今回のドライブ・ツーリングは、「日豊リアスライン」へ。
まぁ、昨日の ー日豊海岸ー からの続きなのだが・・・
佐伯市内のホテルを5:30頃出発し、県道604号線にて真っ暗な海沿いを鶴御崎へと向かう。
うん、思ったより早く着いてしまったみたい (-_-;)
薄っすら明るくなってきたところで日の出を拝める場所を探すが、道沿いにはコレといった場所もなく・・・
鶴御崎自然公園の駐車場で案内板を見てみるが、パノラマ展望台へのルートが暗くてよう分からん!
ホンマにこれか!?的なモノはあったが、まぁ、結局今日も雲が多くて日の出は拝めなかったし (-_-;)
灯台の方に行ってみようっと♪
鶴御崎
鶴御崎は、大分県佐伯市・鶴見半島の先端部にある九州最東端の岬である。
先端部は200mまでの高さを持つ海食崖がみられ、ミュージアムパーク鶴御崎として整備されている。
「鶴御埼灯台」
海抜約200mの絶壁に立つ九州本土最東端の灯台で、鶴見崎砲台跡地に建てられている。
もっと岬の先端にあるものだと思っていた灯台が、いきなり出てきたのには驚いたが・・・
灯台の先には「鶴御埼灯台展望デッキ」があり、相変わらず”幸せの鐘”なんぞが・・・ おっ、お日様が!
ふと振り返ると、雲の間からなんとか顔を出していた♪ う~ん、ここから日の出を拝むのもいいかも♡
ここは、九州最東端の展望台ということになるのだろうが・・・
灯台の横を通って遊歩道をさらに進むと・・・ ちょっとした展望広場がある。
実質、九州最東端の展望所(展望台ではない)になるだろう。
東の方には四国が見えるはずなのだが、この時は残念ながら天候に恵まれずに見えずじまい・・・
空気が澄んだ天気の良い日に再び訪れたいものだ。
やっぱり、ツーリングで訪れる場所として「~〇〇端」というのは外せないな♪
「パノラマ展望ブリッジ」からは灯台を眼下に見下ろし、広がる豊後水道と合わせた絶景を望むことができる。
夜明け前に到着したとき、ここへの遊歩道を探したのだが、まさか!? というような感じの雰囲気で、とても登っていく気にならなかった。
夜が明けてもあらためて登ってみようという気になれず、今回はパスしてしまった・・・ (-_-;)
が、灯台を絡めて日の出を拝みたいならここがイチバンかもしれない。
さて、来た道を戻っていくと、「段々展望所」の手前には下梶寄海水浴場があり、登録有形文化財に登録された「水ノ子島灯台の吏員退息所」は、現在「水ノ子島海事資料館・渡り鳥館」として利用されている。
前日訪れた時は気にしてなかったが、豊後水道の沖合には「水ノ子島灯台」で有名な水ノ子島が浮かぶ。
下梶寄海水浴場や段々展望所から観ると、大島の右側にある2つの岩の左奥に薄っすらと見えるのだが・・・
この写真では分かりづらいかな (^_^;)
ところで、夜明け前にしか通らないからというワケで前日のうちに走ったここまでの道だが、この半島は海岸線に沿って一周することはできなかった・・・
稜線に沿って走る道はあるのでちょっと行ってみたが、完全一車線の林道!
落ち葉だらけで利用者はほとんどいなさそう・・・ ヤメておこう♪
途中で間越海水浴場へと寄り道し、
半島らしい景色も眺めながら・・・
日豊リアスラインをテーマとしている以上、一旦佐伯市街まで戻ってスタートするべきなのだが、実はそこまで興味はなく、海岸線をメインに走って日豊海岸国定公園を楽しみたいので勝手気ままに行かせていただきます。
ちなみに今日は、宮崎市まで行く予定だ♪
日豊リアスライン
日豊リアスラインは、大分県佐伯市池田から宮崎県延岡市大門町に至る、延長約74.4kmの国道388号線の一部区間を指す通称である。
リアス式海岸の壮麗な日豊海岸国定公園の一部を走る。
「日豊リアスライン」へは戻らずに鶴見半島を途中から横断し、県道501号線から「豊後くろしおライン」へ。
佐伯市米水津と蒲江を結ぶ延長約9kmの「豊後くろしおライン」は、高い所では約250mから豊後水道を眼下に望みながらドライブを楽しむことができる。
まずは「空の展望所」に寄ってみよう。
思いっきり逆光でうまく撮れなかった・・・
こんなところがあったとはつゆ知らず。だが、景色は素晴らしいし、道路状況も申し分なし!
