九州の紅葉の名所の1つ、熊本県八代市「五家荘」。
今日は「えびの高原」を中心に、”えびのスカイライン”や”霧島バードライン”を走る予定だったのだが・・・
宮崎県道1号線・通称「えびのスカイライン」の一部が、硫黄山の火山活動のため「通行止め」!
”絶景街道”の走破は諦め、紅葉中心の立ち回りに変更。
まずは、「えびの高原」にある3つの火口湖へ行ってみよう♪
県道30号線にて「えびの高原」を目指す(行けるかどうかはこの時点で分かってないのだが)
「足湯の駅・えびの高原」までは入れたが、硫黄山から半径1kmが「立ち入り禁止」になっている・・・
火山活動が活発!・・・ なのに、半径1kmだけの立入禁止でいいの?
夜明け前に到着したが、エライ寒いのでクルマの中でしばし休憩。
まずは「足湯の駅・えびの高原」内にある「えびのエコミュージアムセンター」のそばから、時計回りに3つの火口湖(白紫池、六観音御池、不動池)をめぐる池めぐりコースへ。
ただ、「不動池」は立入禁止区域になっている・・・
遊歩道を歩いていると、甲高い鳴き声が!
さっそくご対面、野生の鹿だ♪ 目線もバッチリ!
”鹿刺し”って美味いっちゃんね~♡ 1頭連れて帰ろうかな!?
途中の分かれ道では「二胡パノラマ展望台」へも行けるのだが、紅葉状況も分からないのでとりあえずパス。
「白紫池」周辺にはあまり紅葉樹はないみたい・・・
水深が浅く(1~2m程度)冬は天然のスケートリンクとして以前は使われていたようだ・・・
スケートはいいけど、そのためにここまで歩いてくるのが大変でしょ!?
この先では「白鳥山北展望台」へのルートもあるが、とりあえずパス。
そして「六観音御池」直前まで来ると、向こうからおジイチャンがカメラと三脚担いで歩いてきた。
「おはようございま~す、どうでした?」・・・ 言わずもがな、おそらく目的は一緒だろう。
「ダメだね~、葉っぱが落ちてしまっとる・・・」
発生しまくった台風のおかげで、紅葉する前に葉っぱが落ちてしまってるようだ。
足元を見ると、もちろん紅葉した葉っぱも落ちているのだが・・・
と、いうことは、今年はどこへ行っても紅葉は期待できないってこと!?
う~ん、やっぱり全然ダメみたい・・・ すでに陽も昇ってしまったし (-_-)
一応、写真は貼っておきますが・・・
まったく画にならない・・・
「六観音御池」から「不動池」方面は火山活動のため「立入禁止」となっていた。
戻る途中で、地元のおば・・・ 御婦人と少しお話をするが、やっぱり今年は良くないみたい。
六観音御池~不動池辺りは特にキレイだということだが、今現在は立ち入ることができないし。
「来年また来てください♪」とおっしゃるので、しょうがない、来年リベンジします。
県道1号線を霧島の方へ下りていくと「大浪池」もあるので行ってみるが、駐車場は登山者のクルマで満杯!
