旬の刺身の盛り合わせ」、「長州どりの〇〇焼き」、「石焼き御膳」を、生ビール&地酒で ♪
いやぁ~、どれも美味しい ♪ 美味しいんだが・・・ これらを食べに来たんじゃないのだよ (-_-;)
うん、さすがプロの仕事 ♡ 同じ盛り付けではなく、見た目も全然違って素晴らしい ♡
刺し身はもちろん、鶏も牛も美味かったぜよ ♡
温泉はヌルヌルで気持ちいいし、露天風呂から眺める夕日は格別なのだが・・・
目的の”活きイカ”はいつになったら口に入るのだろう (-_-;)
ちなみに、福岡市内でも”活きイカ”なんてナンボでも食べられるし、お隣りの佐賀県唐津市呼子町に行けばそれこそ”活きイカ”の本場ですがな。
ただ、山口県の日本海側で獲れた”烏賊”を喰ってみたい・・・ それだけなのサ ♡
並べて食べ比べなければ、その違いなんて分かるハズもないけど・・・
さて、朝食を頂いた後(旅館の朝食ってホント美味しい ♡)、国道191号線と山陰自動車道で萩市へ向かう。
萩市内から県道11号線をしばらく走り、13号線へ進路を変えれば間もなく到着する。
雲林寺
雲林寺は、萩市大字吉部上にある臨済宗南禅寺派の寺院で栖月山雲林寺という。
萩藩開祖である毛利輝元とその夫人、殉死者 長井治郎左衛門元房 の墓がある天樹院(萩市堀内)の末寺だ。
(天樹院は現在廃寺で、天樹院墓所として墓所のみが残っている)
近くの村で発見された800体以上の地蔵菩薩が安置されていて、千体地蔵としても有名なお寺。
早速、彼岸花のお出迎え ♪
迫っている山肌の斜面にたくさん咲いている・・・ が、群生というほどではないかな。
オブジェ!?があって、不思議な感じが(後に理由が判明する)。
猫好きのワタクシにとっては嬉しい限りだが (^_^)
ちょっと登ってみた ♪ 規模的にはちょっと寂しい気もするが・・・
楽しみは後ほど ♪ ってことで、こりゃぁ、本殿も楽しみだ ♡
せっかくだから参拝していこう ♪ ・・・って、猫だらけじゃん!?
境内入口の石段や、「山門」では木彫り猫のお迎え・・・ どゆこと!?
「雲林寺」には、大小さまざまな猫の置物をはじめ、「猫みくじ」や「猫の御守」、「猫の絵馬」などがあり、「猫寺」と呼ばれ親しまれている・・・ らしい 。 へぇ~、まったく知らなかった (-_-;)
こんな感じ・・・ (・・;)
実はこれらの”木彫り猫”は、世界的に有名なチェーンソー・アーティスト・林 隆雄さんの作品らしい。
1604年、萩に本拠を構え、城下町を築いた毛利輝元。
輝元の家臣・長井元房は主君が亡くなるとその後を追って殉死した。元房にはとても可愛がっている猫がおり、その猫は元房の死をたいそう悲しんで墓のそばから離れなかった。そして元房の墓前に四十九日寄り添った後、舌を噛み切って亡き主人の後を追ったという。
その後、夜になるとその辺りで猫の鳴き声がするようになり、これを哀れに思った僧が供養してあげると鳴き声はピタリと止んだそうな。その縁から、その界隈は「猫町(ねこのちょう)」と呼ばれるようになった。
本堂には、猫をテーマにした美術品、雑誌や新聞の切り抜きなど、膨大な数の品々が展示されている。
お寺でお参りをしたら欲しくなる授与品も、もちろん猫だらけ! 当然、「御朱印」もだゼ ♡
本堂は開放的で、自由に中に入って参拝できるらしいが、このときは他に誰もおらず、勝手に入っていくなんてできるわけもなく、帰って来てこの情報を知った次第・・・ (-_-;)
さらに、お寺では本物の猫ちゃんも飼われていて、アウアウ、タビ、シマ、クロマメの4匹が気ままに暮らしている。
表情がない状態の絵馬に、自分で猫の表情を画いてオリジナル絵馬が作れる。
裏側にはもちろん願い事を書きませう ♪
「招福堂」は扉が猫の顔になっていて、屋根の上には猫の手も伸びているユニークな形のお堂で、中には萩焼の猫観音菩薩が安置されている。
いやぁ~、ただ”彼岸花の名所”だという情報だけでやってきたのだが、こりゃぁ猫好きには堪らんバイ ♡
”猫寺”となったもう一つのルーツは、ご住職が叔母様から譲り受けられた20~30体の招き猫たちだったそう。
天樹院の末寺であり、長い間”空き寺”となっていたが、1996年に現在の角田慈成住職が受け継ぐことになった。
その後、角田住職が親族の収集していた沢山の招き猫を譲り受け、雲林寺に展示。
すると、猫の置物などを持ってこられる参拝者が増えていったため、天樹院の住職にならい猫の魂を慰めようと発願し、猫好きが集まる「ネコ寺」となった。
「飼っていた猫を供養してほしい」、そんなご依頼も受け付けておられます。
猫だけではなく、亡くなってしまった他の動物や生き物たちが安らかにあることを願って行われる、年に一回の「ねんねん猫供養祭」も開催している。
より詳しくはこちらで御覧下さい
瀬戸内Finder 猫絵馬、猫みくじ、猫仏!? 所構わず猫づくしの『猫寺』/雲林寺(山口県萩市)
結局・・・ 「本堂」周辺に彼岸花の見どころはなく、咲いていても波平の頭程度・・・
見どころは駐車場周辺ということで再び散策 ♪
なるほど、これぐらい密集してくれてたら見応えあるかな ♪
あとは、目線を変えつつ撮影するのみ ♡
”黒”バックの”真っ赤”な花は神秘的で映えますな・・・ ♡
やっぱ、存在を強調しているこの”しべ”が何とも言えない (^_-)-
”緑”バックももちろん映えます ♡ 鮮やかさが増す感じ (^-^)
しっかしホント、”花”としては面白いカタチしてるよねぇ。
スポットを当ててみました ♪
手持ちなのでピント合わせるのも大変! ってか、連写すればいいだけなのだが・・・
なぜか、連写しようとはしない (-_-;)
ただね・・・ 手振れしないようにジッと息をひそめてカメラを構えていたら、やぶ蚊の羽音が背筋をゾクゾクさせるのよ! それも一匹や二匹じゃないし!! ( `ー´)ノ
今お前と遊んどる場合ちゃうねん! あっち行け!!
モミジの木もいっぱいあったので、今度は紅葉の時期に来てみよう ♡
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