「空の地蔵尊」・・・ は立ち寄らなかった。
単にお地蔵さんがあるだけだと思って・・・ この辺では、ここからの景色がイチバン良かったかも (^_^;)
そして「空の公園」
付近一帯は豊後水道を望む高台にあり、遊歩道・展望台が整備され、ツツジ約15,000本が植えられている。
ここから尾浦へと向かう一部の区間は、断崖から眼下に素晴らしい景色を拝みながらのドライブとなる。
この区間だけなら”絶景街道”としてもいいぐらい・・・
この先で国道388号線・日豊リアスラインに合流し南下する。
「道の駅・かまえ」で小休止。今回は、魚介類が美味しいらしいこの蒲江地区での宿泊も考えていたのだ。
そして先へ進んでいくが、複雑なリアス式海岸の細かな岬までは当然道が通っていない。
それでもトンネルがある所はできるだけ旧道を走ってのんびりとドライブ&景色を楽しむ♪
そして丸市尾からは山間部へと向かう国道388号線と離れ、海岸線を走る県道122号線へ。
ここからの国道388号線は、道幅がグンと狭くなるような旨の表示版があった。
普段から完全1車線の林道を否応なく走りまくってる身としてはナンちゃないのだが・・・
リアス式海岸特有の景色や
キレイな砂浜も♪
雰囲気ある砂浜やなぁ、メジャーな所ではなさそうなので夏でものんびりと海水浴を楽しめそう!?
みんな当然国道&自動車道で移動するだろうから、こんな道は好き好んで走る奴か、地元の住民だけやろうし。
交通量が極端に少ないこういった道は大好き♡ ・・・と言いながら、ここはワリと多いほうかも ^_^
波当津の海岸を過ぎて少し行くと、宮崎県に突入! 延岡市北浦町になる。
「横島展望台」の案内に釣られて寄り道。
周囲の木々たちが視界を遮っている感があったが、豊後水道と日向灘を一望できる展望台。
水平線から昇る日の出が見られる県内屈指のスポットとしても知られ(てか、ここ以南であればどこでも水平線から昇るんじゃね!?)流星群などの天体ショーの観測ポイントとしても有名らしい。
そのまま先へ進み国道388号線とぶつかってそちらへ・・・
そして「道の駅・北浦」で休憩。
”しらす丼”でも食べようかと思ったが、売っていた弁当がやたら美味しそうに見える・・・
旅先で弁当を食べることなんてまずないのだが、今回はそれもアリかな♪
この先にある「七ツ島展望所」でランチタイムにしよう♡
ルンルン気分で走ってたら・・・ いつの間にか通り過ぎていた (-_-;)
須美江町で国道を離れ、一般道へ折れなければならなかったのだが、そんな案内表示は・・・ 有ったかぁ!?
この時は戻る気にもなれなかったが、後で知るとけっこうキレイな景色を拝めたようだ・・・ 残念 (/_;)
さらには浦城町から県道212号線へと向かう予定が、それもいつの間にか通り過ぎていた・・・
なんだかなぁ~ (^_^;)
そして延岡市街に突入し、「日豊リアスライン」は終了。
海景を楽しみたければ国道から離れるしかなく、結局”日豊リアスライン”は全体の半分ほどしか走ってない。
まぁ、沿道沿いにはこんな素敵なスポットがあるよ♪ ということで・・・
そのまま国道10号線で南下していく。
今回、どうしても行きたかった場所の一つ、日向岬の「馬ヶ背」と「クルスの海」
その駐車場でお弁当を頂くハメに・・・
さて、腹も膨れたし、腹ごなしに歩きましょか!
「馬ヶ背」の断崖絶壁
約1500万年前の火山の噴火によって吹き出た溶岩が急激に冷え固まった後、波に浸食されて形成されたもので、溶結凝灰岩による柱状節理としては国内最大規模と言われている海岸線。
なかでも馬ヶ背展望所からの断崖絶壁は、日本一の高さ70mにも及び圧巻!
