日本絶景街道を走る!

Just another WordPress site

安房峠

今回のドライブツーリングは、長野県~岐阜県「安房峠」へ。

午前中に「上高地乗鞍スーパー林道」を楽しんだ後、やってきた。
「白骨温泉」から県道300号線を湯川沿いに下り、国道158号線と合流し北上。
国道158号線は、乗鞍がマイカー規制なためけっこうな交通量(おそらく奥飛騨~高山方面へ向かうのだろう)だが、ほとんどは当然のように「安房トンネル」へ向かっていった。
安房峠の旧道へ向かうモノ好きは私ぐらい!?

実は、2021/10/28 に「平湯温泉」で宿泊し、「新穂高ロープウェイ」に乗って紅葉を楽しんだ後、地図を見てちょっと気になったので走ってみたのだ ♪
安房峠まで行き、松本側へは下りずに戻ってきたのだが、道中の紅葉景色と峠からの眺めが素晴らしかったのでいずれまた改めて訪れるつもりだった (^o^)

今回は、長野県側からアクセスする。
では、参りましょう ♡

 

安房峠

安房峠は、岐阜県高山市(旧吉城郡上宝村) と長野県松本市(旧南安曇郡安曇村)の間、飛騨山脈南部アカンダナ山と安房山との鞍部にある峠。

その旧道である延長約14.9kmの区間が、ドライブコース。
標高は1,790 mで、神通川水系・高原川の支流、安房谷と、信濃川水系・梓川の支流との分水嶺でもある。
例年11月中旬~5月中旬は冬期通行止めとなる。

 

走り始めて・・・

 

 

 

 

 

 

 

すぐにご覧の有り様! 素晴らしい秋の色彩が熱烈歓迎でお出迎え ♡
初っ端から一気にテンション上がる \(^o^)/

旧道に入ってからは・・・

 

 

 

 

 

 

 

緩やかにくねったストレート!?を9つのヘアピンで繋いだつづら折りの険しい登り坂が始まる。
(あらためて地図を見ると、ホント絵に書いたようなつづら折り・・・)
道路沿いは錦の御殿 ♪ どこを見ても紅葉真っ盛り ♡ ぶ・ら・ぼー \(^o^)/

時折・・・

 

 

 

 

 

 

 

向かいの山肌が垣間見れるが、こちらも当然のように「なんてったってアイド~ル ♪」状態!?
・・・って、ついさっきも「上高地乗鞍スーパー林道」で散々紅葉を観てきたのだが ^_^
ってか、さすがにこの状況だと”旧道”を走ってるクルマも多少はいるようで、何台かとすれ違ったゾ ♪

おぉ~!

 

 

 

 

 

 

 

なんだこりゃ・・・ (・_・;) 一気に視界が広がって上高地~穂高連峰を展望!! まさに絶景!!!
遠くに見える尖った山頂は「槍ヶ岳」かな ^_^ 長野県側の眼下は数百メートルの峡谷をなしている。
道沿いは相変わらずご覧の通り、黄葉&橙葉のトンネル状態 ♡

7つ目のヘアピンの・・・

 

 

 

 

 

 

 

外側には数台分の駐車スペースがあって、ちょっとした展望スポットになっている。
右側の斜面の奥に「上高地」、中央奥に見えるのは「穂高岳」。
でも、色味を含めた景色としては、さっきの場所の方が見応えあったな・・・
「穂高岳」はココまで上って来ないと見れんけど (-_-)
見た感じ、落葉も目立つし、もうちょっと早い時期だとこの辺りの方が色付きが良かったんだろうな (^_^)

9連ヘアピンを過ぎて少し走った先に10個目のヘアピンがある。
そこから「白骨温泉」に向かう林道があったハズなのだが、これこそが「上高地乗鞍スーパー林道・C区間」で、このヘアピンが「上高地乗鞍スーパー林道」の終点となる場所だった。
3つの区間、クリアしたかったなぁ・・・ (-_-)

9連続ヘアピン区間をクリアすると勾配も緩やかになり、なんとなくホッとする!?

