今回のドライブ・ツーリングは、鳥取県「大山環状道路」へ。
「蒜山大山スカイライン」からの続きである
蒜山大山スカイラインを岡山県真庭市から鳥取県日野郡江府町に向かって走ると県道45号線と交差する。
この県道45号線が「大山環状道路」の一部となるので、左折して右回りに一周しよう ♪
「大山環状道路」の場合、どこからアクセスするか、どっち周りに走るか・・・ 人それぞれとなるでしょう。
大山環状道路
大山環状道路は、鳥取県「大山」(標高1729m)の中腹を走る、一周約64.2kmの周遊ルートの通称である。
鳥取県道30号・赤碕大山線や、34号・倉吉赤碕中山線、44号・東伯野添線、45号・倉吉江府溝口線、158号・大山口停車場大山線で構成され、一部は冬季通行止めとなる。
区間ごとに道や景色の雰囲気が異なり、見上げる大山頂上付近の表情が変化するのが大山環状道路の魅力だ。
南の鍵掛峠からは断崖絶壁、北の一息坂峠からは鋭い岩峰、西の桝水高原からは端正な山容・・・など。
走り出してすぐに
左右に視界が広がる開放的な区間に!
そういえば「鬼女台展望休憩所」から大山方向を望むと、高原を貫く道が走ってたな・・・
今、そこを走ってるわけだ ♪
真っ直ぐな区間のあとは、ちょっとしたワインディング
大山の南壁もドーンと!
開放感たっぷりの雄大な景色を望みながらの楽しいドライブ ♡
野生の動物達が走り回ってそうな雰囲気だが、見かけないな・・・ 今の時期は観光客が多いしな。
そして山間部らしいワインディングとなってくる
御机神社の前後付近は山肌の紅葉が素晴らしいが、コーナーのペイントはイタダケない (-_-)
路面状況が思ったより良いのは、そんなに雪深い地区ではないのかな!?
「奥大山高原の駅 しろうさくろうさ」まで来ると
大山の南壁がだいぶ近づいてきた感じ ♪
「サントリー奥大山の天然水」のCM撮影地として知られている「木谷沢渓流」が歩いてすぐの所にあったらしいが、帰ってきてから知ったこと (-_-;) すぐ横には「奥大山スキー場」もあるぜよ。
ちょっとしたブナ林や
景色の良い区間を経て
この路線の一つのハイライト「鍵掛峠」
大山南壁の猛々しい白い綾線を背景に、黄、朱、赤に色づくブナの樹海がまぁスゴイこと・・・
点在しとる杉はアクセントになっとるけど、密集しとるやつはいらんな ・・・ 冠雪は欲しいけど。
ってか、「鍵掛峠」ってネーミングもスゴイよな。
「エンジン掛け峠」とか、「お出掛け峠」、「死に掛け」・・・ もうええわ!
惜しむらくは・・・
雑誌やネット上などで見る、手前に真っ赤なナナカマドを配した写真が撮りたかったのだが・・・
ナナカマドは、まだまだ見頃には遠かった。今回、構図には入れてましぇん (T_T)
ちなみにここは標高912mで、「大山環状道路」の最高地点でもある。
そしてこの後は、三ノ沢、二ノ沢、一ノ沢を跨いで行く。
この辺りはホント手付かずの自然が満載! キレイ!! 楽しい!!!
赤味は少ないが、緑、黄、オレンジの玉手箱や~ ・・・ んなこと言うとったらデブになるで (-_-;)
鍵掛峠から桝水高原へ向かう道路沿いでは、山頂から麓に沿って伸びる三つの”沢”を横断していく。
大山は全国でも稀にみる「崩落の山」で、年々山頂が低くなるほどに侵食が進んでいる。
崩れ落ちた石や岩を自然に流すためにできた沢だ。水は流れていない。
そしてT字路にぶつかり、左折すれば県道45号線を引き継いで走ることになるが、右折して県道158号線へ。
すぐに「桝水高原」が
大山の正面中腹(こっちが正面なんや!?)標高700〜900mの斜面に広がる草原。
冬場はスキーで利用されるリフトが、夏場は天空リフトとして活躍し・・・ これも知らんかったぞい (-_-;)
プロポーズにふさわしいロマンティックスポット「恋人の聖地」に認定されましたぁ! どーでもエエし (-_-)
頂上からは、日本海、弓ヶ浜半島、島根半島のパノラマが一望できる。
少し走ると
いよいよ日本海を望める位置に来たようだ。米子市、弓ヶ浜方面かな。
でも、ここから見上げる大山は・・・ なんかヘン。
沿道の黄葉がキレ~イ ♡
普段はアスファルトのグレーに、茶色と緑ぐらいしか色味がない(冬は緑が少々)けど、この時期はいいね ♪
ワインディングやけん、かっと飛ばなアカンのやけど(そんなルールは無い)ゆっくり楽しむ ♡
ほどなく「角磐山 大山寺」
佐陀川に架かる橋の上からだが、この方向には「大山」は観えない・・・ 反対側には日本海 ♪
紅葉スポットでもある「大山寺」まで歩いていくべきだったろうが、人出も多く、面倒になってきたのでパス!
