「大台ケ原」の東大台で山歩きをしてきたゾ ♡
大台ヶ原は、三重県と奈良県の県境に位置する高原台地で、標高1695mの日出ヶ岳を主峰に森林、草原、断崖、瀑布、渓流、湿地が展開する大自然のパノラマゾーンが広がっている。
年間を通じて降水量が多く、屋久島に並ぶと言われるほどの多雨地帯である。
日出ヶ岳や大蛇嵓など主要な展望地がある東大台と、原生的な森林が広がる西大台の2つに大別され、登山道はビジターセンターを起点に4つのルートが整備されている。
東大台コース
一般向けの“東大台”は「東大台ヶ原自然観察路」が整備されていて、道中には案内板や動植物等の解説板が設置されており、比較的歩きやすいコースとなっている。
周遊コース:約9km 所要時間:約4時間
東大台コースの見どころ:日出ヶ岳→正木峠→牛石ヶ原→大蛇嵓→シオカラ谷
西大台コース
“西大台”は”モスフォレスト”と呼ばれる苔の多い林や広大なブナ等の原生林が広がり、静寂で神秘的な雰囲気を体感できるエリアである。
そんな貴重な大自然を残すために“西大台”は、日本国内で唯一の「利用調整地区」として入山者数の制限や利用のルールが設けられ、入山にあたっては事前に入山手続きが必要だ。
周遊コース:約10km 所要時間:約5時間
この他に、東側山麓の「大杉峡谷」を経由するルートがあり、全長約14km、標高差1200m、大杉谷登山口から大台ケ原まで少なくとも1泊2日を要する。
「大杉峡谷」は、富山県「黒部峡谷」や新潟県「清津峡」と並ぶ、日本三大峡谷のひとつである。
7つの滝と11の吊り橋が架かる、美しい宮川沿いの渓谷を楽しむことができる登山道。
エメラルドグリーンの沢と、雄大な滝を眺めながら歩く日本屈指の峡谷コースだ。
ここはホントに一度は訪れたかったが、いつの日かそれが叶う日が来れば・・・ いいな ^_^
大台ケ原
大台ケ原は、三重県多気郡大台町~奈良県吉野郡上北山村、川上村にまたがる高原地帯である。
「三津河落山」や「経ヶ峰」をはじめとする標高1400〜1600m級の山々と、これらに囲まれた東西5kmほどの大地状の大高原地帯で形成される。
鬱蒼とした森と木漏れ日の光条が出迎えてくれる ♪
足元のクマザサが”高地感”を盛り上げてくれてイイ雰囲気なのだが、「ツキノワグマ目撃情報!」というもっと楽しい情報も与えてくれる ♡
実際にバッタリしたら・・・ やっぱり挨拶ができないようなクソ人間にはなりたくないから、ここは元気よく「こんにちわ!」
視界が開けてきてイイ感じに ♪ さっそく立ち枯れの木がチラホラと現れる ^_^
ホント、ここはどこの山とも違う独特の雰囲気を持った景観やな・・・
下界は真夏でムシムシ状態だが、ここはサラサラで爽やか感満載 ♡
これは正木峠方向だが・・・ 標高1,695mの頂上には展望台があり、360度の大パノラマが楽しめる。
天気の良い日なら熊野灘を眺望でき、運が良ければ富士山を遠望することができる。
しかし海から湿った空気が流れてきて霧が発生しやすく、海が見えないこともしばしば・・・ らしい。
「正木峠」
なぜか赤い葉っぱもあって、キレイやな~ ♡
広い丘に立ち枯れの樹木や倒木が広がっていて、熊野灘まで見渡せるほど眺めのいい場所だ。
立ち枯れしたトウヒの風景が幻想的で、日出ヶ岳から正木峠までの間でシロヤシオ(見頃は6月上旬から中旬頃)の群生地がある。
笹の草地が広がり、トウヒの立ち枯れと倒木が・・・ スゴイわ~ (-_-;)
野生のシカも頻繁に出没するスポットでもある。
大台ヶ原の南東部、正木ヶ原や牛石ヶ原ではトウヒの立ち枯れと笹原が見られる。
1959年(昭和34年)に近畿地方を襲った伊勢湾台風が森林を破壊して地表に日光が差し込むようになり、苔類が衰退してミヤコザサが繁茂し始めたためである。ミヤコザサの繁茂はこれらを主食とするニホンジカの生息数増加を招き、大台ヶ原の森林を構成する樹木の幼木や樹皮がシカに採食されるようになった。
その影響で、林床に育成していた植物や樹木の幼樹が消失し、森林の世代交代(更新)が阻害されている。
「牛石ヶ原」
このあたりは草原のように平坦で歩きやすいところだ。
「神武天皇の銅像」は、大台ヶ原を開山した岐阜県出身の「古川嵩」氏が、神武天皇東征の故事に倣って1928年(昭和3年)に建てたもの。高さ約2m、銅像の本体の重量は約4.5tもある。
約800mの断崖絶壁! 秋になると先端は真っ赤に染まる!!
奈落の底は見えるし!? 風は強いし、めっちゃスリルあるで~ ♪
大蛇嵓から右手の崖には、落差約250mといわれる圧倒的なスケールの「中の滝」を望むことができる。
そういえば、誰かロッククライミングしてたぞ。見てる方がゾッとなるワ (-_-;)
大蛇嵓付近にアケボノツツジ(見頃は6月上旬頃)、シャクナゲ(見頃は5月下旬)を見ることもできる。
「シオカラ谷」
シオカラ谷までの道は「シオカラ吊り橋」まで長い下りが続き、シャクナゲ群生地でもある。
毎年5月中旬~6月初旬にはシャクナゲのトンネルを通ることができるゾ。
散々歩いて!? 喉はカラカラ、汗でシャツはびっしょり・・・ 川の水でもいただきましょ ♡
さらに、ここから駐車場までは長い登りとなる・・・ (-_-メ)
気軽にハイキング感覚で来てみたが、しっかり疲れた・・・
湿度が低いため、汗だくになった後でもサラッとしていて不快感はないのが救い。
もう一回来て、もうちょっとちゃんと写真撮りたい・・・
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