ある程度標高を上げると・・・

 

 

 

 

 

 

 

やはり落葉が目立つ・・・ これは「焼岳」方面の景色かな!?
10個目のヘアピンを過ぎた後は、目に入る景色もまったく違うものになってくる・・・

なぜか・・・

ほぼ落葉した山肌の中に、黄葉の帯が・・・
あれはナニ!? イチョウ!? シラカバ!? ダケカンバ!? 気になるなぁ・・・

峠が近づくと・・・

 

 

 

 

 

 

 

勾配はフラット気味になり、コーナーのRもゆる~くなってくる。
安房山の山頂付近はやっぱり色味が無くなってきてる感じだね、常緑樹以外は・・・

あゝ「安房峠

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ”峠”に到着 ♡  まぁ、2度目なのでそこまでの感動はないが、それでも感慨深いものはある・・・
これは岐阜県側の景色で乗鞍岳方面だが・・・ 「乗鞍岳」が見えているわけではなさそう (^_^)
長野県側が松本市(旧南安曇郡安曇村)で、岐阜県側が高山市(旧吉城郡上宝村)だ。
それぞれ、「安曇村」「上宝村」でいいんじゃないの!? こんな山奥で”市”と言われてもねぇ・・・

その昔、松本より飛騨高山に至る道は本道と山道に分かれていた。
本道は、松本より木曽谷を下り、藪原・寄合度・野麦峠を経由して高山へ。
山道は、安房峠を経由する飛騨街道で高山へ達していたそうだ。

峠手前に・・・

 

 

 

 

 

 

 

「安房峠 茶屋」跡があり、取り壊されて更地になった今はちょっとした空き地になっている。
ここから、今しがた走ってきた長野県側を向くと・・・ 再び「穂高岳」の勇姿を眺望できる (^o^)
もうちょっと時期が早ければ紅葉景色と一緒に拝めたんだろうネ (^_^)

約700年前、この地を訪れた高僧「日蓮上人」が、飛騨国への通り道としてこの峠を越える際、あまりの難所に修行時代の苦しかったときを思い出し、自分の出身地である安房の国(千葉県安房の国小湊)の名を取って命名したと伝えられている。

茶屋があった頃は、「穂高連峰」を眺めながらここで一息入れられたんだろうが、今の交通量では廃業せざるを得ないわな (-_-)

峠から・・・

 

 

 

 

 

 

 

ほんの少し下った所にちょっとした展望所があり、大崩山&猫岳、四ッ岳、金山岩、十石山などを望む ♪
「乗鞍岳」は、やっぱりここからもビミョーに見えてないようだ・・・ 多分 (-_-)

色付く紅葉の山肌を・・・

 

 

 

 

 

 

 

縫って走る「飛騨街道」だが、この辺りもやっぱりボチボチ落葉が進んでいる風にも見える (^_^)
道路沿いの木々の隙間から覗く特徴的な山、峠からも見えてたが、これが「十石山」なのかな!?

道路状況は・・・

 

 

 

 

 

 

 

長野県側と大した差はないが、しばらくは回り込んだヘアピンなどは無く、のんびり下っていく感じ ♪
荒れている部分ももちろんあるが、”荒れ放題”というわけではなく、”酷道”という印象ではない。

たまには・・・

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとしたストレートも現れ、白樺の木々が両サイドを〆てくれる ♪
黄葉した葉っぱはけっこう散ってしまってるが (-_-;)
岐阜県側はそれほど険しさを感じない。散々いろんな山道を走っているワタクシの印象としても、北アルプスの只中を越える峠道にしては、それほど山岳道路的な雰囲気は無い。

標高を下げていくにつれ・・・

 

 

 

 

 

 

 

木々の葉っぱもどんどん色鮮やかになってくる ♡
峠から麓まで、ずっと紅葉のピークが続くわけないから、こればっかりはしゃあない・・・
今は中腹がピークということ ♡

おっ・・・

 

 

 

 

 

 

 

眼下に見えてきたのは平湯温泉街!?
「奥飛騨温泉郷」は、飛騨山脈(北アルプス)の麓に広がる、「平湯」、「福地」、「新平湯」、「栃尾」、「新穂高」の5つの温泉地の総称だ。
そのうちの一つが「平湯温泉」で、『白猿伝説』によると、武田軍はこの安房峠付近で疲弊したところを白猿に導かれて現在の平湯温泉を発見したと伝えられる。

「平湯」は古くから奥飛騨エリア有数の温泉地として知られてきたが、「上高地」や「乗鞍」にマイカー規制が敷かれてからはここを中継点とし、観光バスやタクシーに乗り換えるというスタイルが確立したため交通の要衝との役目も担うことになり、より一層の賑わいを見せるようになった。

最後に・・・

 

 

 

 

 

 

 