能登半島の「義経の舟隠し」がこんな感じだったよな・・・ でもスケール的にはこっちが遥かに上かな。
上から覗いてると吸い込まれそう♡
「馬ヶ背」
日向岬の先端に位置し、絶景ポイントとして知られている柱状節理の岸壁が青い海原にそそり立つ「馬ヶ背」。
岩肌の色が馬の背のような栗色をしていることや、 海から見た地形が馬の背のように狭い岩場であることから「馬ヶ背」と呼ばれるようになった。
こういう海岸は好きやなぁ。キレイな砂浜もいいけど、ゴツゴツした岩肌のほうが好き♡
四国でも似たような景色を見た気がするが・・・
歩いてきた方を見上げると・・・ 「細島灯台」
水面から約100mの位置にあり、明治43年に赤レンガ造りで、そして昭和16年に現在の灯台に建て替えられた。
灯台ならもっと先端付近に建てそうなものだが・・・ えらい手前やな。
馬ヶ背から周囲を展望しても十分楽しめるゾ♪
灯台付近から望む「馬ヶ背」
柱状節理のリアス式海岸線は非常に見応えがあり、そのスケールは福井県の「東尋坊」に勝るとも劣らない!
・・・らしいが、そらやっぱ東尋坊の方が圧倒される! ってか、東尋坊とはちょっと違った趣にも見える。
少しクルマで移動して「クルスの海」
クルスの海には、訪れると願いが叶うという不思議な言い伝えがある。
展望台から見えるクルスの海は、その岩の形状が「叶う」と言う文字に見えることから・・・ ハイハイ (-_-;)
クルスの海 ・・・ 願い
延岡市の愛宕山 ・・・ 出逢う
三郷町の恋人の丘 ・・・ 結ばれる という神話や言い伝えがあるようだが・・・
そして近くにある「米ノ山展望台」へ
日向岬を望む絶景スポットでもあるが、日向市の夜景を楽しめるスポットでもある。
小倉ヶ浜も遠望できるゾ。
下って行ってちょっと走った先には「伊勢ケ浜海水浴場」
小じんまりとした砂浜だが雰囲気がイイ♪
透明度は宮崎県屈指と言われ、もちろん海の青さも特筆モノ♡
そして「小倉ヶ浜」
延長4kmに及ぶ白砂青松の浜砂は、毎年サーフィンの国際大会も開催されるなど、全国屈指のサーフポイント!
鈴鹿にいた頃の知り合いのサーファーが、やっぱり宮崎に行ってみたいって言ってたな・・・
その少し先にも、やはり屈指のサーフポイント「金ヶ浜」
ホント、南国ムードいっぱいの、いかにも宮崎県! って感じ♪
この雰囲気は日本広しといえども、宮崎県と鹿児島県特有のものやな・・・
とは言え、100年後は北海道の海岸がこんななってたりして(-_-;)
さて、「道の駅・日向」の辺りも「美々津海岸遊歩道」を歩きながら、屈曲に富んだリアス海岸や溶結擬灰岩の柱状節理を楽しむことができたようなのだが・・・
これも案内表示が有ったのか無かったのか、気付かなかったのか (-_-;)
「道の駅・日向」に立ち寄ってれば気付いたんだろうが、後の祭り・・・
そして、この辺りで「日豊海岸国定公園」は終了となる。
四浦半島の河津桜が観たいがために出掛け、ついでにまだ走っていない大分~宮崎の海岸線を・・・
の、ノリで走ってきた「日豊海岸国定公園」だったが、思った以上に楽しめたゾ♡
”絶景街道”として「日豊リアスライン」を紹介してみたが、ここはやっぱり佐賀関半島~日向の美々津海岸までを通して走るべきで、日豊リアスラインはその一部でしかない。
リアス式海岸の海岸美と透き通る青い海を満喫しながら、沿道には立ち寄りスポットがナンボでもありまっせ♪
”できる限り海岸線を走る”というのがワタクシの勝手なルールで、美々津海岸を過ぎた辺りから県道302号線を走ってみるが、海との間に鉄道とちょっとした防風林が視界を遮る。
まぁ、ここから先は景色を楽しむような区間ではないようだし、淡々と宮崎市を目指す。
・・・とか言いながら、宮崎市内まで行って交通量が増えるのも嫌なので、少し手前の高鍋町まで。
東九州自動車道・高鍋ICから北九州経由で
18:30 帰宅 走行距離 560km
コメント