山岳信仰に帰依する修験道の修行道場として栄えた大山寺。
平安時代以降、山岳信仰の仏教化が進むに連れて寺院が増え、最盛期には100を超える寺院と3000人以上の僧兵を抱えるほどだったらしい。
そしてここからは大山駐車場を右折して県道30号線へ
「大山国際スキー場」付近
その先には日本海・・・ ということは、日本海に向かって滑っていくわけだ!
なんか楽しそう ♪
この先でも当然、紅葉が迎えてくれる ♪
この辺りから、「大山」は北壁を望めるようになる。
大山国際スキー場の上に、恥ずかしそうにちょっとだけ顔を出している
こんな感じの区間を通ったり
山肌に色付いた木々を眺めながら・・・ ♡
そういえば、県道30号線に入ってからパッタリと交通量が減った・・・ ってか、ほとんどいない。
それまでは紅葉狩りの観光客でウジャウジャ車が走っていたものだが。
まぁ、おかげでゆっくり景色を堪能できるからいいけど ♪
「香取草谷展望駐車場」
ちょっとしたストレートも
「一息坂展望所」
「大山」北壁が拝めるハズなんだが、ちょうどお昼時、逆光で眩しい・・・ むうっ
周囲を一周している以上、どこかで逆光になるのは致し方ない (-_-)
再びちょっとしたストレートが
へ~、こんな時期に青々とした畑!?
何を作ってんのやろ?
そしてすぐ先で県道34号線へと右折。
道幅はやや狭くなるが対向できないほどではない。まぁ、たまに狭い所もあるけどね。
沢が流れてたり ・・・ って、水キレイやな~ ♪
落ち葉がけっこう目立つが、緑の葉っぱも多いな
林道っぽいワインディングは続くが、少しづつ標高が下がってきてるせいかちょっと色付きが悪くなってきた。
まぁ、下から上まで真っ赤っかなんてあり得んワケやけどな。
「船上山登山口展望駐車場」
船上山の頂上は広く平坦となっているが、東西及び北方は柱状節理(両輝石安山岩)による、高さ100m以上の断崖(屏風岩)で天然の要塞を成している。
なんか、てっぺんだけ髪の毛を残した人の頭みたい・・・ よくこんな形になるもんやな (-_-;)
自然の造形ってホント感心するが、標高687mはまったく色付いてないな・・・
「千丈滝展望駐車場」
屏風岩の南端には、頂上の台地から勢いよく流れ落ちる雄滝と雌滝があり、この2つの滝を千丈滝という。
あれっ!? 2つあったんや・・・ といっても、この位置からは2つは見えないゾ!?
ネットで確認してみると、こっちが「雌滝」のようだ。「雄滝」は水量が少なすぎて分からないのかな・・・
ここから見上げる「船上山」もいいな ♪
あの断崖が数kmに渡って続いてるってのもスゴイよな・・・
これはちょっと登ってみたい気もする。
「船上山ダム」から
船上山から千丈滝までをしっかり望める絶景スポット!
紅葉が見頃なら、凪いだ湖面に映るリフレクションも見応えありそう ♪
県道34号線は、ここからちょっと走った所で、道なりに行くと289号線へと変化する地点で右折する。
特別な景色は拝めないが、それなりの紅葉を楽しみながらしばらくワインディングは続く・・・
そして県道44号線と交差するので右折。
しばらく集落や田畑の中を走ってから山の中へ入っていくが、開放的な景色も待ち受けている。
「大山環状道路」を担う県道44号線の担当区間は短い。束の間のワインディングを楽しむが・・・
すぐに県道45号線にぶつかるので右折すると
すぐに「地蔵峠展望駐車場」
大山の東側と周囲の山々を望む絶景スポット ♡
ちなみに、同じ名前の「地蔵峠」は日本全国に30ヶ所ほどあるようだ・・・ 確かによく聞く気がする。
ヘアピンカーブの外側にあるので、出入りする際は気を付けなはれや。
ここから先も駐車場はいくつかあって
クルマを停めてゆっくり景色を堪能することができる。
大山はもちろん、日本海も遠望できるゾ!
「東大山大橋」
深い渓谷に架かる橋で、大山方向と倉吉市方面を眺望できる。
どちらを向いても、一面を紅葉が埋め尽くす・・・
さて、出発点である「蒜山大山スカイライン」との交点までは、あと少しだ
沿道を飾る紅葉&黄葉、走っとるだけでも目を楽しませてくれる ♡
時折、眼下に広がる景色さえも堪能しながら・・・
「蒜山大山スカイライン」との交点まで来たら一周完了だ。
いやぁ~、楽しかった !
有名な紅葉観光地だけあって人出は多いが、「大山寺」県道30号線以降はほとんど観光客はいない。
朝早くから有名所を回って、その後は県道30号線~へと向かえば人混みを気にせず楽しめそう ♪
さて、本日の宿「三朝温泉」へ向かうため、県道45号線を戻って行く。
途中で「大山環状道路」と離れ、そのまま45号線を倉吉市に向かい国道313号線へ。
案内板に従いながら走って・・・
15:30 チェックイン
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