本日のドライブ・ツーリングは、「野麦街道」へ。
御嶽山周辺を走りつつ向かってみたい。
「山の方はまだ寒いかもしれないので、一応防寒着を持って行こう」
と、前日思っていたのだが、出発時にはしっかりと忘れたまま5:00に家を出る。
長野方面への定番ルートとなった、国道23号線~清流サルスベリ街道~羽島田園街道~名神高速・岐阜羽島IC
名神高速は早朝だというのに交通量(よく見ると他府県ナンバー)が多い。
中央道もいつもより交通量が多く、「やっぱGWだからか・・・」と、思っていたのだが、だんだん車の数も減っていった。
ー中山道ー
中津川ICで降りて、国道19号線 中山道へ。
市街地を抜けたら交通量も減り、木曽川沿いを気分良く駆け抜ける。
国道沿いには桜の姿もチラホラ見え、さらに木曽川対岸の景色にも桜が目立つ。
平野部ではとっくに散ってしまっている桜だが、この辺りではまだまだ”観ごろ”のようだ。
道の駅「賤母」にて小休止後、前走車と一緒に坦々と走る。
木曽町木曽福島で県道20号線へと乗り換え、まず最初の寄り道、王滝村へ行ってみる。
王滝川沿いの気持ちよいドライブコースで、木曽町三岳からは県道256号線へ。
少し行くと御岳湖(牧尾ダム)があり、ダムに向かって右岸を行く。
中低速コーナー主体の九十九折れが御岳湖の終わりまで続き、退屈はしない。
御岳湖を過ぎたところからは県道486号線でさらに王滝川沿いを上っていく。
県道は途中で終わり、そこから先は林道レベルの区間も交わってくる。
そして土砂崩れによる塞き止めで出来た自然湖が。
立ち枯れ木がなかなか雰囲気のある湖だ・・・
さらに先へ進むと、滝越の林道で・・・ おサルさん!
う~ん、300㎜望遠が欲しい
この辺りは林道が多くあるので、オフロードバイクがあれば1日中遊んでられそう。
だが、この辺りはまだ完全に冬景色やな・・・
あらあら、雪が降ってきたゾ!?
来た道を引き返し、今度は御岳湖の左岸を走る。
右岸と違い、ごく普通の山間国道といった感じでコーナーらしいコーナーは少ない。
右岸は2速3速中心だが、左岸は4速5速しか使わない。
王滝村からは御岳高原や、その先標高2000m付近の自然公園などへもアクセスできる。
今回はパスしたが(結果的には正解)、もう少し暖かくなったらまた来てみたい。
三岳まで戻って県道20号線を走り、途中の分かれ道を県道473号線へ進路を変える。
途中からは白崩林道(霊峰ライン)となるが、これがまたスゴイ!
霊峰ライン
霊峰ラインは、長野県木曽郡木曽町三岳から御嶽山六合目中ノ湯に至る、延長?km白崩林道の通称である。
上り始めは御嶽教の信者さんの霊神碑が沿道に多く、異様な雰囲気を醸し出している。
さらに上って行くと、1~1.5車線の急勾配&ヘアピンの嵐!!
視界が広がるポイントはほとんどないし、、景色も走りも楽しめない。
また雪が降ってきたし・・・
倉越高原へ向かうルートが途中にあるが、とりあえずパス。
なんとガソリンが心細くなってきたので、寄り道なしで国道361号線を目指す。
中山道から外れてここまでに、G・S1軒しか見ていない気がする・・・
残雪なんてもんじゃない、これより上はもっとすごかった・・・ 終点まで行って引き返して来る。
天気さえ良ければ景観もいいのかな?