「六観音御池」が”大外れ”なのに「大浪池」が”キレイ”だとも思えないので、ここも来年に持ち越し。
道路沿いの紅葉も確かにパッとしない・・・
よっしゃ、もうここは諦めて次! で、時間があれば訪れる予定だった「五家荘」へと向かうことに。
そうだ! 人吉に”うなぎ”の美味しい店があったはず、寄っていこう♡
五家荘
五家荘は、熊本県八代市東部にある久連子・椎原・仁田尾・葉木・樅木を合わせた5つの地域の総称で、実際に五家荘という地名があるわけではない。
標高約1300~1700m級の山々に囲まれた九州中央山地の秘境で、壇ノ浦の戦いに敗れた平家が逃げ延びて里を作ったという“平家落人伝説”が残る。
今回は人吉市から国道445号線にて五木村経由での訪問だが、ほとんどの人は下益城郡美里町から国道445号線にて訪れることになるだろうから、順序が逆になるが・・・
国道445号線沿いは五木村付近からすでに紅葉を楽しみつつのドライブ♪
まずは、県道159へと折れ「樅木の吊橋」へと向かう。
1.5車線平均の狭い道、普段はすれ違うクルマもほとんどいないのだろうが、この時期はさすがに多い。
ふたつまとめて「樅木の吊橋」と呼ばれている、「あやとり橋」と「しゃくなげ橋」の親子吊橋。
「あやとり橋」から「しゃくなげ橋」を見下ろす。
あやとり橋を渡った先から、あやとり橋としゃくなげ橋を望む
残念ながら、吊り橋周辺の色づきはイマイチだった・・・
あやとり橋手前からの景色は、人が途切れるのを待ちきれず撮り損なったし。
遊歩道を山の方に上っていくと展望台もある
が、残念ながら2つの橋を見下ろすことはできなかった・・・
周りの木々が少々邪魔でした (-_-)
下りてきて、しゃくなげ橋からあやとり橋を見上げると・・・
まぁ、そこそこ楽しめたかな♪ 状況次第ではもっと艶やかな景色なのだろう。
すぐ近くにある「平家の里」でも紅葉は楽しめるようだ。
「せんだん轟の滝」という名所もあったようだが、完全にノーマークでした・・・ (-_-)
落人伝説の里「緒方家」「佐座家」といった合掌造りの家もあるようだし、しょうがない、またいつか訪れるとしよう♪ こういった”秘境”は大好きだし♡
「平家の里」の前を通って一般道から国道445号線へ。
当然のことながら、周囲の山肌はしっかり紅葉しており、道沿いでも十分に楽しめる♡
秘境というだけあって手付かずの原生林が多く、素晴らしい景色を生んでいる。
国道445号線を北上すれば、ほどなく「梅の木轟公園」がある。
「梅の木轟の吊橋」
「樅木の吊橋」より、コッチの方が鮮やかに色づいていた♡
補助ロープや支柱を使用しないPC吊床版の橋、揺れはほとんどないしっかりしたもの。
補助ロープや支柱なしで、こんなしっかりした橋ができるんやね♪
こういうものを見る度に、”ニッポンの技術”はスゴイなと感心させられる・・・
どっかの国の橋だったら、すぐに落っこちそうだし♪
橋の上から
けっこう深い谷で秘境感たっぷり♪
イノシシやシカが我がもの顔で走り回ってそうやし、サルもおるやろな・・・
吊り橋を渡って、遊歩道を約300mほど歩けば・・・
「梅の木轟の滝」
三脚なんぞ持っていかなかったが、なんとかうまく撮れたみたい♪
古くから滝の存在は知られていたが、人里離れた場所で地形が険しくほとんど人目に触れることがなかったため
“幻の滝”と呼ばれていた。
紹介したスポットのみならず、五家荘全エリアで紅葉は楽しめそう♪
普通に走ってても道沿いはこんな感じやし♡
人が集まる観光スポットだけではなく、自分だけのお気に入りの場所なんかも見つかりそう♪
さて、あとは美里町の方に向かって帰路につくが、途中には「二本杉峠展望所」があった模様。
まったく気づかなかったか、ハナから寄る気もなかったのか・・・
せっかく来たのに、なんだか中途半端な訪問になってしまった。
地図を見ると、国道445~県道159、52号線を使ってグルっと回れそう(県道247号線を加えてもいいし)
五家荘には11の吊り橋があるようなので全部制覇しても面白そう♪
またあらためてゆっくり訪れるとしよう♡
紅葉情報
スポット名 | 五家荘 |
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例年の色づき始め | 10月下旬 |
例年の紅葉見頃 | 10月下旬~11月下旬 |
紅葉祭り | 五家荘紅葉祭 2018年10月28日(日)~11月30日(金) [問合せ先:五家荘観光案内所 0965-36-5800] |
紅葉する木の種類 | モミジ、カエデ、ブナ、ドウダンツツジ |
おすすめスポット | 梅の木轟公園吊橋 |
アクセス情報
住所 | 熊本県八代市泉町MAP |
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交通アクセス | 【電車】JR有佐駅からタクシーで約70分 【車】九州自動車道松橋ICから国道218号・445号経由で約90分 |
駐車場 | 無料 |
お問合せ | 0965-67-2111 八代市泉支所 総務振興課 0965-36-5800 五家荘観光案内所 |
備考 | 11月4日(日)・11日(日)・18日(日)は一方通行の交通規制予定あり。詳細は五家荘ねっと(http://www.gokanosyo.net/)参照 |
HP | 公式ホームページほか、関連サイトはこちら |
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