岐阜県側では希少である!?3連ヘアピンをクリアすると、目の前にど~んと現れるのが・・・
お待ちかね「乗鞍岳」 ♡
どうしても上部の電線が視界に入ってしまうがしょうがない・・・ クソっ (-_-)
たまにはワタクシの相棒もちょっと入れてパチリ ♡

ほどなく「平湯温泉」郷!?が現れ、「安房峠」は終了。

 

飛騨山脈に絡む峠道としてはもう一つ、乗鞍岳の南に「野麦峠」(1,672m)がある。
「乗鞍スカイライン」が乗鞍岳の北の肩を2,700mを超える高所で長野・岐阜の県境を越えているが、マイカー規制で実際に走ることはできない。

旧道「安房峠」は狭隘・急峻な酷道だが、1997年に火山帯を貫通する安房トンネル(4,370m)と安房峠道路が開通したことで大幅な時間短縮を実現し、5~6分!で通過できるようになった。

かつての旧道での安房峠越えは、天候や季節によっては8~10時間かかることもあったという。
「上高地」への入り口としてはもちろん、岐阜県側、長野県側ともに麓は北アルプス(飛騨山脈)山麓の観光地として栄えているため、かつては国道158号の長く狭隘なこの峠道に交通が集中していた。
行楽シーズンともなれば大型バスも通行、離合困難にて大渋滞を引き起こすこともあり、古くから信濃と飛騨を結ぶ交易の路なのだが、最大の難所として知られていた。

そうはいっても、旧道の魅力は計り知れない。
特に今の時期、紅葉が乱れ咲く!? 色とりどりに装った木々の合間を走り抜けるだけでも十分楽しめ、所々で北アルプスの勇姿を眺めながらドライブできるというのは、トンネルを走っていたのではムリな話。
峠茶屋跡でコーヒーでも沸かして、ブレイクタイムってのもオツかも ♡

 

国道158号線をしばらく西に走ると、今度は県道485号線との分岐点が現れる。
まっすぐ行けば平湯トンネルだが、左に曲がれば例によって旧道である。
当然、行ってみる ♡

周りの木々たちはそれなりに紅葉しているし、当然ながら交通量は皆無。
「平湯峠」からは「乗鞍スカイライン」への分岐もあるが、もちろん走れるわけもなく・・・
しばらく走った後、国道158号線と合流し、高山市へと向かう。

 

高山市からは、国道361号線を開田高原方面へ。
本日のお宿は、「信州開田高原 西野温泉 やまかの湯」だ。

チェックイン後、まずはビールを・・・ って、高山市からここまでの間コンビニが無かったんだよ (-_-)
女将さんに「館内に自動販売機はありますか?」「無いんですよ」
でもご心配なく、Don’t worry I’m wearing パーン・・・ 宿の隣りに酒屋さんがあったのを確認済み ♡

とりあえずビールを煽りながら、しばしのんびりとした後、温泉でまったりと過ごす。
さいこ ♡

夕食

 

 

 

 

 

 

 

いつも通り、ビール&冷酒なんだが、ここには「イワナの骨酒」なるものがあった。
熱燗より冷酒の方が好きなので、フツーに「冷酒」を注文したのだが・・・
せっかくなので(めったにお目にかかれない)「骨酒」にしとけば良かった (-_-) ばかちんが!

真ん中の・・・

 

 

 

 

 

 

 

画像は「イクラ」ではありません、「イワナの卵」です ♡
これはナカナカ珍しい・・・

「馬刺し」に・・・

 

 

 

 

 

 

 

「岩魚の塩焼き」、そして当然、「開田蕎麦」 ♡
蕎麦にピント合ってねえや (-_-)

利便性の良い場所でもないし!?、館内に自動販売機は無いし、露天風呂は無いし・・・
でも、なんか居心地の良い旅館だった。
女将さんは感じのイイ人だったし、美人だったし・・・ 多分。

ここ、絶対もう一度来そうな予感・・・

 

関連記事

  1. 戸隠バードライン

コメントをお待ちしております

サイトの紹介

本栖湖 富士山
「まだ見ぬ地に足を運んでおく」という趣旨で始まったドライブ・ツーリング。
「走りがい」のあるコースを設定していたのだが、思わぬ絶景に心を奪われ、いつしか「絶景&走りがいある道」がテーマに・・・
全国制覇がいつになるのかは分からないが、末永くお付き合いいただきたいm(__)m
yoshiboh125

ブログ統計情報

  • 2,924,899 アクセス

アーカイブ

さあ出掛けよう!