御嶽ロープウェイ・鹿ノ瀬駅方面への別れ道、神王原から先が御嶽ブルーラインで、ここからは下って行く。
御嶽ブルーライン
御嶽ブルーラインは、長野県木曽郡木曽町三岳・霊峰ラインの神王原から木曽温泉に至る、延長?kmのドライブロードである。
名前は立派だが、林道レベル。
しかし鹿ノ瀬駅付近は視界が広がり、北アルプスの絶景を眺望できる。
青空も広がってきていい感じになってきた。
走りを楽しめるコースではないが、新緑や紅葉を眺めながらのドライブは気持ち良さそう。
夏は涼しいだろうし・・・
ー木曽街道ー
突き当たりは県道20号線で、開田高原方向へ向かう。
この辺りは高原銀座!? 他にも御岳高原、倉越高原、飯森高原、日和田高原などが付近にある。
開田高原を横目に国道361号線(木曽街道)へ。
高山方面へ向かうのだが、相変わらずG・Sがない。
高山まで54kmの表示板だが、道は峠へと入っていく・・・ こりゃ、高山市街までスタンド無いな(-_-;)
長峰峠でUターンし、国道19号線方面へ(19号までなら27kmの表示板があったし・・・)
山道に入ると御嶽山が!
残念ながら、頂は雲がかかっている・・・
九蔵峠には展望所もあり、道沿いにも展望できるポイントはいくつかある。
雲が・・・
恥ずかしがり屋の御嶽山は、顔を見せる気がないらしい・・・
有名な!?開田高原アイスクリームのちょい手前でG・S発見!
無事給油を終え、一旦はそのまま国道19号線に出るつもりで走りだしたのだが・・・
やはり最初の予定通りにすべく、またもやUターン。
もう一度御嶽山の雄姿を眺望しつつ(なかなか今日は顔を出してくれないが)長峰峠へ向かう。
木曽街道はツーリングライダーも多い。
確かにこの辺りはツーリングコースとしては最高だわな♪
長峰峠を越え、渓流沿いの適度なワインディングを快適に走った先には高根乗鞍湖が。
湖岸を少し走ると、県道39号線・野麦街道と交差する。
いよいよ ”あぁ 野麦峠” だ。
野麦街道
古くから信濃(長野県松本市)と飛騨(岐阜県高山市)を結ぶ道、飛騨女工の通い道、越中(富山県)のブリを運んだ道として知られるが、現在はメインルートとしては使われていない。
グングン標高を上げながら1~1.5車線の九十九折れが延々と続く・・・
そんな印象だが、
それよりも何だこの雪は!
世間はゴールデンウィークで浮かれているし、桜もとっくに散ってしまっているというのに・・・
ここはよその国か!? 忘れてきた防寒着がうらめしい(-_-;)
吹雪じゃん!
さむいよ~、さむいよ~
ひょんなことで、野麦の過酷さを身をもって知ることとなる。
峠には、お茶屋さんとか「峠の資料館」なんかもあるのだが、寄っていく気にもならない。
っていうか、やってんの!?
”政井みねの墓”も見たかったが、そんなことはすっかり忘れていた。
さむいよ~、さむいよ~
長野県側の下りは岐阜県側とはちょっと印象が異なり、幾分穏やかな感じだ。
岐阜県側は視界が広がるようなポイントはほとんどなかったが、長野県側は多少ある。
天気の良い日や、新緑、紅葉の時期だとどうなのか・・・ 興味あるな♪
岐阜県側は、眼下は崖の下という状況が多いが、長野県側は両サイドを林で囲まれている区間が多い。
車線こそ似たようなものだが、コーナーが幾分緩やかで、九十九折れもしつこくない感じ。
野麦街道はこの後、梓湖畔で国道158号線と交わり、松本市まで続く。
が、今回は県道26号線を使って境峠経由で中山道へ戻る。
境峠を過ぎた白樺平 別荘地にはたくさんの別荘が立ち並ぶ。
中山道を坦々と走りながら周りを見渡すと、朝見た光景と一緒で桜が結構咲いている。
さっきまで真っ白な雪景色を観ていたことがウソみたい。
帰りの中央・名神高速は渋滞を覚悟の上だったが、拍子抜けするほど普通の流れだった。
まあ、ある程度は予測しながらのルート選びなのだが・・・
それでもラッキーと思いつつ、
19:00帰宅
走行距離 ・・・
ゴールデンウィーク期間中に、まさか雪に降られるとは予想もしなかった。
しかも野麦峠付近では吹雪と言っていいぐらいの横殴りの雪!
過酷な峠越えで知られる野麦峠を身を持って体感できたわけだが、真冬だとどうなるの!?
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